実は老舗や隠れ名店の宝庫。はま旅Vol.59「吉野町編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第59回は、鎌倉街道沿いの“通過点”と思われた吉野町駅。実は老舗や隠れ名店の宝庫だった!
ライター:桐生 由美子
吉野町には新しい店もあるある
最初は不安でいっぱいだった吉野町の旅。思っていた以上に楽しいじゃないか。収穫も大量だ!
そんなことを思いながら、あと少しあと少しと散策を続けていると、どこからともなくいい香りがしてきた。
「んん~、コーヒーの香りだ」。
香りのする方へ歩くと、マンションの1階で足が止まった。『POTIER COFFEE』(ポティエ コーヒー)、自家焙煎珈琲の店と書いてある。吉野町の旅では初のお目見えの、なんだかかわいらしい店だ。
湘南や鎌倉の路地裏にありそうな佇まい
小さなスペースに珈琲の樽がいっぱい
1年半前にオープンしたポティエの店内に並んでいる珈琲豆は、世界各国の高品質のモノを厳選。「注文をいただいてから焙煎しているので、新鮮でおいしい珈琲を味わえますよ」とオーナーの郡司さん(店内写真奥左の女性)。イートインもできるので、寛いでいくお客さんも多いとか。
1番人気の「ポティエブレンド」
今まさに焙煎中!香ばしい香りがたまらない
お土産にも人気の「コーヒー栽培キット」(800円)
吉野町の旅もこれで終了!と思ったが、ちょっとかわいい看板が目に入ってしまった。『キッズハウス チャビィ』、24時間保育園のようだ。
ダメもとでインターホンを鳴らすと、園長先生自ら出迎えてくれた。
外壁には子どもたちも喜びそうなかわいらしいイラストが
園内の様子も見せてもらえることに!(許可を得て撮影しています)
子どもたちも保育士も本気で遊んでいる…
子どもたちから「らいおんさん」と親しまれる園長
開園したのは、2011年4月。ちょうど1年前。しかもらいおんさんはプロカメラマンでもあるとのことで、仕事で忙しいお父さんやお母さんの代わりに、子どもたちの成長写真も撮ってくれるのだ。
らいおんさん撮影の1枚。浴衣を着て嬉しそう(写真:チャビィ提供)
子どもたちの明るい笑顔に見送られ、吉野町の旅は終わった。
取材を終えて
1日歩き回り、吉野町のイメージが変わったことは言うまでもない。鎌倉街道の通過点ではなく、老舗と新顔が入り混じる、なんだか居心地のいい街だった。
おもやで買った小豆の甘納豆は仕事の合間に。ホッとできる味が◎
■今回のはま旅「吉野町」周辺
(googleマップより)
・「お三の宮 日枝神社」横浜市南区山王町5-32
・「㈱ベル・ファニチャー 本社・ショールーム」横浜市南区吉野町4-17-3
・「㈱築地活字」横浜市南区吉野町5-28-2三進興業ビル1F
・「レストラン バー アッパー」横浜市南区吉野町5-22-33 YSNビル2F
・「おもや甘納豆 吉野町店」横浜市南区吉野町3-7
・「ポティエコーヒー 吉野町店 (POTIER COFFEE)」
横浜市南区吉野町2-4-32 ランドステージ吉野町駅前1F
・「キッズハウス チャビィ」横浜市南区吉野町1-3
― 終わり ―
ushinさん
2012年12月18日 02時08分
「築地活字」の平工さんとあるが、吉野町一丁目(保育園の向かい辺り)に「平工商店」というオフセット版などの写真製版を扱う会社がある。もしかすると関係あるのかもしれないな。ここで会報の印刷や、面白半分で樹脂版作ってもらってハンコにしたりとか、お世話になってる。また、デザイン工房もやっていて、名刺なんかをその場でデザインして作ってくれる。