ドラマ版「私立探偵 濱マイク」の舞台は今どうなっているの?
ココがキニナル!
2002年ごろ放送されていた永瀬正敏主演のドラマ私立探偵濱マイクの舞台が今どうなっているか気になります。(yoshihiroさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
昭和の香りを残す建造物は多くが解体されてしまったが、いまだ変わらず残っている建造物や店舗もある。今でも多くのファンが訪れている。
ライター:ナリタノゾミ
「ごっつ旨い」焼きそばの店(南区・三吉橋商店街)(つづき)
作中でナオミが「ごっつ旨い」と讃えた焼きそばの隠し味は、麺をほぐす時に使うおでんの汁。
焼きそばを作る愛子さん
おでんはじっくり煮こまれている。大根もホロホロの状態
お好みでコショウをかける。少し多めにかけるのがツウの食べ方
この日もおでんをテイクアウトする常連さんとの会話で店内は賑わっていた。街の雰囲気は変われど、変わらない日常風景だ。
2年前にご主人に先立たれた際は、閉店も考えたとのことだが、現在も親族と力を合わせて元気に店を切り盛りしている。
女将の磯村愛子さん(左)。妹さん、義弟さんとともに
ハツラツとコテを振るう女将さん(イラスト:ナリタノゾミ)
何気なく登場していた横浜の名所(南区・清水ケ丘)
第5話「花」にて、狭いトンネル内を自転車に乗りながら「金がない・・・」などとボヤくマイク。そこへ、謎の女(hitomi)がオモチャの拳銃をマイクに向け「バキューン!」と叫ぶ。
長いトンネルの中でママチャリを漕ぐマイク(ドラマ再現イラスト:ナリタノゾミ)
このシーンの撮影が行われたのは、南区の清水ケ丘にある大原隧道(ずいどう)。
歩行者・自転車専用のトンネルだ。
トンネル内部。延長は254メートルにも及ぶ
1928(昭和3)年、水道事業の一環として建設され、現在も蒔田・磯子方面の水道本管がトンネル内部に埋設されているという。
清水が丘一体はプロムナードになっており、老若男女の憩いの場となっている
トンネル入り口
付近には獅子頭共用栓がある。明治時代に使用されていた近代水道の歴史的遺産
なお、大原隧道はドラマ放送後の2006(平成18)年、土木遺産に選定されている。
焼過煉瓦と花崗岩で装飾した入り口のデザイン性とともに、水道幹線路と公道が一体になっているのが珍しいという点を評価されたのだという。
取材を終えて
放送から10年の月日を経た現在でも、マイクの息遣いが聞こえるような横浜の風景は、まだ少なからず残っている。
-終わり-
コーヒー マツモト
所在地/横浜市南区真金町2-12
営業時間/7:00~19:00
定休日/不定休
磯村屋
所在地/横浜市南区八幡町4
営業時間/10:00~17:30
定休日/水曜日
大原隧道
所在地/清水ケ丘
京急南太田から徒歩約15分、バス停「南センター」から徒歩約5分。
トプ・ガバチョさん
2014年03月31日 07時20分
磯村屋の手前、三吉橋のすぐ近くに食道苑と言う焼肉屋さんがありますが、確か第1話でマイクが久しぶりの相談料をもらって、仲間に焼肉を大盤振る舞いする話があり、それがこの店で撮影されたものだそうです。店自体は建て直されてきれいになりましたが、店内に撮影時の写真が飾ってありました。とても面白いドラマでしたが1クール13話で終了しちゃったのが惜しいですね。
nori132001さん
2014年02月04日 08時36分
お洒落感満載のドラマ「私立探偵濱マイク」のシーンの数々が鮮やかに蘇ってくるようです。
ノリスケさん
2013年03月14日 00時49分
マニアックな取材お疲れさまです。イラストにやられました!本当に町の様子もずいぶん変わってしまいましたが、まだまだ残っている場所もあります。さて、横浜みなと映画祭2013(3/16-20)濱マイク大回顧展では、ロケ地ツアーを毎日実施!記事に出てくるコーヒーマツモト、磯村屋コース、映画の舞台となった都橋商店街の「スナック幸子」に潜入コースも。個人ではためらってしまう場所へもご案内しますので、はまれぼさんもぜひ!(宣伝でごめんなさい〜)