相鉄駅員の制服が青とベージュの2種類ある理由とは!?
ココがキニナル!
相鉄線の駅員さんの制服、ズボンが青とベージュの2種類あるみたいなのですが、何がちがうのでしょうか。(clarinetさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
一般職がパープルグレー、管理職(駅長・助役)用がベージュと決められている!ちなみに、ズボンの色が2種類あるのは夏服のみ。
ライター:沢村 友美
相鉄駅員の制服には青とベージュの2タイプがあり、その違いを調査せよ!という今回のキニナル投稿。
取材に対応してくださったのは、相鉄線横浜駅西口にある天気情報電光掲示板の記事でもお世話になった、相模鉄道株式会社経営管理部の和田さん。数パターンある制服の全バリエーションが揃うという、泉区にある同社の資材センターを訪問した。
相鉄の備品、事務用品などを管理する資材センター
「青」に隠された真実
単刀直入に聞いた。青とベージュはどう違うんですか?
「色は職位の違いを表しています。夏服の場合ですが、一般の駅員・乗務員は青、駅長・助役がベージュになっています」。助役というのは、駅長の補佐や代理業務を行う人のこと。
ある程度予想をしていた答えだったので、ひと安心。するとその油断をついて、和田さんが予想を裏切るひと言を発した。「ところでその『青』ですが、実際は『パープルグレー』なんですよ」
なぬっ!?青じゃないってことですか?
「確かに青に見えると思いますが、この生地はパープルとグレーの2色の糸から作っているんです。だから社内では一応『パープルグレー』と呼んでいます」
一般駅員・乗務員用「パープルグレー」の夏服
そう聞いて改めて見てみたが、やっぱり見た目は青!グレーがかってはいるけれど。
この夏服、以前はネクタイを着用していたが、去年からはクール・ビズを取り入れ、外してもよいことにしているそう。
モデルになっていただいたのは、資材センターのスタッフ秋山さん。せっかくだから誰かが着ているところを撮影したいと無理を言い、着せ替え取り替えの撮影会を敢行!
駅長・助役用「ベージュ」の夏服
明るい色が夏らしくてとっても爽やか。駅員さんの制服というと黒や紺などのダークカラーが多いイメージなので、白に近いベージュは珍しく思え、清潔感もあって好印象だ。
だけど「やはり汚れが目立ちやすく、手入れが大変。それに生地が厚手なので、見ため以上に着ている本人は暑い!」とは、元駅長でこの制服をかつては毎日のように着ていたという和田さんの実体験談。
冬はネクタイで見分けよう
続けて、冬バージョン。
一般駅員・乗務員用の冬服
一般駅員・乗務員は、夏と同じ色のズボンの上にシングルのジャケットとブルー系のネクタイを着用。
駅長・助役用の冬服
駅長・助役は、ジャケットがダブルで、ネクタイがエンジ系だ。
ご覧の通り、冬はどちらの職位でも「パープルグレー」が採用されている。役職を見分ける場合は、冬はネクタイに注目すると分かりやすいだろう。
これら基本の4パターン以外に、女性バージョンもある。一般用の冬服は男性が2つボタンなのに対して、女性は3つ。更にジャケットのフロント部分の合わせが逆になっていたり、帽子の形が丸みを帯びていたり、細かな違いがある。