横浜で一番おいしいカルボナーラを探せ!Vol.3
ココがキニナル!
スパゲティナポリタンが流行っていて色々食べ歩きました。人気のスパゲティと言えば、ナポリタン以外にもカルボナーラもあると思います。横浜で一番おいしいカルボナーラを取材してください(うずらさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
超濃厚なクリーム系カルボナーラの「ザ・ニューヨークカフェ」と、パスタの概念が広がるローマの本格的なカルボナーラの「パパダビデ」をご紹介!
ライター:吉澤 由美子
読者の方にマイフェイバリットを見つけてもらうため、「これは!」というこだわりを感じさせるおいしいカルボナーラを紹介し、一番おいしいお店を決めていくこのシリーズ。これまで2回に渡って、合計4店を紹介してきた。
前回紹介した「ほわいとべあ~」のカルボナーラ
第1回は、横浜ベイホテル東急内「カフェ トスカ」と横浜駅近くの「リトルキャット」。第2回は相鉄線鶴ヶ峰駅の「ほわいとべあ~」と横浜駅近くの「ラ・ベルデ横浜店」。この4店は、日本風にアレンジされた「クリーム系パスタ」としてのカルボナーラを出すお店。
さて、今回はどこを紹介しようかと考えていると、「そろそろ生クリームを使わない本場風のカルボナーラも」と編集長・吉田が言い出した。読者の方のコメントに本場のカルボナーラを出すお店情報があって、それがキニナっている様子。
ということで、今回はコメントでオススメされていたお店の中から、日本風にアレンジされたクリーム系と、本場ローマ風のカルボナーラを出すお店を1つずつご紹介!
超濃厚! 「ザ・ニューヨークカフェ」で絶大な人気を誇るカルボナーラ
JR関内駅から歩いて2分の「ザ・ニューヨークカフェ」は、地中海料理からタイ料理まで、ジャンルにとらわれない、おいしい料理とお酒を気軽に楽しめるお店。
看板ロゴもドアの感じも、ニューヨークっぽい(行ったことないけど)
国道16号線に面した入口のドアを開けると、すぐに階段がある。降りていくと正面に厨房とバーカウンターがあって、右手のフロアは壁際にぐるりとソファが配されたテーブル席。
ほどよくビンテージの入った居心地のいい空間
大きな鏡はくすんでいて、天井の少しすすけた感じが隠れ家っぽい。
階段の左手にはバーカウンターがもうひとつあって、そちらはさらにディープ
案内してくれたスタッフのサムさんに伺うと、鏡のくすみはレトロな雰囲気を出すためにわざと入れている。「オーナーがニューヨークでマティーニの旨い店をみつけて、そこにインスパイアされた内装なんです」とサムさん。
「昔から日本が大好き」なサムさんはスリランカから4年前に来日。今は料理の勉強中だそう
料理長のコマさんは先祖にインド人がいるらしい。このお店は人種のルツボであるニューヨークをお手本にしているだけあって、スタッフもグローバルなのだ。
料理長のコマさんは、マレーシアでエスニック料理修行を積んだキャリアの持ち主
「とりあえずビール」と言いたいところをぐっとこらえて、お店の名物であるカルボナーラを注文。
スモーキーなベーコンをフライパンに投入して少し温めたら、ベシャメルソースとたっぷりの生クリームを加えていく日本風にアレンジされたクリーム系のカルボナーラ。
生クリームの量が味の決め手
これだけでも濃厚なソースに、コマさんの大きな手の平でひとすくいされたパルミジャーノ・レジャーノチーズが入る。
どかっと投入されるチーズ
茹でたてのパスタがソースをまとったらできあがり
テーブルに運ばれたカルボナーラは、真ん中に卵黄が乗っていて、挽きたての黒こしょうと削ったチーズがたっぷりかかっている。
チーズの豊かな香りがたまらない。超濃厚カルボナーラは税込1000円ジャスト!
卵黄を割って絡めて口に運ぶ。噂にたがわぬ濃厚さ! ベルシャメソース&チーズのおいしさが「これでもか」と口の中に広がる。一口食べたら、どんどん食べ進めずにはいられない味で、ヤミツキになる人の気持ちがわかる。
ザ・ニューヨークカフェでは、飲んだ後のシメにこのカルボナーラが絶大な人気を誇る。「シメでも飯ものではなく、カルボナーラばかりですね」とコマさん。
カルボナーラへの助走としてアルコールと楽しみたいメニューでは、シーザーサラダやカルパッチョがオススメだそう。厚切りのベーコンステーキを乗せたシーザーサラダは、ソースも手作りのガッツリ系。カルパッチョは、市場で毎日仕入れる新鮮な魚介を、バルサミコのソースで仕上げたサッパリ系だ。
ごま醤油の隠し味が旨味を引き出すカルパッチョ(980円・税込)
「本場の作り方とは違いますが、このカルボナーラはウチの名物メニュー。楽しみに来てくださるファンが多いので、これからも味を変えずに提供していきたいですね。もちろんカルボナーラだけ食べにきていただくのも大歓迎です」とコマさん。
階段下やホールの後方には2~4人用の個室もある。
ザ・ニューヨークカフェのクリーミーで超濃厚なカルボナーラには、定期的にむらむら食べたい気持ちに襲われそうな、ヤミツキ系の魔力があった。