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港北区綱島東のパナソニック事業所跡地に米・アップル社の技術開発センターなどが進出!

ココがキニナル!

アップルが横浜に進出?(まこたんさん、ばんどさん、yakisabazushiさん、nobさん、mamofuru1さん、九巴さん、横浜初心者さん、そうてつボーイさん、ちびおさん)

はまれぽ調査結果!

パナソニック事業所跡地に米・アップル社や商業施設のほか、次世代型住宅100戸を整備。横浜市もこの取り組みを支援

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ライター:はまれぽ編集部

横浜に次世代型スマートシティー



はまれぽでも過去にその活用について報告してきた、横浜市港北区綱島東4丁目の「パナソニック事業所跡地」の活用方法がついに決まった。

2015(平成27)年3月25日、パナソニック(本社:大阪府門真市)・野村不動産(本社:東京都新宿区)・横浜市の3者は環境に配慮した集合住宅や商業施設、技術開発施設を併合した「次世代都市型スマートシティー(=環境配慮型都市)」の整備に着手すると発表した。
 


活用方法が決まったパナソニック事業所跡地(2015年3月26日撮影)
 

3社による会見の様子(提供:横浜市)
 

1960(昭和35)年に開業、2011(平成23)年に閉鎖したパナソニックの携帯電話工場跡地は敷地面積約3万7900平方メートル(横浜スタジアム1.4個分)。東急東横線綱島駅から徒歩10分ほどの場所に位置している。
 


1980(昭和55)年ごろの工場の様子(提供:パナソニック)
 


綱島駅とパナソニック事業所跡地の位置関係
 

「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(※以下「TSST」)」という名称で、

(1)スマートタウンマネジメントゾーン(約3500平方メートル)
(2)スマート集合住宅ゾーン(約3600平方メートル)
(3)スマート技術開発ゾーン(約1万2500平方メートル)
(4)スマート商業ゾーン(約1万8300平方メートル)

の4つに分け(ゾーニング)、2018年度の「まちびらき」を予定している。
 


TSSTのゾーニングイメージ(提供:パナソニック)
 

開発における環境配慮方針として3者は、

(1)地区全体でのエネルギーマネジメントの実施によるエネルギーの最適利用
(2)再生可能エネルギーなど、環境負荷の少ないエネルギーの導入
(3)災害時にも利用できるエネルギーシステムの導入
(4)環境負荷軽減に向けたモビリティシステム(例:チョイモビなど)の導入や環境整備

を掲げ「マネジメントゾーン」では水素エネルギー供給拠点などの導入も視野に入れている。
 


環境配慮型の車両システム「チョイモビ」
 

このほかスーパーマーケット「アピタ」や「ピアゴ」を手掛けるユニー(本社:愛知県稲沢市)が「商業ゾーン」、野村不動産が「集合住宅ゾーン」で100戸程度の保育施設を兼ね備えた集合住宅を2015年度以降、順次整備する。
 


さまざまな環境配慮型の施設が整備される
 

「技術開発ゾーン」にはアメリカのIT大手・アップル社が自国以外では初めての施設となる「技術開発センター」を建設する。着工は2015年度、完成は2016年度を予定している。