横浜DeNAベイスターズに加入した現役メジャーリーガー2投手の入団会見をレポート!
ココがキニナル!
横浜DeNAベイスターズが獲得した新外国人、クライン投手、パットン投手の入団会見の様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
昨季、米・フィリーズで活躍したクライン投手は「全力を尽くす」、カブスから加入するパットン投手は「横浜の一部になりたい」と意気込み
ライター:はまれぽ編集部
メジャーリーガー2人が加入!
昨季ともに米・メジャーリーグの舞台に立ったフィル・クライン投手(写真下左)とスペンサー・パットンの入団会見が2017(平成29)年1月27日、横浜市内の球団事務所で行われた。
前日に入団会見を行ったシリアコ選手・ウィーランド投手とともに、チームを19年ぶりの頂点に導く。
メジャーリーガーが2人並ぶと圧巻!
1年契約で年俸1億5000万円(金額は推定)、背番号「49」のクライン投手は昨季、先発・中継ぎをこなし、テキサス・レンジャースとフィラデルフィア・フィリーズで12試合に登板。
勝ち星はつかなかったものの、2メートルを超える長身から最速で時速約153kmの角度のある直球を投げ込む。
デカイ! 建築を学んでいたというパットン投手が計測。お茶目
高田繁(たかだ・しげる)ゼネラルマネージャー(GM)も「オフの目玉としてずっと追いかけていた。彼がやってくれなければ、誰がやるんだ、というくらいの投手」と、先発の柱として期待を寄せていて、本人も「来たからには全力を尽くす」とやる気十分。
新天地での活躍を誓った
クライン投手と同じ1年契約で、年俸9000万円(同)、背番号「53」を背負うパットン投手。過去3年間は主にマイナーリーグでクローザーとして活躍。
昨季、108年ぶりにワールドシリーズを制覇したシカゴ・カブスに所属し、リリーフ投手として16試合に登板し、地区優勝にも貢献した。
クローザーとしての経験も豊富
高田GMは「山﨑(康晃〈やまさき・やすあき〉投手)がクローザーとしてやってくれるのが一番だが」と前置きしたうえで、「昨季は夏場に不安定な時期があった。2人で競争してもらえれば」と、ルーキーイヤーから大車輪の活躍をしてきた「小さな大魔神」も、そのポジションが安泰でないことを示した。
クローザーによる争いがチームのレベルアップにもつながる
また、高田GMは2人の前日に会見したウィーランド投手とともに2月22日の韓国代表との練習試合に登板させる予定であることを明かした。
クライン投手は「横浜DeNAベイスターズはファンがとても熱心で、昨季はチームも成績が良かったと聞いている。今シーズンはそれよりもいい成績が残せるよう、全力を尽くす」と力強い言葉。
天井から落ちてくるようなボールは打者にとって脅威
世界一になったカブスでは「若いチームということも似ているし、勝っても負けても、クラブハウスの雰囲気がすごくよかった。このチームも同じような感じだと聞いている」というパットン投手。
実際、試合前のミーティング終了後にラミレス監督の「ムジカ!(ラテン語で『音楽』)」という合言葉で、キャプテンである筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手がノリノリのラテンミュージックをかけるのがチームに浸透してきたという。
会見中に笑顔も! すでに2人のコミュニケーションはバッチリ?
「同じ姿勢を続けていけば、優勝に近づけるのでは」というパットン投手は「目の前の試合に集中し、勝つことでファンと楽しみたいし、横浜の街の一部になりたい。街で見かけたら、いつでもサインに応じるので気軽に話しかけてほしい」と話していた。
気持ちはすでに「I☆YOKOHAMA」
取材を終えて
パットン、ウィーランド、クラインの3投手とシリアコ選手という新入団の4人に加え、勝負強い打撃が魅力のエリアン選手、昨季キャリアハイの34本塁打を放ち、チームの主軸として欠かせないロペス選手と、外国人選手の競争も厳しい。
チームが1998(平成10)年以来の日本一に輝くには、新戦力の活躍は欠かせない。
2月1日のキャンプインはもうすぐ。横浜DeNAベイスターズの頂点を目指す戦いが始まる!
―終わり―
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