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みなとみらいレポート・世界への玄関口、海沿いに作られる新施設とは!?

ココがキニナル!

完成に近づいていくみなとみらい21。どんな街になっていくのかキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)

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ライター:はまれぽ編集部

開発が進み、どんどん空き地が埋まっていく「みなとみらい21」。
さまざまな企業がホテルやライブハウスなどの建設を進めているようだが、ニュースや新聞を見ても、どこになにができるのかいまひとつよく分からない。
 


数年前までなにもなかった土地に、続々と立派なビルが建っていく

 
そんなみなとみらいの姿を知るには、実際に歩いてみるしかない!

はまれぽでは、みなとみらいで建設中の建物や施設について取材し、みなとみらいがこれからどのような街になっていくのかをシリーズで追いかけることにした。
 


今回のレポートは赤丸のエリアが中心だ(地図は横浜市HPより)

 
 
 

みなとみらいは「階段」型?


 
第1弾の今回は、みなとみらいのランドマークである横浜赤レンガ倉庫をスタートして、海沿いの建設予定の場所を巡ってみよう。

実は、みなとみらいは市が定めた地区計画によって、エリア毎に建物の高さ制限が設けられている。簡単にいえば、海側には高さが低い建物、そして陸地に向かうに連れて高い建物を建てることで、「階段状」の構造になっている。

これにより、陸地から海へ向かう空間的な広がりが確保されることになる。「海から見た美しさ」も考慮された街づくりが進められてきたのだ。
 


取材日はクリスマスイベントの真っ最中

 
赤レンガ倉庫のような、高さではなく広場としてのにぎわいを持つ建物は、まさにみなとみらいの計画にぴったりというわけ。

さて、そんな赤レンガ倉庫から向かうのは、外国人客を強く意識したみなとみらいを象徴する施設で、新港地区に建設を予定する「客船ターミナル」を目指す。
地図でいうと、(1)の場所を目指して歩いていく。
 


矢印の方向へ向かうと・・・

 
赤レンガ倉庫を出て、横浜コスモワールドの観覧車が見える西方向に歩いて行く。
 


ランドマークタワーなど、高い建物は遠くに

 


「近未来的」と評判の歩道橋が見えてきた

 
目印になるのが、交差点に見える円形の歩道橋「サークルウォーク」。ここを右に曲がると見えてくるのが、2016(平成28)年3月にオープンしたばかりの商業施設「MARINE&WALK YOKOHAMA」だ。
 


海辺のおしゃれスポット

 


セレクトショップやレストランが立ち並ぶ
 

海沿いに作られた商業施設は、伝統と目新しさを併せ持ったみなとみらいらしい雰囲気。
そんな「MARINE&WALK YOKOHAMA」の裏側に、目指す建設予定地がある。
 


裏手には敷地が広がっている

 
以前は東京藝術大学大学院映像研究科新港校舎のキャンパスがあったこの土地に、大型のクルーズ船が停泊可能な「客船ターミナル」ができるという。

 

2016(平成28)年6月、校舎は山下町に移転した

 


現在の(1)の場所に

 


これが完成予定!(予想パース)

 
2019年春にオープンするこのターミナルには、CIQ施設(税関、出入国管理、検疫の手続き)が入居する予定。海外から来た船と乗客が、一度に手続きを行い、横浜を楽しむことができる。現在、横浜を訪れるクルーズ船の多くは大さん橋に入港しているが、客船ターミナルができれば、みなとみらいの新たな玄関口となるのだ。
 


高級感のある施設になりそう!
 

ターミナルを作るのは、地元企業8社が参画するグループ「(仮称)Yokohama Pier9」。
地元企業が作る施設だからこそ、横浜らしさを出したい! ということで、ターミナルには横浜の「食」をテーマにした商業施設も開設予定。

この「FOOD MUSEUM」では「見て」「食べて」「作って」「持ち帰る」ことができる体験型のサービスを展開するとのことなので、横浜が持つどんな食文化が登場するか、想像するのも面白いかもしれない。
 


工事開始は2018年夏の予定
 

詳細はまだ未定だが、客船ターミナルには地上5階の高級ホテルも入居する予定。こちらも海外から訪れる観光客に対して、みなとみらいの魅力を伝えるきっかけになりそうだ。