辛いもの好き集合! 黄金町「征虎」で“変態”カレータンタン麺に挑戦
ココがキニナル!
読者の皆さんに辛くて美味しいものを紹介すべく、辛さにそこまで強くないライターが送る「辛いもの好き集合」シリーズvol.2!
はまれぽ調査結果!
黄金町の「元祖カレータンタン麺 征虎総本店」で7辛(変態)の「カレータンタン麺」に挑戦! 燃えるような辛さ&次の日まで抜けないニンニク臭!
ライター:はまれぽ編集部
暑い夏を美味しく楽しく乗り切るべく、胃が弱い編集部・ツノオリが勝手に始めた「辛いもの好き集合」シリーズ。
前回、中区長者町の「華隆餐館(かりゅうさんかん)」で口の中が大火事になり、第二回を取材できるかどうか危ぶまれた。
しかしなぜだろう、辛さは人をおかしくする。あの日から辛いものを欲する体になってしまったのだ。
お尻は無事でした
ということで、第二回は京急線黄金町駅から徒歩3分の「元祖カレータンタン麺 征虎(まさとら)総本店」で体の底から燃え上がるような辛さに挑戦する。
元祖カレータンタン麺 征虎総本店
なんでも、食後も胃の中で辛さが持続するという同店のカレータンタン麺。川崎・横浜を中心に人気のニュータンタン系をヒントにしているらしく、辛さも去ることながら、ニンニクの存在感も抜群なのだとか。
県道218号線(平戸桜木道路)沿いに位置する(GoogleMapより)
2014(平成26)年2月6日にオープン
ガラス戸なので店内の雰囲気がパッと見で分かり、女性でも入りやすい。
「カレールー増し」「豚挽肉増し」など目を引くトッピングもある。
メニューにニンニク増しがあるのは見えなかったことにして、店員さんに「辛いもの食べにきました」と申告。すると店員さんは、「今日はないんですけど、すごいのがあります」と、あるメニューを指差す。
鬼の涙だと・・・
まさにこのシリーズにふさわしい一品。店員さんによると、「『蒙古タンメン中本』さんの『北極ラーメン』の辛さ10倍くらい」とのこと。
痛覚にくる辛さらしく、「たまに味見するんですけど、味覚が麻痺しちゃうんですよ」と笑う店員さん。いや、笑いごとじゃないですよ(笑)。
本日はたまたま唐辛子が切れていたため「鬼の涙」は断念(助かった)
泣く泣く「鬼の涙」を諦め、こちらの看板メニュー「カレータンタン麺(750円/税込み・以下同)」と「トマトカレータンタン麺(チーズ入り)(950円)」を注文。
「辛さはどうしますか?」と店員さん
“中辛”までは厨房で調理してくれるらしく、“大辛”からは唐辛子が別盛りになるとのこと。
ツノオリ「私は神の上をいく!」
同行していた編集部・小南からは「無理では?」と険しい顔をされるが、「鬼の涙」を諦めた人間が変態にならずしてどこを目指すのか。
写真左から、変態、神、超絶、気絶、大辛
小南は安全圏の“気絶”を、ツノオリは“変態”をチョイスし、麺の完成を待つ。
この日厨房に立っていたのは、もともとお店のお客さんだったという染矢(そめや)さん。
辛いもの好きが高じて作る側になったという
待つこと数分・・・
見た目も香りもまだ辛くない麺が到着!
カレータンタン麺
トマトカレータンタン麺。こっちのほうが見た目は辛そう!
ここへ、あらかじめ渡されていた“変態”を投入する。
覚悟を決めて・・・
「いただきます!」
「ん~、思ったより辛くない・・・ことない!! かっら!」
口に入れた瞬間に辛い、というより、じわじわと侵食してくる辛さ。想像よりも辛くないと思って調子に乗ると痛い目にあうタイプのやつだ。
染矢さんによると、別盛りで提供している唐辛子は見た目より辛く感じる唐辛子らしく、“超絶”より上は「よく分からなくなるレベル」らしい。
確かに、熱の塊が胃の中で叫び狂っているような感じ。つまり結構な変態具合ってことだ。
ちなみに“気絶”トマトカレータンタン麺を食べた小南は、
「からぁ~い!」とか言ってるけど
“変態”に比べたら、全然辛くなかった(笑)。
チーズが辛味をだいぶ和らげてくれているし、トマトのおかげでサラッとしているので、辛いのが苦手だけど気合いを入れたい人にオススメ。
「女性お一人で来るお客さんは、辛くしないか、中辛か大辛を選ぶ人が多いですね。もちろん、“変態”を選ぶ方も珍しくないですよ!」と、染矢さん。
“変態”を食べていて気付いたのは、かなりの辛さなのに箸が進むこと。馴染みのあるカレーの味に、知らずと口が安心感を覚えているのかもしれない。
10分ちょっとで麺はなくなった
麺は中太麺が120グラムなので十分お腹いっぱいになる。ランチタイムは小ライスが無料とのことで、ほとんどのお客さんが〆に注文するそうだ。もちろんツノオリもいただく。
ニンニクチップ入りの天かす、ご飯、お酢を入れて〆る
味を変えてもやっぱり辛い
そしてここへきて、ある重大な問題に気付いてしまった。自分、めっちゃニンニク臭い!
ニンニクチップを入れたから? いや違う、辛さに気をとられていて気付かなかっただけで、粗く刻まれたニンニクが大量に入っていたのだ。
経験上、これは翌日まで持ち越すであろうニンニク量。でも、もうそんなことは気にならない。スタミナつけて馬車馬のように働いてやるー!
ってな感じで、完食! もう胃に何も入りませんっ!
“気絶”を満足げに完食した小南の、「次は『鬼の涙』っすね!」なんて言葉は聞こえなかった。まずは“変態”になってから言うがいい、トマトボーイよ。
取材を終えて
食後2時間くらいは胃の中で“変態”がわめき続け、翌日の午前中いっぱいはニンニクの総攻撃を受けた。
思った通り、帰りの電車で周りの人たちが私から距離を置く。ブレス○アも効かないくらいだからしょうがない。
それでもニンニクは美味しい
ちなみに「鬼の涙」はいろいろな種類の唐辛子を使用しており、“変態”の3倍辛いらしい。大声では言えないが、運良く品切れで本当に助かった。
激辛の境地を味わいたい辛いもの好きさんは、是非体調を整えて“変態”と「鬼の涙」に挑んでほしい。
ー終わりー
取材協力
元祖カレータンタン麺 征虎総本店
住所/横浜市南区前里町2-47
電話/045-252-8350
営業時間/午前11時~午前6時
定休日/毎月第一木曜日
※情報は取材当時のものです
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ナチュラルマンさん
2018年06月25日 01時17分
ぴよぴよさん、私は辛いもの好きだから、また以前にこのような横浜の辛い店の取材をお願いしたからですよ!(笑)辛いもの、エスニカン料理がブーム、なので、辛いもの好きな私ははまれぽさんに感謝しました!(笑)
ぴよぴよさん
2018年06月23日 13時17分
ナチュラルマンさんがなぜありがとうございますと言っているのかよくわからない。
ナチュラルマンさん
2018年06月22日 00時12分
ありがとうございます。命懸けですな!(笑)私も御一緒に取材に同行したい!(笑)辛いもの好きな私、是非!(笑)ちなみに、辛いものがまたブームみたいで、小池屋のカラムーチョや東鳩の暴君ハバネロの売り上げが伸びているとか。この企画は流行を先取りかも?(笑)