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横浜市内の銭湯をランニングステーションとして実際に利用して走ってみた

横浜市内の銭湯をランニングステーションとして実際に利用して走ってみた

ココがキニナル!

みなとみらいにランニングステーションを発見。どんな場所にスポットがあって、どんな人たちが使っているのか実走しながら調査して/銭湯を使ってランニングできる取組が気になる(たかし君さん、おまさん)

はまれぽ調査結果!

神奈川県内の銭湯はランニングステーションとして利用可能。利用料金は神奈川県内共通の470円。各地にあるランステを利用すれば、普段と違った場所を走ることができ、なによりランニング後の銭湯は気持ちいい!

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ライター:藤田明

今回の投稿は、「ランニングステーションの利用方法」と「銭湯を使用してランニングができる取り組み」を調査してほしいという内容だ。

ランニングステーション(以下、ランステ)とは、ロッカーやシャワーなどが完備されており、仕事帰りなどに荷物を預けてランニングできる、ランナーの拠点となる場所。
過去には、みなとみらいのランステ事情を調査したことがあるので、今回は銭湯を利用してランニングができる取り組みについて調査を行っていく。

まずは、銭湯をランステとして利用できる取り組みについて、横浜市内の公衆浴場営業者で構成される横浜市浴場共同組合へ話を伺った。



横浜市浴場協同組合へ



銭湯をランステとして利用できるきっかけはなんだったのか。
南区の横浜市営地下鉄ブルーライン阪東橋駅近くにある横浜市浴場共同組合へ向かった。

 

建物入口には赴きのある看板が掲げられている
 

今回、取材に対応してくれたのは、「恵びす温泉」の中村さん、「亀遊舘」の森田さん、「横浜天然温泉くさつ」の福田さんの3名。

 

左から、中村さん、森田さん、福田さん
 

銭湯をランステとして利用することになったのは、2014(平成26)年に大塚製薬株式会社から神奈川県浴場共同組合へ提案された企画が始まりだという。

2007(平成19)年の第1回東京マラソンをきっかけにランニングブームが湧きあがり、ランナーの聖地になった東京の皇居周辺では、ランニングステーションなどのランニング施設が充実していった。

かたや横浜では、みなとみらい、山下公園という観光地を巡るランニングコースがあるにも関わらず、ランニングステーションの数は少なくランナーから「横浜にもっとランステを」という声が挙がっていたそうだ。



銭湯の利用客の減少、という事実



では、なぜランステと銭湯が結びつくことになったのか。それは、銭湯の数が減っていることが起因していた。

企画が持ち上がった2014年時点の横浜市内の銭湯の数は88軒。
それからも横浜市の銭湯は減少傾向にあり、取材時の2018(平成31)年4月時点で軒数は65軒とさらに減少。
1988(昭和63)年には285軒あったことを考えると、この平成の30年間になんと約8割(220軒)もの銭湯が姿を消したことになる。

現在は、横浜市の18区の中で、青葉区、都筑区、旭区、戸塚区、栄区に銭湯がない。

 

2017(平成29)年に戸塚区最後の銭湯「
矢部の湯」が閉店
 

銭湯の減少理由は、「建物の老朽化」「営業不振」「後継者不足」の3つ。
銭湯をランステとして利用できるようになることで、新たな顧客獲得につながるのではないか。
そんな風にランナーと銭湯の利害が一致して、神奈川のランナーを応援するサイト「神奈川Runner王国」が立ち上がり、「銭湯ランナー応援キャンペーン」として銭湯をランステ利用できるように啓蒙していったのだ。



銭湯のランステはどんなシステム?



銭湯をランステとして利用する場合、申込や登録など難しい仕組みは一切ない。銭湯の入浴料を支払えば、追加料金はなく、荷物を預けて走った後は湯ぶねにゆったりと浸かれる。

銭湯の料金は神奈川県浴場共同組合で定められており、神奈川県内であればどこでも大人470円(税込み/以下同)で利用できる。ワンコインでおつりがくる手軽な金額だ。
しかも銭湯共通の10枚つづりの回数券が4400円で販売されているので、10回以上利用するならさらにお得だ。

 

銭湯の利用料は神奈川県内どこでも共通だ
 

「神奈川Runner王国」はすでに終了しているものの、現在でも引き続き銭湯をランステとして利用することができる。

ただし、神奈川県内すべての銭湯がランステとして利用できるわけではない。利用できる銭湯は横浜市浴場協会のホームページで確認する必要があり、利用可となっていないところでも、人数や時間帯によっては対応できる場合もあるそうなので、事前に問いあわせると良いだろう。