緑園都市の高校教諭が覚せい剤で逮捕された事件の真相は?
ココがキニナル!
泉区にある高校に勤務する教諭が覚せい剤で逮捕されたと聞きました。どんな先生だったのか?動機は?気になります。
はまれぽ調査結果!
表の顔は「親しみやすい先生」。動機等はまだ不明です。
ライター:はまれぽ編集部
神奈川県警は10日、県立横浜緑園総合高校教諭の木下薫容疑者(39)を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した。県警によると木下容疑者は「1月8日夜に自宅で覚せい剤を使用した」と供述し、容疑を認めているという。
10日午前に行われた容疑者の自宅の家宅捜索では、使用済みの注射器90本と覚せい剤が入っていたとみられるポリ袋30袋以上が見つかったとのことで、その常習性がうかがえる。
容疑者宅からは大量の注射器と、覚せい剤が入っていたとみられるポリ袋が見つかった
ともに教鞭をとっていた教諭たちは異変に何も気づかなかったのだろうか?また生徒たちはどう思っているのだろうか?我々はその真相を探るべく現地に向かった。
教諭、生徒の間では「真面目で親しみのある先生」とのイメージ
閑静な住宅街の中にある横浜緑園総合高校
相鉄線緑園都市駅から徒歩約15分のところにある「神奈川県立横浜緑園総合高等学校」。
木下容疑者は2009年に同校へ着任。公民の授業を担当し、3年生クラスの担任も務めていたという。
現地に到着し、さっそく取材を試みるも校内での取材はNGとの回答。
かわりに同校の今田(こんだ)教頭が電話取材に答えてくれた。
今田教頭は「今回の事件は昨日(10日)、県警からの連絡で初めて知った。驚きを隠せず、困惑している」と回答。
普段の勤務態度は極めて良好、真面目な先生だったという評価で「体の異変などは特に見られなく、おかしな様子はなかった」という。今後の処遇については「今はまだ何も決まっていない」とのこと。
通学中の生徒たち。今回の事件に何を思うのだろうか
また、通学中の生徒に「どんな先生だったか?」と話を聞いてみるも「いたって普通の先生でしたよ(3年生)」、「あまり関わりがなかったから、正直わからない(2年生)」との返事で、一向に悪い噂は聞こえてこない。
先生や生徒に話を聞いてみても、とても覚せい剤に染まる人間には思えない木下容疑者の昼の顔。もう少し踏み込んだ同容疑者の素顔が知りたいと思った我々は、同校に娘が通学しているという保護者にコンタクトを取り、取材を行った。
保護者が語る生徒たちの様子とは
「子どもたちの話では特に悪い噂はなかったようです」。
そう話すのは同校に通う1年生を娘に持つKさん(匿名)。
Kさんによると、木下容疑者は公民の授業を担当しながら、1年生の一部のクラスでは社会科の授業も受け持っていたようで、Kさんの娘さんもその授業を実際に受けていたとのこと。生徒たちの中では「話しやすく親しみのある先生」という評価だったそうだ。
また昨夜は事件を報道で知った生徒や卒業生の間でmixiやtwitterなどのSNSを通じて様々な情報が飛び交い、動揺が広がっていた様子だったという。
生徒や卒業生の間で広まったというtwitterの内容の一部
取材を終えて
大学入試センター試験を今週末に控えるこの時期。
受験に臨む生徒たちにエールを送るべき人間が覚せい剤使用で逮捕されるという、怒りを通り越して呆れかえってしまう今回の事件。
学校側では今朝の授業前、全校集会を開いた模様だが、これまで報道されている内容以外の情報は出てこなかったという。
木下容疑者の今後の処遇や覚せい剤を使用した動機、生徒たちへの謝罪の気持ちなど、まだまだ真相が見えてこないこの事件。編集部では今後もこの事件について追跡していく次第だ。
―終わり―
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