宮前商店街って昔は栄えてたの?
ココがキニナル!
京急線神奈川駅に「宮前商店街」という商店街があるんですが、商店が5店舗くらいしかありませんでした。昔は栄えていたんでしょうか?(はまろうさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
戦後間もない頃はお店も約38店舗あり、栄えていました。今も祭りの時期だけは、普段の姿からは想像もつかないほど盛り上がります!
ライター:立原 麻里
ちょうちん祭りの期間中はうって変わってにぎやかに
ご主人いわく。
「このあたりは加山雄三の生誕の地でもあるんだ。すぐそこのおばあちゃんなんか、昔、加山雄三のオシメを取り替えたって言うんだから(笑) それに何より歴史の町でもある。この先のお菓子屋さんで最近まで売っていた「亀の甲せんべい」は、江戸時代に大名が御用達にしていたくらい古いものなんだよ。この場所には「青木本陣」と「神奈川本陣」と宿がふたつあって、そこで参勤交代の大名が休息を取ったんだ。史跡もあるし、この上の方では合戦も行われたんだよ。」
ご主人は、ここで生まれた芸能人を名誉区民にしたり、歴史の色濃い地だということを売りにして、商店街を活性化させたいと考えている。
「でも区長はいまだに渋ってる。芸能人を呼ぶとなるとお金がかかるって思うんだろうね」
かつて栄えていたころの「宮前商店街」
昭和9年の地図。戦前は店舗が多くあったことがわかる
とはいえ、ずっとこのままの調子なら存続の危機ってこともあるんじゃ……。
「でもね、毎年6月の第2金・土・日曜日に行われているちょうちん祭りでは、露店が120~130も出て、通りが人で埋め尽くされるほどにぎわうのよ」と、またまた奥さん。
その時期だけは、近隣の店も潤うという。
あのアーチに人だかりが
一体どこからこんなに店が出てくるのか
さすが祭り好きの日本人。普段は大人しくていてもやる時はやるのだ。
このひっそり感を目の当たりにした後だけに、ぜひとも「ちょうちん祭り」のにぎわいっぷりがどんなものか見てみたくなった。
商店街はどこもタイヘンだ
“シャッター商店街 ”という言葉もあるように、今はどこの商店街も厳しい現実を抱えている。でも、それに危機感を抱き、何とか再起を図ろうという人たちがいるのも事実。たとえ寂れた商店街に思えても、そこで根強く商売を続ける人たちは、何よりも我が店と地元を愛している。簡単に手放すわけにはいかない。
時間がかかってもいいから、自治体の援助も視野に入れるなどして何とか昔のように活性化させられないものか。
ぜひ、皆さんの意見をはまれぽ編集部まで聞かせていただきたい。
― 終わり ―
のんべえさん
2016年02月27日 23時36分
25年くらい前の浪人時、代ゼミ横浜校からブラブラと何度も宮前商店街に散歩しにきました。もうその頃には商店街というには寂しい感じでした。
さすらい日乗さん
2015年02月11日 08時17分
ここには、以前は料亭もあり、料亭政治が行われていました。1980年代頃までだと思いますが。