JR関内駅の近くに、元国鉄マンが経営する鉄チャン居酒屋がある?
ココがキニナル!
元国鉄に勤めていた方がやっている居酒屋が、関内駅の近くにあるそうです。グッズやジオラマもあるそうですが、どんなお店なのか調査お願いします。(もぐらさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
コンセプトは「昭和の国鉄」。鉄アイテムに囲まれた店内では、店主の思い出の地、北海道から取り寄せた名産品やお酒を楽しむことができます。
ライター:河野 哲弥
北海道の雪景色に映える、SLの黒煙
花島さんによれば、当時の国鉄職員は、私鉄・国鉄を問わず全ての鉄道に無料で乗ることができたらしい。そこで、北海道から九州まで、暇をみつけては写真を撮りに出かけていたそうである。その中でも、特に写真映えしたのが、北海道の雪景色を走るSLの姿。
「黒煙をたなびかせる姿が、なんとも雪景色にマッチするんですよ」と、熱をもって語る。
店内に飾られている、北海道で撮影した「D51」の勇姿の写真
大正時代に製造された、貴重な「キューロク(96)式」の姿も
こうした写真を撮るときは、見栄えのするポイントで、列車の通る1時間ぐらい前からスタンバっているそうだ。北海道の冬、時にはマイナス20℃を超える環境でかじかむ手足を温めながら、その一瞬を待っていたとのこと。
また、網走駅ではSLの機関士に頼んで、運転席に座らせてもらったこともあるのだとか。ボイラーから出る蒸気の影響で、汽車は停止しているにも関わらず、グラグラ揺れていたのが忘れられないと話していた。
気になるメニューの内容は
そんな思い入れの深い北海道。撮影の合間に食べた名物駅弁や珍味の数々も、楽しみのひとつだったという。そこで同店では、こうした北海道の名産品の数々を直接取り寄せ、メインメニューとして提供している。
函館本線森駅の名物駅弁、「いかめし(500円)」
「鉄チャン」の間では有名、「音威子府(おとねっぷ)駅の黒そば(500円)」
他、「増毛(ましけ)の甘エビ」、オホーツクの流氷の下に生息する「氷下魚(こまい)」など、北海道でしか味わえない珍味も豊富に取りそろえている。
では最後に、同店にいらっしゃったご家族に、このお店の印象を伺ってみることにした。
横浜市内に在住のKさんご一家
「はまれぽ」をいつも見ていますというKさんご一家は、家族でくつろげるお店を探していて来店したという。お子さんは鉄道ファンなので、店内に流れるビデオに釘付け状態のご様子。これなら確かにくつろげそうだ。また、食器や箸に至るまで全て鉄グッズなのがすごいと、感想を漏らしていた。
店内で供される食器、一例
箸に至るまで、そのコダワリがうかがえる
そんな同店から、「はまれぽ」独占の貴重な情報を頂いた。
聞けば、花島さんは、お酒はあまりたしなまないのだとか。そこで、店内に揃えるお酒について、お客様の意見を反映したいとのこと。
取材中に届いた北海道の銘酒の数々
そこで今月17日(木)より、北海道から取り寄せた銘酒などの試飲ができる、「開店3カ月イベント」を開催。それぞれのボトルは1本しかないので、先着1名限りで早い者勝ち。料金はお客さんが決めていいそうである。(100円以上)
国鉄マンが誇りを持っていた頃の「昭和の国鉄」、そんな雰囲気が「新横浜機関区」にはある。「鉄チャン」でなくとも、旧き良き時代を体験すべく、同店を訪れてみてはいかがだろうか。そこにはノスタルジーで片付けたくない何かが、きっと残っているハズである。
―終わり―
◆新横浜機関区
http://www.kikanku.com/
横浜市中区吉田町10斎藤ビル5階
Tel:045-242-8050
定休日:水曜日(水曜日が祝日の時は火曜日)
営業時間:平日は午後5時より午後11時まで
土日祝日は午後1時より午後6時までコーヒー・ランチタイム
ホトリコさん
2016年04月30日 19時45分
花島信之さん、マリノスのゴール裏で毎回見かけます。
TTさん
2016年04月25日 17時44分
最初のページの店内紹介の写真の一枚「本物の「マスコン」(マスター・コントローラー)もあった」ってこれブレーキハンドルでは無いでしょうか? マスコンはアクセルでブレーキとは全く意味が逆なのですが 指摘は無かったのかな?」
濱虎渋蔵さん
2013年10月05日 16時13分
FM横浜でも紹介されましたよね。