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野毛山動物園、閉園の噂はホント?

ココがキニナル!

昔、野毛山動物園は閉園する予定だと聞いたのですがどうなったのでしょうか?(ハ毛さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

閉園する予定はありません!!

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ライター:南沢 岬

閉園予定は確かにあった

 (つづき)

―3つの動物園の中で、野毛山動物園に関しては入場料無料で運営されていますが、どのような手法で行われているのでしょうか?

平成18年から、よこはま動物園ズーラシアに指定管理者制度を導入し、その後3つの動物園を一元管理した方が合理的且つ能率的であるとの判断で、平成20年度から、それまでズーラシアを管理していた財団法人横浜市緑の協会に一括して管理運営する指定管理者制を導入しました。

横浜市緑の協会の平成22年度予算によれば、3園の指定管理事業費約24億円のうち、野毛山動物園は約4億円と聞いています。またこれとは別に野毛山動物園は、企業の協賛金やアニマルペアレント制度(一口5,000円)の支援金等を募り主に動物のエサ代や遊具、展示場改善などに使用していると聞いています。動物園の入園料収入は、管理運営費に使用されるため、横浜市に入ることはありません。
 


園内にはアニマルペアレントの支援状況を知らせる掲示も




野毛山動物園が支持されている理由



各々のコンセプトで横浜の動物園は存続している。
そこで、野毛山動物園の広報担当加藤さんに現状やその魅力を聞いてきた。
 


横浜市立野毛山動物園の広報担当 加藤さん


―入場者数はどのくらいでしょうか?

ここ数年は、50万人を超えるくらいで推移してきましたが、平成21年、22年と60万人を約20年ぶりに超えました。要因としては、国内最高齢ラクダのつがる(推定35歳、平均寿命は約25年)がメディアに取り上げられ、来場者数が増えたからではないでしょうか。お客さんの大半は、ファミリーですね。
 


国内最高齢ラクダのつがるさん


―野毛山動物園の魅力はどのような部分にありますか?

手を伸ばせば届きそうなくらい近くで、100種類以上の動物を観察することができます。一度来て頂いて、まずは楽しんでもらいたいです。そこから、個々の動物のファンになってもらえれば、こんな嬉しいことはありません。判らない事があれば、飼育員が園内を歩いているので気軽に質問できる環境も野毛山動物園の魅力の一つだと思います。
 


野毛山動物園が無くなってほしくないという横浜在住の来園者




野毛山動物園はこれからも存続させるべき



横浜市緑の協会の事業収支をみると、厳しい財政状況ではあるが、動物の種の保存、研究、人間と動物のふれあい等は、決してお金で計ることはできない貴重な事業である。

動物園という場所は、レクリエーションの場とは別に、種の保存という重要な役割を担っている。その役割は今後、ますます大きくなっていくだろう。事実、野毛山動物園も希少動物の保存に貢献しているのだ。
残忍な事件が後を絶たない昨今、見る側の人間が、動物園を見世物小屋としてではなく、多様な生命を身近に感じ、生命の尊さ、環境への配慮を今一度見直す良い場所として認識すべき必要があるのではないだろうか。

今後も、横浜の街中にある有意義な動物園として、野毛山動物園の運営を続けて欲しいと思う。
横浜市に住んでいるのであれば今一度足を運んでみてはどうだろうか。


■野毛山動物園
横浜市西区老松町63-10
開園時間:午前9時30分から午後4時30分まで(入園は午後4時まで)
休園日:毎週月曜日(祝日にあたる場合は、翌日)※5・10月は無休


― 終わり ―
 

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  • 「野毛山動物園はこれからも存続させるべき」。まったくその通りです。狭くて不自由そうという気がしなくもないが、動物がシアワセでないなら、とっくにストレスで死んでる動物がバタバタ出ているか、動物愛護団体がクレームをつけまくっていることでしょう。ここは私のふるさととも言うべき場所。永遠になくならないでほしい。

  • 動物園は動物にとって幸せなのか…それが一番の基準でなくてはいけないです。人間の思い出や都合で考えてはいけないと思います。そう考えたら人間がちょっと寂しくなるのなんて関係ないです。私自身も沢山の思い出のあるところですが。

  • 30年以上前に体験飼育員をやらせて頂きました。動物たちと直接触れ合えるコーナーは、もう無いでしょうかね。。まだ、そのような体験募集はされているのでしょうか?閉園の噂はずっと聞いていたので、このように改めて噂を完全否定して頂いて嬉しいです。また、機会を見つけて行きたくなりました。

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