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横浜独自の「市民酒場」。誕生した経緯や現状は?

ココがキニナル!

大衆酒場を「市民酒場」と称するのは横浜独特だそうですが、今やその看板を掲げるのは3軒しかないとのこと。市民酒場と称するようになった経緯や現状を調べてください。(雲葉@since1992さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

戦時中に大衆酒場を整理統合するために神奈川県が音頭をとって作った。最盛期は200件近い店舗があったが、今はわずか数店舗も残すのみ。

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ライター:松野 孝司

最近は若いカップルや女性グループも



同店はテーブル席(5席)もあるが、30人ぐらいが腰掛けられる細長い対面式のカウンターが特長で、カウンター席を好む常連さんが多いという。
 


対面式の長いカウンターが諸星さんの特長
 

お酒の種類も豊富で、料理も300~400円代のものが多い


「『袖振り合うのも他生の縁』の言葉通りに、カウンター席だとお客さん同士で話が弾むようです」

見知らぬ同士がすぐに仲良くなれるのも市民酒場の醍醐味なのだ。お酒は元酒屋だけあって、日本酒や焼酎がずらり。ホッピーや酎ハイなどの割り物のベースになるのは通の間ではおなじみのキンミヤ焼酎。

最近ではウォッカにトマトジュースを混ぜたブラッディシーザーやズブロッカとトニックを混ぜたズブトニックも人気なのだとか。なかでもご主人が力を入れているのが日本酒だ。
 


常連になるとご主人の隠し酒が味わえることもあるとか


「純米酒、純米吟醸、また冷おろし、秋あがりなどの季節限定のものなど各種取り揃えています」

料理は旬の魚介類や野菜を食材に家庭的な料理が並ぶ。安いもので100円、高くても600円と値段も庶民的だ。なかでもオススメは煮込み(500円)。味噌ベースの味付けはコクがあり、大ぶりのモツはやわからく煮込まれて実に旨い。
 


コンニャクも入ってボリューム満点の煮込み(500円)
 

薄くスライスしたモツをポン酢とごま油で合えたとんみの(450円)
 

レバかつ(450円)。レバがやわらかく絶妙の揚げ加減
 

これだけで食べて飲んでお会計は2000円でお釣りがくる


客層は常連が7割。最近は家族連れ、女性グループ、カップルも増えているという。会社帰りの常連が多い18~20時前後がピークになるので、その時間帯を避ければ待つことなく入れるそうだ。



取材を終えて



もともとは戦時中の神奈川県の意向で誕生した「市民酒場」。今はその数は減ってしまったが、多くの市民に愛されている。今回、おじゃまさせていただいた諸星さんには、親子二代で足を運んでくれる常連さんも多いという。「常連さんのためにも、この先ものれんは守り続けたい」というご主人の心意気が印象に残った。


―終わり―


市民酒蔵 諸星
神奈川県横浜市神奈川区子安通3-289
電話:045-441-0840
営業時間:16:00~23:00
土・日・祝日定休
 

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  • 横浜の市民酒場で唯一足を運んだのは「常盤木」さんだけですが、客層が素晴らしく初めての私でも気後れする事なく安心して呑めました!家族経営な店が殆どなのか?初めて感が皆無でしたし、常連さんと直ぐ意気投合し親しく会話も出来ました!次は今回紹介の「諸星」さんを攻めたいと思っています。

  • 博多市って…

  • 1980年代までは、野毛にも2件ありましたが、どちらも21世紀にはなくなりました。今は、やや高級になりましたが、伊勢佐木町6丁目にある相模屋も、元は市民酒場だったと思います。また、すでに30年以上営業しているところを見たことがありませんが、黄金町の関東学院高校下の床屋の隣にも、市民酒場の看板のある店があります。元は市民酒場だったと思います。

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