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国道357号計画、全線開通まであとどれくらい?

ココがキニナル!

国道357号計画で、全線開通のメドは いつ頃でしょうか? また本牧~ベイブリッジ、大黒ふ頭~扇島~東扇島~浮島~羽田の計画は?(ゆ〜ぱぱさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

全線開通の目処は立っていない。本牧〜ベイブリッジ間は本年度内工事開始。大黒ふ頭~扇島~東扇島~浮島~羽田は建設の必要性を考慮し順次着工

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ライター:ムカイカツヲ

これが、完成前の357!


 


新杉田監督官詰所の玉川さん(左)と杉田さん(右)
 

早速、金沢シーサイドラインの新杉田駅の1階にある監督官詰所へ向かうと、国交省の玉川さんと技術コンサルタントの杉田さんが快く迎え入れてくださった。こちらの詰所は、工事現場の管理監督を行う場所だ。日も落ちかけてきているので「早速現場に行きましょう!」ということで、杉田さんの運転で磯子側・八幡橋交差点近くの現場へと向かった。
 


もちろん普段は立入禁止
 

杉田さん(左)と高橋さん(右)


この時既に18時近く。現場の方は皆さん帰っていたのだが、現場代理人の高橋さんが撮影のために待っていてくださった。ヘルメットを借りて、いよいよ現場へ突入!
 


まっ平らな道路面
 

道路造りには様々な工法があるが、この区間は、首都高速の橋脚に橋桁をかけることができる構造となっており、3本の橋桁の間に鋼床板という鉄の大きな板(路面)を並べ接続することで道(橋)を造っているそうだ。各鋼床板の接続は、溶接やボルト固定で行われる。これだけ大きな鉄の板がまっ平らに並べられている様は、見ていて気持ちが良い。1mmの狂いもなく並べることで道路の強度も保たれるのだ。
 


道路のジョイント部分


ちなみに、鉄が熱膨張することを見越して、道路のジョイント部分には遊びを持たせてある。
 


整理整頓された現場
 

リフトのタイヤが白い


工事現場は雑然とした感じだろうとイメージしていたのだが、こちらの現場は本当に綺麗に整理整頓されていた。何より驚いたのは作業用の小型車両のタイヤが白いことだ。これは黒いタイヤで路面にタイヤ痕がつかないようにとの配慮だそうだ。こだわりを感じる。
 


役目を終えた仮止め用のボルト等も綺麗に片付けられている
 

最終的にはサビなどが取り払われる
 

溶接の部分のサビは綺麗に取り払われた上で検査を受け、その後にアスファルトが敷かれて道路が完成する。
 


三渓園側の地上接続部分


磯子側だけでなく三渓園側も案内していただいて今回の取材を終えた。最後の現場確認を行い、戸締りをするお二人の姿がとても印象的だった。

年内に完成するこの区間の周辺道路では、大型車両の通行量が多いことから子どもが横断歩道を渡ることを禁止し、遠く離れた横断歩道橋(いわゆる陸橋)を渡るように指導している場合もあるそうだ。この区間の国道357号の開通で大型車両の流れが変われば、そのような不都合もなくなっていくのかもしれない。
 


取材を終えて



地方だと、必要じゃない(と思われる)道路の建設が問題となる場合があると思う。しかしながら、日本一の貿易港である横浜港を抱える横浜には、「物流」という大きな使命が課せられている。

今回お話を伺った皆さんは、それぞれの立場で道路造りにストイックに取り組んでいらっしゃる方々ばかりだった。国道357号の全線開通は、まだ先の将来へと引き継がれて行く事業になるだろうが、彼らの道造りへの想いが引き継がれて行けばと思う。

道のりは長いのだ。
 

―終わり―

 

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  • 羽田空港海上滑走路の敷き鉄板は急速冷却法で鋼の組織を細粒化して作られた特殊高張力鋼100tonを超える航空機のランディングに耐える鋼板、此処で使用された鋼鈑も同じものかと思いますが何れにせよ、日本の物つくりの技術は公表はされないが、隣国とは技術において一肌、違いますともあれ、取材ご苦労産でした、楽しみながら拝読いたしました。

  • 2014年3月31日から、開通らしいですね。http://www.city.yokohama.lg.jp/doro/press/h25/20140317104525.html

  • 八景島から横須賀の着工が待ち遠しい。16号はじめ、周辺道路の混雑緩和が期待されますが、当面無理そうですね。

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