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根岸駅前にある250円で食事ができる激安食堂の正体は?

ココがキニナル!

根岸駅前に250円で食事できるような看板の店。激安でも裏がありそう。若者就労支援をしてるそうだけど効果は?市が支援してるの?(たたたさん、寿さん)

はまれぽ調査結果!

若者の就労支援のため非営利で運営しており、ボランティアの協力もあり激安価格を実現。昨年の就職実績は約9割。お好み焼きころんぶすは系列店

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ライター:コハル

ボランティアの協力などで低価格を実現



料理を十分に堪能したところで、そろそろ250食堂のからくりを調査せねばということで、前泊(まえどまり)純子店長にインタビューをお願いする。
 


明るい笑顔が素敵な前泊店長


―まず、この食堂の運営者について教えてください。

「250食堂は一般財団法人『若者自立就労支援協会』が中心となって運営しています。ひきこもりやニート、発達障害や心の病などを抱えた若者たちの社会復帰を応援する団体です。
この近辺にはその活動に携わるスタッフや就労訓練を受けている若者が100人以上いて、最初は彼らのまかないを提供する場として食堂を設立する予定でしたが、地域に開放することで若者支援という取り組みを一般の人に知ってもらおう、ということになったのです」
 


キッチンで調理を担当するのも就労訓練中の若者たち


1日~数ヶ月間この食堂で有休職業訓練、アルバイト、契約社員、正社員のそれぞれの立場で働くことで、コミュニケーション能力を身につけたり働くことの楽しさを認識し、その後若者たちが社会に巣立っていくのをサポートしているという。
また、若者たちが対価を得ることで社会生活に参加していることを実感できるようにしている。

―なぜ250円という価格設定にしたのですか?

「語呂が良いから…という理由もありますが、原価計算をして、食堂を運営するために最低限必要な利益がでる金額が250円だったんです。中途半端に安いと、ただの“安い飲食店”になってしまいますから。“安すぎるでしょ!”と、ちまたで話題になることで、若者支援という私たちの取り組みを世間に知ってもらいたいという狙いもありました」
 


プラス30円でお弁当容器を購入すればテイクアウトも可能


その狙い通り、250円という激安食堂は話題を呼び、現在は近隣ビジネスマンや近所の主婦、同ビルの2階にある学童保育に通う子どもやその母親、遠方から車で訪れる人など、ランチタイムにはあっという間に満席になるほどの盛況ぶりだ。
食堂近辺にはスーパーやコンビニがポツリポツリとあるものの、飲食店は少ないため重宝されているようだ。

それにしても、非営利目的とはいえ250円という価格を実現できているのはすごい。
 


ジュース(120円から)やソフトクリーム(100円)も売っている


「当食堂では、私たちの取り組みに賛同してくださる方々からの寄付を広く募っているんです。自宅にあまっている食材や家庭菜園で作った野菜を一般の方が寄付してくださったり、農家の方が富山からわざわざ新米を運んでくれることもあるんです。市や県など行政から直接的な支援は受けていません」

食事を提供することで得る利益に加え、運営に大きく貢献しているのはメンバーズカードの会費。
ここでは年会費1000円を支払ってメンバーになることで、料理が250円からという激安価格で食べることができるのだ。
現在会員は約910人 で、近所の主婦や会社員、学童保育に児童を預ける親などが多いという。非会員の場合はすべてのメニューが50円増しになるそうだ。
 


メンバーズ会員になればいっそうお得に!


お店の内装は、もともとガレージだった店内を自分たちの手でリメイクしたそう。壁やスタッフのTシャツなどメインカラーをイエローにして明るいイメージに仕上げることで、誰でも入りやすい雰囲気に。
「若者を支援する場所」という空間に、一般の方々にも入ってもらいたいという願いがこめられているということだ。
 


カラフルな店内はスタッフたちの手作り


2011(平成23)年の開店以来、売り上げは順調に増加しているとのこと。ちなみに2013年度はここで訓練を受けた30名の若者のうち、26名が他企業へ無事就職(正社員9名、非正規17名)を果たしているという。

若者自立就労支援協会では、250食堂のほか、「お好み焼き ころんぶす」というお好み焼き店を根岸、石川町、港南台に計3店舗、自分たちで育てたハチミツを使った料理やドリンクを楽しめる「ハニーカフェブンブン(磯子区原町)」も運営している。「お好み焼き ころんぶす」では250食堂と同じメニューを食べることができるそうだ。
 


自家製のハチミツは「ハニーカフェブンブン」で堪能できる
 

副店長を務める石上さん


実際にここで働いている若者にも話を聞いてみる。現在この店の副店長を務める青森県出身の石上さん(26歳)。
「高校を卒業して専門学校に進学しましたが、その後5年間くらいひきこもりになってしまったんです。でも、このままではいけない、新しいことに挑戦してみたいと思って意を決してここに来ました。ここで働けて本当に良かったと思っています」



取材を終えて



“食べる”ということを通じて若者たちを支援したい。そんな温かい思いにあふれた250食堂は、若者だけではなく近隣にビジネスマンや住人たちの胃袋もサポートしてくれる優しい食堂だった。

「月替わりの新しいメニューを自分たちで考案したり、店舗数やサポーターの数を増やしたり、今後もより魅力的な食堂にするためにスタッフみんなで頑張っていきます。」と前泊店長。格安価格で食事ができるだけではなく、若者の支援にも貢献できるという2つの価値をもった食堂が、今後どんな風に進化していくのか楽しみだ。


―終わり―

 
250食堂
電話/045-752-5066
住所/横浜市磯子区東町9-9 K2インターナショナルグループ本部ビル1F
営業時間/平日 11:00~20:00(平日)、 11:00〜15:00(土)
休業日/日曜日・祝日・年末年始

ハニーカフェブンブン
電話/045-374-5537
住所/横浜市磯子区原町2-13 ライオンズマンション根岸第31階
営業時間/7:00~19:00
休業日/日曜日・祝日
 

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  • 職場の近くにあり、近辺にご飯ものを食べられる飲食店が少ないので年会費払ってよく利用してます。近所の親子連れや一見さんもいるけど、たしかに関係者のお客さんは多そうですね。お味は、値段を考えると十分な水準。店内にハングルの張り紙があったりするので、そういうの苦手な人にはおすすめしません。

  • ・会員数910人→K2に居るスタッフ、利用者(金払って働いている人)、その親 は強制的に買わされます。今居る人だけでも200人以上は身内です。過去の利用者を合わせたらさらに増えます。・ランチタイムは満席→上記の理由もあり、客の半分以上は身内です。美味しくないですし、一般客が来るわけありません。・「ここで働けて良かった」→ウソ。取材用のコメント。この団体では、利用者から雇用された人をJスタッフと呼ぶそうです。様々な部署に振り分けられていて、彼らの上にいる人達をSスタッフと呼びます。JはSの奴隷だそうです。好きで働いているJはほんの一握り。

  • 自演票が多いねえ。

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