裏横にある“おいしい・安い・隠れ家的な店”をレポート!裏横の“裏”のヒミツも明らかに!
ココがキニナル!
横浜駅東口から高島~平沼地区の一帯を「裏横浜」と呼んでおり、感じの良いお店がたくさんあります。裏横の裏の由来は?またお店や地域の人は裏横という名についてどう思ってる?(なごたんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
裏横の由来は「ビストロ フレッシュ」のオーナーが「裏横」と答えたのがきっかけ!住民や店の人々は裏横に対して悪いイメージを持ってはいなかった!
ライター:松宮 史佳
裏路地を散策
食べ過ぎてお腹が苦しい松宮。少しぶらぶらと裏横を歩いてみることに。すると、あらためて裏横には、“いろいろなジャンルの店がある”と実感する。
「da TAKASHIMA」(イタリア)
「オリーブ」(スペイン)
「Bar LAST WALTZ(バー ラスト ワルツ)」(アメリカ)
裏横をふらりと歩いただけでも個性的な店がいっぱい! 思わず目移りしてしまう。ここで細い裏路地へ。
しっとりとした佇まいの「こはだ」はお寿司屋さん
「琴ひら」(もんじゃ屋)さんもある!
と、ここで行き止まりに。
赤い看板が目を引く「中華料理 幸楽」
・・・“幸楽”の文字を目にし、思わずテレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を思い出す。「どこに入ろうかな」と迷っていると、シブい店構えの焼鳥屋さんが!
ザ・裏路地の焼鳥屋「とり幸(こう)」
ふとシブい雰囲気に惹かれ、「とり幸」に入ってみたくなった松宮。一見入りにくいが、勇気を出して中へ!
裏路地にある超隠れ家「とり幸」
・・・店内は会社員らしき男性で混み合っている。カウンターに座る松宮。「何を頼もうかな」とメニューを見ながら迷う。
さり気なく入ったイラストがかわいらしい
店主だという女性の廣瀬さんにお話を伺うことに。
美人で気さくな廣瀬さん
好物の「つくね」と「とりねぎ」を注文し、ドリンクメニューを見ていると・・・
「!!!!」
これは一体!?
キニナルメニューが! (右に注目)
「隣の幸楽の人気メニューもどうぞ」とは!?
疑問に思い、廣瀬さんに尋ねる。すると、衝撃の事実が発覚! 隣の中華料理店「幸楽」は廣瀬さんのお父さんとお兄さんが経営しているという。廣瀬さんによると、先にオープンしたのは「幸楽」だそうだ。ちなみに「幸楽のメニューを頼むお客さんもかなり多い」とのこと。
焼鳥屋さんにいながらも、本格的な中華料理も食べられる。まさに「とり幸」ならではの魅力だ。同店の客層は会社員の男性が多い。だが、1人で来店する女性も。
廣瀬さんが気遣ってくれるので、カウンターなら女性1人でも入りやすそう!
こんがりといい焼き加減の「つくね(180円)」
「幸楽」は約60年前に創業。もともとお父さんが「焼鳥屋さんをやりたい!」と思っていたため、16年ほど前に“とり幸”をオープンしたとのこと。“とり幸”という店名の由来は「焼鳥屋さんをやるならこの名前」とお父さんが決めていたとか。
ジューシーな鶏と甘みのあるねぎがベストマッチ! 「とりねぎ(150円)」
店内にいる男性と女性をご両親かと思い、伺うと「違います(笑)」と笑う廣瀬さん。ただ、忙しい時はお互いの店を行き来することもあるらしい。
・・・お話していると、10分ほどで“隣の幸楽”から「餃子(450円)」が到着!
アツアツの焼き立て餃子は「たまらない!」
思わず無言で食べ続ける
ここで廣瀬さんに「とり幸」の“変わりメニュー”を尋ねると・・・
「やきそば巻き(250円)」との答えが! 焼鳥屋さんなのに焼きそば? しかも、“巻き”ってどういうこと!? キニナルので注文してみることに。
・・・数分後。ナゾのメニュー「やきそば巻き」が登場。「おお~!」と思わず声を上げる松宮。ホントに焼きそばだ!
紅ショウガ入りの焼きそばが丁寧に豚バラで巻かれている!
豚バラ+焼きそばなので、一串でもかなりボリュームがある。美味。オリジナルメニュー「やきそば巻き」は「焼きそばを巻いたらおもしろいかも!」と生まれたらしい。ちなみに、串に使う焼きそばは「きちんと(焼きそばを)作っている」そうだ。
生姜を豚バラで巻いた「生姜巻き(250円)」はさっぱりしており、大人の味
最後に廣瀬さんにも「裏横と(このエリアが)呼ばれることをどう思うか」尋ねてみる。すると、「特に何も思わないなー」(裏に対して)「悪いイメージもない」とのことだった!
取材を終えて
取材を通じ、裏横の由来を知ることができた。また、裏横の住人や働く人々は裏横の“裏”に対して「悪いイメージは持っていない」ことがわかった。
コストパフォーマンスが高く、新鮮な魚がリーズナブルに味わえる「〇う商店」や超隠れ家でユニークなメニュー(プラスおいしい中華も!)を楽しめる「とり幸」など、裏横の個性的な店に出会うことができ、おもしろかった。また裏横を散策したい!
―終わり―
ビストロフレッシュ
住所/横浜市西区高島2-10-22
TEL/045-441-3544
営業時間/月~金:18:00~翌4:00、土:17:00~翌4:00、日:17:00~翌1:00
定休日/無休
○う商店
住所/横浜市西区高島2-5-14
TEL/045-441-0804
営業時間/17:00~24:00
定休日/無休
とり幸
住所/横浜市西区高島2-10-25
TEL/ 045-441-5580
営業時間/17:00~23:00
定休日/土曜・日曜・祝日
yukimizuさん
2014年07月18日 10時54分
昔、仕事帰りにラーメンとビールを戴いた「幸楽」が載っていて、懐かしくなりました。あの辺が裏横ですか・・・。他にも素敵なお店がたくさんあるんですね。お店も、松宮さんの雰囲気も良くて、癒されました。久しぶりに行ってみたいです!
でびさん
2014年06月09日 19時55分
オリジナリティあるお店もあっていいですね。この辺りもフラリ寄ってみたいです。魅力的な方だからですかね、修正しようがどうしようが、嫉みなら控えて欲しいものです。
ushinさん
2014年06月08日 18時35分
ばんどさんに同感で、横浜駅の裏側の砂利置き場が画期的に発展したのが西口ってだけで、高島町、横浜駅東口は正当な横浜駅の表口。「裏横浜」について言えば、それ以前から万里橋から入り込んだところの区画整理から取り残されたような情景を、冗談でそう呼んでいたんで(もちろん元ネタは裏原宿)別に「名付け」云々いう話じゃ無くね?あのへんは明治時代の官設鉄道の経路(現 根岸線とは異なる)だったり大正昭和期の廃線跡だったんでよくうろついてた。