日本最大級のハロウィンイベント「カワサキ ハロウィンパレード」当日の様子をレポート!
ココがキニナル!
川崎のハロウィンパレードはどのような経過で盛大になったの? 今年はどんな感じ? 現地レポートお願いします。(恋はタマネギさん/山下公園のカモメさん/ゆうき@ねむり姫さん/たこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
川崎のハロウィンパレードは、初回1万人だった観客数が18回目の今年で11万人に! とても凝ったすごい仮装をこれでもかと見ることができた。
ライター:吉澤 由美子
モンスターバスに乗ってパレードのスタート地点へ
パレード出発地点向けのシャトルバス乗り場は、市電通り近くにあった。このシャトルバスは行き先が「カワサキハロウィン」となっていて、12台が3回ずつ参加者を運ぶ予定だそう。
ハロウィンデコレーションが施されたバスもあった
車内もデコレーションされていて、押しボタンもハロウィン仕様!
バスの運転手さんも控え目ながらハロウィン風味になっている!
川崎市営バスがモンスターにジャックされている!?
乗り込んだ車内には仮装の人ばかり。思わずモンスターの捕虜になった気分になる。
アヌビス、ホルス、バステトというエジプトの神様もいた!
スタート地点に到着すると、そこはもう仮装率99%の世界が広がっている。
スタートを待つ参加者の列が長く伸びている
ブライスの人形がでっかくなってホラー風味に
パレードの先頭にはバナナのグループ
川崎競輪場前から川崎駅前まで続く富士見通りがパレードのメインコース。
3車線ある車道のうち、2車線を封鎖してパレードが通る。
富士見通りはパレードのために1車線に規制されていた
前日の25日(土)には、チネチッタ通り、銀柳街、銀座街でキッズパレードが行われていたが、今日のパレードにお子さんと参加するグループの姿もある。
ドレス姿の女の子たちと、ルパンやハリー・ポッターの男の子。
女の子のドレスはおばあちゃんの手作り!
わくわく開始を待っていると、隣の川崎市立労働会館からなにやら後光が!
イエスと仏陀の聖おにいさん
風貌もぴったり。Tシャツの「川崎大師」は川崎愛があふれてセレクトしたそう。
パレード参加歴は10年!
そうこうしているうちにパレード開始ももうすぐ。今年の目玉である国道15号のパレード通過をぜひレポートしたいので、先回り。そんな時に、『眠れる森の美女』でオーロラ姫に呪いをかける邪悪な妖精『マレフィセント』をみつけて思わず立ち止まる。
映画さながらのクオリティー!
フロートカーに導かれてパレードが進む
沿道は観客で混み合っていて、国道15号のあたりは6重の人垣!
国道15号と交わる交差点付近はこの人だかり。パレードの到着を待ちうける
遠くから音楽が聞こえてきてしばらくすると、フロートカーに先導されたパレードが近付いてきた。
フロートカーにはDJブースがあって、パレードを盛り上げる
和洋中から異世界まで、バラエティに富んだ仮装が次々と現れて沿道から歓声が上がる
モンスターの中に「タモリ」5人が混じっていた
さまざまなポーズのコップのフチ子グループの姿もあった
国道15号を渡る姿も見たいと歩道橋を降りる。パレードはスタート時間を少しずつずらして4グループが行うので、交差点で次のグループを待つ。
国道15号を横断するカワサキハロウィンパレード
日常と非日常が交錯
国道の封鎖は1グループにつき、約6分。パレードについて歩いていくと、沿道の観客人数は密度がさらに高くなっていく。
広い歩道が人でぎっしり
「そろそろ来るかも」とパレードに参加する友達を待っているらしい観客の声が聞こえてきた
観客の中にも仮装した人がチラホラ混じる
歩道で見つけた白雪姫は南アフリカ出身だそう
仮装クオリティーの高さに、観客から「すごい!」という歓声やため息、そしてシャッター音がひっきりなしに聞こえる。凝った仮装が多いので、次々に目移りしながら見ているとあっという間にパレードが通り過ぎていく感じだった。
パレードの後は、カワサキハロウィン2014アワードの授賞式。そこで、授賞式が行われるアレーナチッタのフットサルコートに向かった。
パレード参加者がフットサルコート付近に集まっていた
ハロウィンアワード2014
ハロウィンアワードは、あらかじめエントリーされたグループを審査する仮装コンテスト。パレードの参加とは別にエントリーする必要があり、定員は300人。申し込み順で定員になると締め切られてしまうため、エントリーしている人たちは早くから準備を行ってきた強者ばかり。
ハロウィンアワード授賞式は、川崎市の福田紀彦市長の挨拶からスタート。
自分の仮装姿をクオリティーが低かったと反省する場面も
ちなみに福田市長は、昨年のカワサキハロウィン開催日に行われた川崎市長選で市長になったという因縁があるそう。
審査員には川崎で生まれ育った元シブがき隊の布川敏和さん、特種メイクアップアーティストの江川悦子さん、パーティロッカーのあっくんさん、モデルの鈴木あやさん、グラビアアイドルの安藤遥さん、そしてIVANさんに川崎市環境局の小林局長、そしてチッタ エンタテイメントの美須(みす)アレッサンドロ副社長が並ぶ。
IVANはマレフィセント。隣のマスクマンがふっくん
ベストキャラクター賞、ベスト・ウーマン賞、ベスト・ホラー賞など10部門がまず発表され、それから準グランプリの「ハッピー・ハロウィン賞」、グランプリの「ベスト・パンプキン賞」の発表となる。
グランプリを見事射止めたのは、「エボリューションブレイン」というテーマで大きな脳みそを携えたグループ。参加歴7年目の快挙で、しかもパレード途中でその大きな脳みそが壊れてしまい、みんなに助けてもらったという経緯もあってか、受賞の声は涙交じりで、アワード参加者たちから大きな拍手が上がっていた。
ピンクの全身タイツ姿はチッタ エンタテイメントの副社長!
ほかにもクオリティーがとても高い各賞の受賞グループを追加でいくつかご紹介。
「最後の晩餐」テーマの仮装。ホラー賞受賞で、一目見たら忘れられないクオリティー
「顔」のおふたりもホラー賞受賞。赤頭巾とおばあちゃんを食べちゃった狼!?
お腹の顔がリアル!
特種メイクアップ賞を受賞した「ドワーフの愉快な仲間たち」。細部まで凝りまくり
ドワーフの中身は21~22歳の女の子たち。学校で特殊メイクの勉強をしていただけあって、すぐ近くで見ても肌の質感までリアル! 指輪物語やホビットの冒険の世界に入ってしまったよう。
川崎のハロウィンパレードは、ため息が出るくらいすごい仮装をこれでもかと見ることができる、ビッグイベントだった。
取材を終えて
チッタ エンタテイメントの企画から始まったカワサキハロウィンは、川崎駅東口地域が一丸となって行っている地域密着型のイベント。参加者や観客数が自然に増えていって日本最大級の規模を誇るハロウィンパレードに育ってきた。
うまい棒やラーメン、ナポリタンの仮装。思わずクスッと笑ってしまう仮装も多かった
26日16時に主催者から発表されたカワサキハロウィンパレード観客人数は11万人。パレード参加者は2500人とのこと。
近郊で行われたほかのハロウィンパレードは、お台場は1500人、表参道は1000人、六本木は1500人という参加人数なので、カワサキハロウィンはやっぱり規模が大きい。
クオリティーの高さも必見。ピースでハッピーな魑魅魍魎跳梁跋扈(ちみもうりょう ちょうりょうばっこ)の世界を体験したいなら、ぜひ来年はカワサキハロウィンへ!
※一部の画像は特別な許可を得て、一般の方が入れない場所から撮影しています。
―終わり―
GODZILLA73さん
2014年11月28日 08時50分
公立中学の運動部が夏休みを過ぎても引退しない、など川崎には横浜と違う文化を感じていましたが、こんなことになってたんですね!当日、元住吉に迷い込んだだけでちょっとビックリでした。
角さん
2014年10月30日 23時35分
『マレフィセント』の仮装を見て、昔の戦隊ものの悪役に似たようなファッションの人がいましたね。
黄えりさん
2014年10月28日 11時17分
なんだかんだいっても日本は平和ですよね…