tvkのお天気カメラに一般人が映り込むことは可能なのか、体当たり調査!
ココがキニナル!
tvkの朝5時『朝の周波数カード』で大桟橋情報カメラからの映像を音楽と共に放送してますが、この時間に大桟橋にいけばTVにでちゃえる?雪にスプレーで文字を書いてメッセージを流せる?(brooksさん)
はまれぽ調査結果!
大さん橋の情報カメラでは、個人が特定できる撮影はNG。これまで人物を特定できるような映り込みがあった事実もないとのこと
ライター:三輪 大輔
朝の周波数カードの制作現場とは?
続いて、この日は「朝の周波数カード」で使用する機材がある、実際の制作フロアも見学させてもらうことができた。
番組制作フロアの見学用の入り口
テレビ放送の心臓部とも言える主調整室
主調整室では、放送進行表通りに番組が放送されるよう管理が行われている。tvkでは、この場所に「朝の周波数カード」でも使用する、情報カメラを操作する機器も置いている。
情報カメラを操作するキヤノン製の機器
この1台の機器で、大さん橋と横浜メディアビジネスセンターの2ヶ所に設置されているカメラの操作が可能だ。実際にレバーを調整して、カメラのアングルやズームを調整することができる。
なお、実際の番組では、予め決められたカメラワークが使用されている。それを設定する機能も付いており、ボタン一つでカメラが自動で動くようになっているため、放送の現場でも使用されているとのことだ。
このレバーを動かすとカメラの角度が変わる
横に8つ並ぶボタンを押すと、予め決められたカメラワークが作動
実際の映像を見てみると「メディアビジネスセンター」のカメラでは、みなとみらい地区を綺麗に収めているものの、どんなに「寄り」の操作をしても人が映り込みを確認するのは難しそうだ。もう一方の、大さん橋カメラの映像も見せてもらった。すると、大さん橋に集まる人の様子が確認でき、映り込みもできそうである。
番組でも実際に使用される程度のカメラの倍率
そこで、近藤さんにもご協力をいただいて、どういった様子で映り込めるかを検証してみることにした。早速、編集部・山岸と二人で大さん橋のカメラに映るべく移動を開始した。
カメラに映るとどういった感じになる?
実はこの日、クリスマス前の祝日で、大さん橋には、カップルや家族連れの方はたくさんいた。先日取材した飛鳥Ⅱも停泊しており、その近くで撮影をする方も多くいる。
次の出航に向けて、大さん橋に停泊している飛鳥Ⅱ
大さん橋ふ頭ビルも確認し、ベストな撮影ポジションを探しながら、大さん橋を徘徊。そして、カメラの位置から推測し、飛鳥Ⅱの船尾位置がベストであると判断した。
カメラが設置されている大さん橋ふ頭ビル
船尾位置からは、真っ直ぐにこちらを向いている情報カメラが見える
しかし、ここで一つ問題が発生。近藤さんから連絡が入り、通常の番組で使用する倍率だと、やはり人物の特定が難しいとのこと。しかも絵面も地味である。
そこで、カメラをズームしていただき、どれくらい映れるかを検証してみることにした。すると、さすが1000万円以上のカメラである。かなりの鮮明さで、カメラに映ることができると判明した。
改めて、通常の状態の情報カメラの映像がこれ。近藤さんから山岸に写メが
ズームをすると、仕事をサボる二人もばっちり撮影できる
そこで、テレビマン魂に火のついた近藤さんから鬼の指令が飛ぶ。ただ映っていても、何も面白くないのだ。「何かおもしろいポーズをやって」との要望に、山岸と二人で、コマネチなどのポーズで応える。
途中、飛鳥Ⅱを撮影するために、周囲に人が集まった。しかし、撮影中である。事情を説明し、しばしの間だけ場所を貸していただいて、二人で遠くのカメラに向かってポージングを続けた。
衆目にさらされながら、ポージングをするが、近藤さんからさらなる駄目出しが入る。「ポーズが地味」とのことだ。鬼と化したテレビマンの指令に、山岸と二人で、破れかぶれになって応えた。
ここはベタにタイタニックを試しておくべきだったなと反省
これが上手くいけば、tvkでレギュラー番組を持つこともできたかもしれないが、なすすべもなく撮影は終了した。近藤さんも、あまりのできの悪さに、面白い絵を撮るのは無理と悟ったのだろう。失意の中で、帰宅を開始。
しかし、大さん橋の坂を下っている途中で、再び近藤さんから連絡が入る。「そこがベストポジション!」とのことで、すぐに立ち止まり、再び撮影が開始された。それにしても、二人の移動している姿が、はっきりと分かるカメラの性能は驚愕だ。そして散々、駄目だしを食らった後、二人ではまれぽの「H」を作り、撮影は無事終了した。
「H」になっているのをお分かりいただけるだろうか?
ちなみに、大さん橋の情報カメラでは、個人が特定できるサイズでの撮影は禁止されている。今回は、近藤さんのご協力の上で、撮影が可能となった。ただ、カメラに映るベストなポイントを挙げるとすると、大さん橋のターミナルに向かう、みなとみらい側の坂の途上ということになる。
tvk内にある情報カメラの操作機器に貼られた注意書き
カメラに映る、ベストポジションはここ
取材を終えて
昔、好きなアーティストの発売したツアーDVDが、自分の行った公演のものであった。もしかしたら、という期待を込めて鑑賞したものの、豆粒サイズでしか映っていない。しかし、背景の一部であるにも関わらず、非常に嬉しかった思い出がある。
大さん橋の情報カメラの映像も、タイトルバックなどに使用されるため、背景として映り込むことは可能だ。少しでも、テレビに映りたいという貪欲な方には、おススメである。
―終わり―
ばんどさん
2015年01月08日 12時33分
昨年の年初には 前年の暮れになくなられた大滝詠一氏のアルバムが流されていましたね。
brooksさん
2015年01月07日 22時05分
そーかー、やっぱり画面をチェックしている人はいなかったかぁ。ということは人文字とかできちゃいますねー。