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「愛妻家」で「本屋さん」!? 本業が分かりづらい変な名前の不動産屋さんに突撃!

ココがキニナル!

六角橋商店街の「愛妻家」という不動産屋は、店主が愛妻家なの?(ときさん)、福富町の「末廣文庫」という不動産屋の壁に「泥棒さんへ!お金はありません 伊勢佐木警察署」とあります。(ryoryoさん)

はまれぽ調査結果!

風変わりな名前の不動産屋、「愛妻家」は不動産の鬱屈したイメージをやわらげることが発端。「末廣文庫」は高利貸しの金融王の会社名をオマージュ

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ライター:クドー・シュンサク

福富町の末廣文庫



続いては福富町にある大岡川に面した末廣文庫。
夜な夜な野毛界わいから酔いながら目にしてキニはなっていたところ。
 


あの白い建物
 

おじゃまする前に
 

キニナルこれ


ふしぎーな、ワケありそーな香り。窓からこんなのもこっちを見てる。
 


おじゃましますね


本の場所のような名前で不動産屋さん。それでいて異様な結社のようなエアー感。
お話をお伺いします。
 


よろしくおねがいします


有限会社末廣文庫。創業からは40年以上が経つ。創業者で社長の西島和喜(にしじま・かずよし)さんに、まずは伊勢佐木警察署からの泥棒さんへのメッセージを掲げている理由から伺った。
それが、3回もだそうです。
 


「ウチの金庫を盗みに3回も泥棒が入った」


写真奥、末廣文庫の専務取締役である山田武さんは「不動産屋にはお金がないんですよ。ここにはね」と続ける。今から7年ほど前の話だそうです。西島さんから「後で金庫を見てみるといい」といただいたのでのちほど。
 


なぜ末廣文庫なのかお伺い


磁石で釘などの鉄クズを集め換金し、コッペパンを買っていた貧しい幼少時代を過ごした西島さん。学生時代にある一人の人物に強い憧れを抱く。その人物が、終戦後の混乱期に高利貸しとして名を馳せ「金融王」と呼ばれた伝説の実業家、森脇将光(もりわき・まさみつ)氏。

日本の企業経営の地盤が固まっていない時代の怪物と呼ばれた森脇氏。その豪腕と確かな知能で日本経済を翻弄した姿に感銘。森脇氏の金融会社「森脇文庫」のオマージュとして自身の不動産会社を「末廣文庫」と名付けた。

そしてなぜ、西島ではなく末廣文庫なのか尋ねた。回答はこちら。
 


「縁起が、いいから」


主に福富町界わいの店舗を取り扱う末廣文庫。界わいに末廣ビルを14棟所有。
ここでは書けない福富町の「なか」の部分のお話が始まる。
 


都合上、割愛させていただきます


そぞろと、本屋に間違われるという末廣文庫。西島さんは「いるよいるよ、本を買いに来る人」。山田さんはこう聞かれたことがあるらしい。
 


「本は、売ってませんかって・・・」


それでも西島さんは「今後、出版もする予定。本はね、私の自叙伝をね」とのこと。森脇文庫も出版をしていた金融会社。末廣文庫は出版をする不動産会社。
金庫のある2階へ。
 


貼り紙です
 

泥棒さん覚えておいてください
 

念のため金庫にも
 

貼ってあるので


末廣文庫の創設者である西島さんは、大きな渦をもっていそうなただならぬ人物。きっとそう。
そしていいこと書いてありました。
 


ごもっとも


自叙伝、楽しみにしています。



取材を終えて



名前に理由はそれぞれで、味わいはしっかりしていました。
それと単純に、ふしぎな時間が漂った取材でした。


―終わり―
 

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  • 「愛妻家」の並びにある、服屋さんなのに「花屋」ってお店もかなりイカしてます。

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