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人とのふれあいが楽しめる旅。はま旅vol.22 「大口編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第22回は、横浜を代表する商店街・大口通商店街を擁する大口駅。終戦翌年の1946年(昭和21年)にできた古い商店街で一体何が待ち受けているのか…。

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ライター:松野 孝司

不思議な狛狐が迎えてくれるお稲荷様にお参り



さらに商店街をフラフラしているとキムチ専門店「キムチショップ あけぼの」を発見。辛いものに目がない記者は、さっそく突入。お母さんに話を聞くと、23年前49歳のときにオープンして以来、キムチ一筋に商売しているとか。

冷蔵庫のなかにはキムチ、オイキムチ、エゴマといった定番のほかセロリのキムチも。どれも美味しそうだ。

店内にはイートインコーナーがありチヂミや石焼ビビンバなどの食事もできるが、今日のところはエゴマとセロリのキムチを購入。二つで800円とリーズナブルだ。
 


お母さんが精魂込めて漬けたキムチがいっぱい
 

セロリのキムチ。ワンパック300円~
 

帰宅してエゴマとセロリのキムチをオンザライス



商店街からちょっとはずれた道沿いを歩いていると「成田山七島不動尊」の文字が。なんと道からすぐにせり上がる高台にへばりつくようにある。
 


商店街のちょっと外れた所にある「成田山七島不動尊」


名称が示すように、基本的には不動尊のようだが、稲荷神社も敷地内にあり、その狛犬ならぬ狛狐が少々変っている。
 


鳥居がありお狐さまが祀られている
 

金網に囲まれて見にくいけれど、親子キツネの狛狐
 

鳥居の上を見上げると、上は駐車場。バチがあたらないといいのだが…


一般的に狛狐は座っているのだが、こちらの狛狐は寝そべっているのだ。それに二体のうち一体は子狐がその背中に昇ろうとしている。

あまり見かけたことがなかったので、話を聞こうと宮司さん尋ねたところ、残念ながら不在。謎は残ってしまったが、こうした不思議な光景に出会うのも、街歩きの楽しいところだ。



元気な魚屋さんの絶品料理で元気を充てん

旅の終わりは、商店街に戻り食事。選んだのは「濱の市」。新鮮な魚料理が自慢の食堂だ。世間では中年と呼ばれる年になると、やはり肉より魚だ。

同店は「町の元気は魚屋」を合言葉に一昨年にオープン。店内は魚河岸にある食堂のような気楽で開放的な雰囲気。魚屋さんが経営母体というので、魚の鮮度と料理の腕は折り紙つきだ。

「お客様が元気になるような店にしたい」と店長の奥村通利さんがいうように、店の雰囲気、接客を含めて実に心地いい。
 


元気よく呼び込みをしている店長の奥村さん
 

店内には新鮮な魚がいっぱい


注文したのは「煮魚定食」。魚は日替わりでこの日は金目鯛の煮付け。醤油とみりんと酒でさっと炊き上げたキンメはほくほくとしてアブラののりも絶品。思わず生ビールを追加してしまった。う~ん、ご馳走様。
 


金目鯛の煮付け定食。これで1000円はおトクだ
 

アブラがのったキンメに舌鼓を打ち、疲れも吹っ飛ぶ



あとがき



取材当日は、前日まで降り続いた雨が上がり、すっかり夏空が戻り、気温も一気上昇。
汗をカキカキ歩いた大口の街は、どこか懐かしさを感じる街だった。

昔を知っている人は「人手が少なくなった」という商店街も元気よく呼び込みをしていたり、写真を撮っていると「お兄さん、何しているの?」と気軽に声を掛けてくれたり、実にフレンドリーだった。遊びに行きたいというより暮らしてみたい街なのかもしれない。



■今回のはま旅「大口駅」周辺


・「ジャンボたこ焼き じゅうじゅう」 横浜市神奈川区神之木町2-46
・「キムチショップ あけぼの」 横浜市神奈川区大口仲町24
・「濱の市」 横浜市神奈川区大口通2-7


― 終わり ―
 

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  • 1枚80枚もしかり、「港北区にある師岡熊野神社へ詣でる使者が、この地で大口袴に着替え正装したこと」何の使者なのかをちゃんと書かないと・・・最初で粗方の文章のレベルがわかってしまう。いい取材があっても文章で残念になってしまうことを筆者は認識しないと・・・

  • 1枚80枚とは

  • 個人的に外せないのは、大口と言えば能登屋さんの薩摩揚げですかね?

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