横浜DeNAベイスターズの中畑監督退任会見をレポート!
ココがキニナル!
10月3日の本拠地最終戦の後に行われた中畑清監督の退任会見はどんな様子?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜DeNAベイスターズの監督を4年間務めた中畑監督。低迷の責任を取って、ファンや球団に惜しまれながら退任会見を行った。後任は未定。
ライター:田中 大輔
監督からの転身!?
そんな “中畑劇場” には多くのファンが付いた。
毎シーズン、記録を更新しながら観客動員数を増やし、DeNAベイスターズを人気球団に押し上げた。もちろん監督だけの力ではないが、ほかの人が監督だったら果たしてここまでになっていたかどうか。
最終戦後のセレモニーでは、最後までファンと触れ合った
最終戦の前夜、メディア関係者には「監督の会見をやります」というプレスリリースが配られた。内容は詳らかにはされず、外部には情報を漏らさないようにとの注意書きがあったものの、会見場のすぐ外にあるワイワイパークはファンで埋め尽くされていた。
この4年間について「全然悔いはありません。やるべきことはやった」と話す監督は、窓の外に視線をやり「これだけファンの方にも集まっていただきました」とニコリ。会見中にもかかわらず、大きく手を振ってファンの声援に応えた。
窓の外に集まったファンに手を振る監督
王さん、長嶋さんの時代から原点としてファンを大切にする気持ちを学んできたと話し、ファンからの留任を望む声に「そう言ってもらえるのは、この上ないよろこび」と顔を崩した。
2015(平成27)年の新人合同自主トレにて。地元のファンにサービス中
こちらは2013(平成25)年のファンフェスで見せたバッティングシーン
後任監督も未定だが、中畑監督自身の今後についても「まったく考えてないですね」とあっさり。
でも、ここから最後のキヨシ節。「一番の要素は歌手ですね。なんとかそれで食いつないでいけたら」とやって会見場を沸かせると、「無職でなんにも収入源がありませんので、すごく不安です。どうかみなさんのお力添えをよろしくお願い申しあげまして、今日の記者会見を終わらせていただきます!」と自ら会見を締めくくった。
取材を終えて
最後は笑顔で終わった中畑監督の退任会見。
監督はすぐに席を立つと窓際に駆け寄り、自ら窓を開けて集まったファンに何度も「ありがとう!」と叫んだ。
それに応えるように始まったキヨシコールは、監督が会見場を後にしてもやむことはなかった。
窓の外にはなんとこんなにファンが
こんなに愛された監督って今までいただろうか。
こんなにファンに近かった監督って今までいただろうか。
監督が自身について「賛否両論あると思う」と言うように、すべての人に認められるということはあり得ないだろう。でも、「もう一度チャンスがあるのであれば、トライしたい」と言い残して去る背番号70を見て、そう思わずにはいられなかった。
―終わり―
ベイエルビスさん
2015年10月08日 00時33分
今年の夏、試合前のお散歩中?の中畑監督を車越しに見つけ、失礼かと思いつつ車内から声援を送ったところ、両手をあげてガッツポーズして応えてくれました。このサービス精神に本当に感動しました。歴代のプロ野球監督は数多くいますが、ファンをこれほどまでに大切にしてくれる方はなかなかいないと思います。いつの日か歓喜の胴上げをされる中畑監督を見たいです。
ホトリコさん
2015年10月07日 12時20分
かつて玄人好みと言われてはいたけれど、当然素人から観たらつまらない試合を続けて、そのスポーツが好きな人達からは惜しまれつつも姿を消したプロスポーツチームが横浜にありましたが、プロスポーツとして収入が最低限確保できずに、経営難で観客は三桁台、どんなにテンションの低い観客が増えても、チーム存続を願うなら、どうやって共存するかを考えるべき。
今宵月男さん
2015年10月07日 02時12分
やっぱり選手を成長させてくれる打撃コーチ投手コーチが必要だと思う。今年のコーチは低迷してるときのOB選手ばっかりだから、やり方わからないんですよ。キヨシ監督だけの責任じゃないよ。