福富町の変わったカプセルホテル「和カプ」「痛カプ」に突撃!
ココがキニナル!
福富町のサウナ&カプセルホテル「ビジネスイン・ニューシティー」に和風のカプセルルームが登場したそう。4月からすでにあったという「痛カプ」もキニナル!
はまれぽ調査結果!
2015年12月14日に新設された「和カプ」は外国人観光客に大人気。痛いカプセルルーム「痛カプ」も予約が殺到中だった!
ライター:はまれぽ編集部
世界よ、これが日本だ!
畳と12室のカプセル・・・まごうことなく「和」だ
同室は第1弾のコンセプトルーム「痛カプ」に続き、2015(平成27)年12月14日に新設されたばかりだという。いったいなぜ、和風のカプセルルームを新設したのか坂本さんに伺った。
「ビジネスイン・ニューシティーではほかとの差別化にさまざまな取り組みをしてきました」
プレミアム快眠カプセル(4800円)は全16室
高級感ある、ゆったりと広めのカプセルルームでは「西川ふとん」と共同開発したマットを設置。快眠が期待できそうだ。
人気のビジネスプライベートルーム(5370円)はシングル8室
サウナも楽しめるビジネスホテル、といった感覚で利用できるカプセルルームなども設置されている。そして、このような「差別化」の取り組みの中で生まれたのが「コンセプトルーム(4000円)」なのだ。
そのコンセプトルーム第2弾が「和カプ」!
「近年、外国人観光客が日本にしかない文化を体験しようと来日した際、カプセルホテルを宿泊場所に選んでいるそうです。しかし都心や主要ターミナル駅に観光客は集中し、郊外のカプセルホテルではそこまで恩恵を受けていません」
そう言ったあと、藤井支配人は次のように続ける。
「そうなると、都心やターミナル駅のホテルがいっぱいになってあぶれてしまった外国人観光客をいかに誘致できるか、それが勝負になってきます。実際、新宿のあるホテルでは6割近くのお客様が外国人観光客だと聞いています。何とかして外国人観光客を誘致できないか考えた結果、和を前面に押し出したカプセルルームにたどり着きました」
そうして「和カプ」が生まれた!
では実際の利用状況はどうですか、と伺うと「非常に好調で年内の週末はほぼ埋まっています。コンセプトルームを新設する前は全体の1パーセントほどであった外国人のお客様も全体の10パーセント近くまで増えているんですよ」と藤井さん。
徳川家康の「三つ葉葵」に真田幸村の「六文銭」
外国人観光客がこぞって押し寄せている「和カプ」。やはり国内より海外での認知が高まっているようだ。海外向けの予約サイトやフリーペーパーぐらいで、大きな告知はしていないが「和カプ」完成後に室内の写真をアップしていくたびに予約数が増えていった。先日も台湾からの取材班も訪れてくるなど機運が高まっている。
見事に外国人のハートをつかんだ模様
もちろん、日本人でも利用可能。平日ならまだ多少空きがあるそうなので、たまには和を体感するのも悪くない。
・・・そして同店にはもう一つキニナルコンセプトルームがある。
世界よ、これが日本だ!!(2回目)
和の心がひしひしと伝わる「和カプ」は前述のようにコンセプトルーム第2弾。第1弾は痛いカプセルルーム「痛カプ」である。
痛い、といっても「痛み」ではない。アニメファンがアニメキャラをラッピングした車「痛車」というものがある。つまり見ていて痛々しい車ということ。
その「痛車」と同じように、アニメの世界観をコンセプトにした「痛カプ」が2015(平成27)年4月に新設されているのだ。
これ!
先述したように、地下1階にはアニソンカフェ「すた~ず@City」がある。こちらと同時期に新設された「痛カプ」は当初から人気を博してきたそう。
では早速魅惑の「痛カプ」に潜入!
ほうほう
ふむふむ
なるほど・・・
16室のカプセルの中をのぞくと、さまざまなアニメキャラが描かれたシーツと、同じくさまざまなアニメキャラの抱き枕が!
オリジナルキャラの「伊瀬さつき」ちゃんと「カンナ」ちゃんがお出迎え
さらに「これ、ただの抱き枕じゃないんですよ」と藤井支配人。
なでると・・・しゃべる!
実は抱き枕の中にセンサーが入っており、スマホアプリ「痛すぽ」を通じてアニメキャラがしゃべってくれるのだ。ぜひ、実際にその耳で確かめてほしい。
筆者も試してみたが、なんだか不思議な気分になった。
「痛カプ」も「和カプ」と同様に外国人の利用者も多いという。
クールジャパン!
高齢者の利用者が多く若い利用者が減っているという現状があるそうだが、この「痛カプ」を新設してからは「10代20代のお客様が増えた」と坂本さんは言う。
先述した通り、コンセプトルームの新設から外国人利用者は全体の10パーセントまで伸びを見せたが、合わせて若年層もかなり増えたのだ。
また「常連さんだけでなく、県外や国外からのお客様が増えました。こちらは人気のルームなので1ヶ月前には予約を入れてください」とのこと。
癒されるのかもしれない
かわいらしいアニメキャラの抱き枕(声付き)、そして個室・・・みなまで言わないが、薄汚れた筆者には下卑た心配もあったのでそれとなく聞いてみると「常識の範囲内でのご利用をお願いします」とのことだった。絶対ダメだかんね!
取材を終えて
「和カプ」「痛カプ」ともに、ほかのカプセルホテルでは見たことのない、なんとも不思議な空間だった。しかし、ただ奇をてらったわけではなく、居心地の良さを追求した上でより楽しめるようコンセプトを打ち出している。
同ルームの好評を受け、今後もコンセプトカプセルルームを新設する予定だ。取材時に伺った最有力候補は「忍者」か「将軍」だそう。
今後も目が離せそうにない。
はまりそうだぜ・・・
―終わりー
ビジネスイン・ニューシティー
住所/横浜市中区福富町西通53
電話/045-231-3726
url/http://www.city-s.co.jp/newcity/index.html
たけむらさん
2021年03月27日 20時06分
残念ながら、2021年3月末で閉館とのこと。コロナに勝てなかったか…
ushinさん
2016年04月01日 19時41分
「痛カプ」・・・抱き枕あるんだろうな~と思ったら、案の定w(変なもので汚されたりしないだろうか、それが心配)
南区のはまりんさん
2015年12月19日 09時50分
アニメはあんまり好きじゃないけど痛カプ泊まってみたいですw