生まれ変わった神奈川区「横浜市民防災センター」の様子は?
ココがキニナル!
横浜市市民防災センターが4月1日にリニューアルオープンするとのことです。ぜひレポートお願いします!(ニャッシャーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「自助・共助」の中核拠点とするため、1年かけてリニューアルオープン。全国でも数少ないシミュレーターで、災害の疑似体験もできる
ライター:はまれぽ編集部
東日本大震災の揺れも!
続いては、シューティングゲームのように出荷した火災を消火できるかという「火災シミュレーター」。
「まずは火事であることを大声で叫ぶ。消火器はピンを抜いてしっかり持って火に向ける」という説明を聞いた後、実際に体験した子どもたちは「消火成功」の画面に歓声を上げた。
続いては、日本でも数少ない「減災トレーニングルーム」。
一般家庭を再現
ここでは、地震や風水害、火災発生の避難まで、さまざまなシチュエーションを再現。状況に応じて、いかに自分たちの被害を少なくすることができるかを、実体験を通じて学ぶことができる。
地震で割れた皿や
大雨で家の中に大量の土砂が流れ込む様子も映像で忠実に再現
リニューアルの目玉の一つは地震シミュレーター。通常は横のみの揺れだが、縦揺れを加えることで三次元の振動で実際に起きた地震と同規模の揺れを体験できる。
シミュレーターでは関東大震災、阪神淡路大震災のほか、東日本大震災と同じ揺れを再現。低層一般住宅や高層ビルでの特殊な揺れもできることに加え、大人15人が一度に体験できる規模のものは日本でもここだけだという。
徐々に震度が上がっていくパターンも
体験した子どもたちからは「わー」という悲鳴に近い声も聞かれた。
瀬谷区から初めて市民防災センターに来たという、ゆうき君(写真左)とみゆきちゃん、お母さんは「消火器の使い方も知らなかったし、地震の揺れなど、普段の生活では経験できないことが多かった。改めて地震がどんなに危ないか実感した」と話してくれた。
「ちびっこ消防車」も健在! 制服も着られる!
ただ、マークは以前と変わりました
あおい君の父親は阪神淡路大震災を経験。「震災を経験していても、時間が経つと忘れてしまう。きょうの内容は地震を身近に感じられた」と、改めて災害への備えのため、気を引き締めた。
「こんな強い揺れを体験できるとは思わなかった」と、あおい君
取材を終えて
政府の地震調査研究推進本部によると、今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率は、横浜市が78%で、全国で最も高い確率になっている。
今この瞬間に起こるかもしれない地震。
いざというときの備えをするため、一度防災センターに足を運んでみてはいかがだろうか。
大事な人「も」守るために
―終わり―
横浜市民防災センター
所在地/横浜市神奈川区沢渡4-7
電話/045-411-0119
開館時間/9:30~17:00
休館日/月曜(祝日の場合は翌日)
入館料/無料
駐車場/なし
ニャッシャーさん
2016年04月06日 18時02分
取材していただきありがとうございます!災害に実感をもって備えるために、近いうちに足を運びたいと思います。