検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

野毛に穴場的フレンチビストロがあるって本当?

ココがキニナル!

野毛に元ニューグランドの料理長がやっている小さなフレンチビストロがあるらしいです。ビストロで気軽に本格フレンチが楽しめるなら行ってみたい…どんなお店か知りたいです。(miyukidさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

野毛にある、元ホテルニューグランド料理長の店「Y.S(ワイズ)」と、本場フランスで修業したシェフの店「le midi(ルミディ)」を紹介!

  • LINE
  • はてな

ライター:大和田 敏子

気軽に1杯からのフレンチビストロ「le midi(ルミディ)」



店があるのは、桜木町駅からなら徒歩2分ほど。本町小学校正門を背にして新横浜通りに抜ける路地にある。


ここ


一軒家レストラン「le midi」


共同経営者のシェフ高橋優介(たかはし・ゆうすけ)さんとホール担当、今井明(いまい・あきら)さんに話を伺った。

おふたりは12年前、横浜のカジュアルフレンチの店「ラフィーナ」に勤務しているころに知りあったそう。


高橋さん(左)と今井さん


横浜で3年間勤務後、高橋さんは「フランス料理を志すからには一度は本場で学びたい」とフランス南西部タルブにある1つ星レストラン「ランブロワジー」で2年間修業。帰国後は都内の「レストランI」に半年、「ビストロ ヌガ」に1年半勤務した。

勤務地が離れた後も連絡を取っていたふたり、ともにビストロを開店することを決め「気軽にちょっと1杯から立ち寄れる店に」と思いで・・・


2011(平成23)年オープン!


念願が叶って開店。その時の今井さんと高橋さん!


1階はカウンター5席と4人テーブル2つ


2階は4人テーブルが4つ。立食なら40名くらいまで可能という広さ


そして、天井にはフレスコ画!?


どうしてこういった内装に? と伺ってみると「開店当時は資金があまりなかったので、居抜きの物件をほとんどそのまま使っている」とのこと。


階段のポップな赤い手すり、大きな鏡もおしゃれ!


内装の変更はカフェっぽいイラストがあった壁を塗り替えたり、ローテーブルやソファーを食事がしやすいものに替えたりした程度だそう。元々の個性的な内装は、以前の店主がデザイン系の仕事の人たちだったという事情もあるようだ。



新鮮なフォアグラは格別! じっくり手間暇かけた肉料理も



「旬のものを味わっていただきたい!」とメニューは度々書き換えられる。


メニューはカウンターの前などの黒板に。その数、約30種類!


高橋さんがフランスで修業した店は海がないエリアで、肉料理中心だったこともあり、ここのメニューも手間暇かけた肉料理が中心だ。


誰にでも分かってもらえるよう、メニューの書き方にも工夫!


たとえば「le midiのカスレ」。料理名を聞いても全く分からないが、黒板のような説明があると少し想像できる。


「le midiのカスレ(ハーフ/2600円)」(提供:le midi)


当初はパスタやピザは出していなかったが、お客さんの要望もありメニューに加えた。


ソフトシェルクラブのクリームブイヤベースパスタ(1800円)(同)


「フランス料理店が作るパスタらしく、ソースで食べていただくパスタ。イタリアンとは一味違うものをと思っています」と高橋さん。

パスタもキニナルが、今回は特にお薦めの2品をいただいた。


オードブル盛り合わせ(1200円)。ボリュームたっぷりだ!


左手前から時計回りにスモークサーモン、きのこのマリネ、マグレ鴨のスモーク、ウサギ肉のテリーヌ、鴨肉と豚肉のリエット、ベーコンとオニオンのキッシュ、真ん中にサラダの7種類。

初めて食べるものも多く、1品ごと丁寧に作られた味や食感の異なる料理を楽しみながらいただいた。マグレ鴨というのはフォアグラを抜いた後の鴨だそう。とてもおいしかった!


自慢のフォアグラを調理する高橋さん。真剣な眼差し


フォアグラは、冷凍や真空でなく、紙包みの状態で仕入れる鮮度抜群のもの。フォアグラの産地であるフランスのタルブで修業し、いいものを見極める目を養った高橋さんが選ぶ確かな食材だ。


ハンガリー産ガチョウのフォワグラのポワレ(1800円)


ジューシーで濃厚な味わい。クセがなく味付けも絶妙だ。フォアグラが苦手でも、こちらの店のものはおいしいと言うお客さんが多いと伺ったが、それも納得!


フォアグラの下にあるリゾットがまたおいしい!


リゾットは優しい塩味。フォアグラと相性の良いシンプルな味付けだ。

ドリンクの種類も豊富。中でも「グラスワインの数は神奈川県一!」とか。白ワイン16種以上、赤ワイン18種以上、ロゼ2種とシャンパンがある。


けれども、ワインリストはない


お客さんの好みを伺い試飲してもらい、気に入ってもらったものを出す形だそう。高橋さんはソムリエの資格を持っている。

普段はアラカルトだけで、コース料理は予約のみだが、事前に連絡すれば、希望の食材を準備するなどの対応もできる。結婚式の二次会や会社の歓送迎会などにも利用されているという。



取材を終えて



全く違った個性の店だが、お料理がおいしいだけでなく、それぞれにオーナーの心意気が感じられ素敵だった。Y.Sオーナー夫妻の和やかさ、le midiの若き共同経営者の熱い思いに触れた。

―終わり―

〈店舗情報〉
Y.S(ワイズ)
住所/横浜市中区宮川町2-52-4 TK宮川ビル 2F
電話/045-242-3412
定休日/水曜日
営業時間/18:00~23:00

le midi(ルミディ)
住所/横浜市中区花咲町3-87
電話/045-250-3939
定休日/不定休
営業時間/18:00~翌2:00(ラストオーダー1:00)

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • 野毛のビストロ・ワイズ行ってきました。ハマレポの記事に記載された通りの店でした。近いうち、またいつか行きます。

  • ガッツリ食えるフレンチは素晴らしいと思う。メニューのキン肉マンがキニナル。

おすすめ記事

野毛の街の歴史について教えて!【前編】

女子に密かなブーム? 精力増強に留まらないスッポンの魅力を伝える、野毛の専門店「横浜味処 あぐら亭」

  • PR

かわいい「ホロ酔い女子」が集まる立ち飲み屋を探せ! 野毛編

おひとりさま大歓迎!!スタッフの“おもてなし”も自慢の「浪漫亭 東白楽店」

  • PR

横浜にあるこだわりの「シェフ一人で切り盛りするレストラン」は

一歩足を踏み入れれば、そこはもう北海道!? 道民も驚く味がそろう、野毛の隠れ家的和食料理店「ぽあろ」

  • PR

【レポ】「鍋小屋」のご当地鍋と日本酒のペアリングが最高だった!【横浜赤レンガ倉庫】

野毛のリトル大分で郷土料理と銘酒を存分に味わう「如水」

  • PR

こんな記事も読まれてます

ほぐすと怒られる!? 野毛の焼き鳥屋「末広」って?

横浜になぜ名古屋のご当地グルメが!? 激辛&激ウマ!「台湾ラーメン」が食べられるお店を徹底調査!

横浜初上陸、横浜南幸タイトー跡地にオープンした有名店「俺のフレンチ」に突撃!

【編集部厳選】夏本番! 「横浜ボリューム飯」特集!

洋食の街、横浜の料理人に密着「横浜コック宝」野毛「グリル・ラクレット」編

今や伝説となったあの名店で修業した店主が白楽で営業する行列店「くり山」のつけ麺の味は?

壱系総本山「壱六家」創業当時の味が食べられる店が現存する!?~横浜の家系ラーメン全店制覇への道 其の八

【レポ】「鍋小屋」のご当地鍋と日本酒のペアリングが最高だった!【横浜赤レンガ倉庫】

新着記事