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40年ぶりの大幅リニューアルで藤沢駅北口デッキはどう変わる?

ココがキニナル!

40年ぶりの大幅リニューアルで藤沢駅北口デッキはどう変わる?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

新しい藤沢駅北口デッキは2019年に完成予定。昇降施設の増設など利便性が向上するほか、交流や憩いの場として利用できる空間づくりを目指す

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ライター:福原 麻実

藤沢市都市整備部へ!



ではこれからの北口デッキはどうなるのだろう? 藤沢市都市整備部藤沢駅周辺地区整備担当に伺った。

お話を聞かせてくださったのは、藤沢駅周辺地区整備担当の北村佳敬(きたむら・よしのり)主幹補佐と、木島隆裕(きじま・たかひろ)主査(写真NG)。

まず、現在の北口デッキができた当時の写真を見せていただいたが・・・

 

なんだかとっても


素敵な感じ

 
大小のパーゴラ(藤棚)や、落ち着いた色調の石畳、白い壁など、失礼ながら「当時は素敵だったんだ」と思わずにはいられない。

それが、約40年の月日を経て現在の姿になったのだ。ゴミひとつ落ちていない、大切に使われている印象の北口デッキも、時間が経てばどうしても古めかしくなるのだ。

 

昔はここも最先端のデザインだったのだろうな・・・

 
その古くなった北口デッキリニューアルについて、筆者は「大きな歩道橋の架け替え」をイメージしていたのだが、藤沢市では北口デッキだけではなく、周辺道路の整備も行う「北口周辺地域の再整備の一環」と位置づけている。

 

オレンジ枠が北口デッキ。黄緑の①②③が整備済、④が整備予定、緑の⑤が整備中の道路


北口から市役所に向かう際に通りかかった道(上図の⑤)では、歩道の拡幅工事が行われていた

 
北口デッキをただ新しく便利にするだけではなく、北口デッキを活用し「にぎわいや交流、憩いを育める空間の創出を図る」ことと、北口デッキを渡った先にある街への導線にもなるようにという狙いがあるそうだ。

そうすることで、周辺地域の活性化を図り、この地域全体の価値向上を目指す。それが今回のリニューアルの目的なのだ。

藤沢駅周辺地区再整備事業のメーンのひとつである北口デッキは、2019年の完成を目指して、全面リニューアルされる。2017年10月の着工予定で、総工費は約30億円を計上しているという。工事期間中は、利用者の不便を最小限に抑えるために、北口デッキの総面積約4700平方メートルをいくつかのブロックに分け、ブロックごとに工事を進めていくそうだ。

 

こちらが完成予想図。現在よりもやや開けた印象か?

 
既にあるエレベーターは現在より大きなものに、さらに、2基のエレベーターやエスカレーター1基、そしてスロープが増設されるなど、バリアフリー化が図られる。

そしてキニナっていたさいか屋2階との高低差もスロープの新設などで軽減される予定だという。

 

青枠がエレベーター(EV)やエスカレーター(ESL)などの施設

 
さらにイベント会場としての機能も残し、市民の憩いの場にもなるように「ガーデンパーク」といったスペースも設ける。

そして上の完成予想図の通り、通路が広場(ガーデンパーク)の左右にあるので、イベント開催時に主動線であるガーデンパーク左側の通路が塞がってしまっても、新たに整備する副動線(上図赤点線)でスムーズに通行ができる。

ほかには、視覚的にも空間を広く見せるために、高欄は多柵式やガラス素材のものを採用するそう。

 

ガラス製で開放感がある

 
また、夜のように暗かった北口デッキ下にあるバスターミナルも天井の塗り替え後に汚れが付着しにくい塗料で仕上げ、LED照明などを用いて明るいものにするという。

 

整備後は右のようになるそうだ

 
2020年の東京オリンピックでは江の島がセーリング競技会場に決まっている。
リニューアル完成時期が2019年ということで、東京オリンピックを意識したものかと質問したのだが、どうやら北口デッキリニューアルの計画はそれよりも以前に立てられたとのこと。特に東京オリンピックに向けたリニューアルではなかったようだ。

 

1964(昭和39)年の東京オリンピック時、藤沢駅は英語看板などを設置した(藤沢市文書館提供)

 
しかし、あくまでも偶然だったとはいえ、会場の江の島に向かうためにこれまでよりも多くの人が藤沢駅を利用することになる。さまざまな事情で工事に遅れが生じることもあるだろうが、そのころにはリニューアル後のきれいな状態であってほしい。

当然ながら市も、2017年の工事着工までただ待っているわけではない。すでに事業者と駅周辺の街づくりのためのエリアマネジメント組織を立ち上げるべく、関係事業者らと勉強会も実施しており、2019年に本格的にエリアマネジメントを始動させる予定だという。



取材を終えて



北口デッキの話からは逸れるが、「周辺の活性化を図る」という言葉が出たところで、期待を込めて「では南口もいつかはリニューアルするのでしょうか?」と質問してみた。南口は小田急・江ノ電の駅もあり、そちらの利用者も多く、しかも北口と同じく古い。

すると「今後10年で、南口もリニューアルするという構想があり、3社の改札口をすべて同じ高さにするということも検討されている」という回答が返ってきた。

 

もう階段を昇り降りしなくていいんだ・・・!

 
これから10年をかけて変わっていく藤沢駅周辺。今後もその変化を追っていきたい。


―終わり―
 

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コメントする
  • 藤沢駅は子供の頃行くのが楽しみだったなあ。江ノ電デパートの外が見えるエレベーターやクリスマスのイルミネーションも早かった気がします。今やハンズも去り、藤沢駅に行く用事も殆どなくなってしまいました。。。40年前の藤沢駅は吉祥寺や町田なんかより、ずっと栄えていたんですよね。最早駅前の単独ビル群というショッピングスタイル自体機能しなくなって来てますから仕方の無い事ですが。

  • 前に(30年くらい前)あった 噴水のような・・・水が流れてるオブジェなくなったのですね。よく小さな子供たちが遊んでたなぁ。

  • 湘南の風を感じられたらいい。湘南藤沢ですから…。

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