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200円にこだわった、川崎の「POPカレー」に迫る!

ココがキニナル!

200円カレーの「ポップカレー」が白楽、川崎、白根、磯子と次々にオープンしていますが、安さの秘訣と店舗展開の早さがキニナル!

はまれぽ調査結果!

川崎の「POP BAR&CURRY」は、社長が200円という値段にこだわり、鶏肉のみのカレーを提供している。現在はバー営業もしている。

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ライター:山崎 島

200円ということにこだわり抜いたカレー



200円でカレーが、300円でアルコールとおつまみがいただけるという、安すぎて金銭感覚が爆発し、逆に散財してしまいそうな同店。その正体とは・・・?
 


お話を伺ったのは

 
「POP BAR&Curry」(ポップバーアンドカレー)マネージャーの俵賢哉(たわら・けんや)さん。ご事情があってお顔出しはNGだったが、同店についての裏話、いろいろお聞きしてきました。

ではさっそく、200円カレーってどういうことなのだろうか。激安カレーができる経緯と、今日までの同店の歩みをお話してくれた。

同店が営業を始めたのは2016(平成28)年8月。「こちらは2号店と言っていますが、実は東横線白楽駅の1号店より先にオープンしました。本社は静岡県熱海市にあり、もともと福祉関係の事業をやっていましたが、社長があるお店に影響を受け、当店を出店しました」と俵さん。1号店を差し置いて2号店が先にオープンという話もキニナるけど(店舗工事の関係で完成が予定より遅れたらしい)、福祉関係の会社が飲食店を運営している!? なんかピンと来ない。
 


ふむむ

 
「新潟県に『原価率研究所』という、元祖200円カレーのお店があるんです。東北大震災を受けて福島から避難した『原価率研究所』の社長さんが、新潟ではじめられたお店だそうで、うちの社長が『200円でカレーって、そんなことできるのか!?』と衝撃を受けまして。当社は福祉関係の事業をしていることもあり、仕入れている食材を使用して試しに200円で販売できるカレーを作ってみたところ、できたんです」
 


「できたんだ!!」と思わず大きい声が出た

 
「はじめは野菜などを入れていたんですが、そうするとどうしても200円をオーバーしてしまう。社長は薄利多売で何でもやりたい! という人で、300円だったらやらない、と200円であることにこだわりました。いろいろ改良を重ねて、市販のルーと独自のルーをブレンドした現在のカレーにいきついたとのこと」

300円だったらやらない!! って、こだわり方が個性的な社長、なんかシンパシーを感じる!そんなこだわり社長の200円カレーは10グラムの鶏肉が3個入っているというシンプルさ。原価はなんと100円!
 


自炊派にはしみじみ分かる、100円でカレーができるすごさ

 
それから、投稿にもあったが店舗展開の速さについて。事前に調べた情報では、2016年12月の時点で県内に4軒お店があったそうだが「現在はこの2号店のみです」とのこと。

俵さんのお話では、白楽店は駅前のビル2階に店舗を借り、神奈川大学の学生さんをターゲットに営業を始めたそうだが、ビルの2階だったこともあり目立たず、なかなか客足は増えなかったという。
「安ければいい、というものではないんですね。やはりお客さんの味の好みもありますし、難しいです。家賃や人件費など、できる限り削れるところは削っても、やはり200円のカレーだけだとやっていけない、ということで+100円のトッピングや、バー営業も始めました。現在は『バーが昼にカレーを出している』というイメージで営業しています」と俵さん。
 


せ、世知辛え・・・

 
けど、川崎店は行列ができるほど人気だったそうで、テーブル6席から定員10名の現在の形にリニューアルしたのだとか。

客層についてはご近所の方や、お近くの会社の方や現場の方が多いそう。店頭で食べていったり、テイクアウトしたり、皆さん気軽に利用している模様。
 


スタッフの南国美人たち

 
スタッフさんはフィリピンご出身の方が多いらしく、理由としては「フィリピンの子は明るく家族思いの温かい人が多く、アットホームで楽しいお店にしたいというPOPカレーのモットーにぴったりだったため」だそうです。



まずくもうまくもない、普通のカレーです



紆余曲折しながらこだわりを貫くその姿が、なんだか愛くるしさを感じる「POP BAR&Curry川崎2号店」。キニナるカレーをいただくことにした。
 


山崎は一番人気のハムカツトッピングのカレー(300円)


岡田は二番目人気のチーズカレー(300円)

 
うんうん、これは結構なボリュームじゃあないですか! 食べる前からお得感を感じられるのはうれしい。
 


行け、岡田! 豪快に!!

 
岡田は「うんうん」としきりにうんうん言っており、その表情は満足そう。噂の200円カレーは「ザ・日本のカレー」って感じの、親しみが持てる味わい。どちらかというと優しいかな。でもしっかり温かくて、スパイシー、これで200円は良いと思います。
 


さっくり肉厚ハムカツも◎


お好みで調味料をお使いあそばせ

 
二人でうんうん言いながら食していると、俵さんは「うちのカレーはまずくもうまくもない、普通のカレーです。それでいいんです。今コンビニでも200円ではおにぎり2つも買えない。でも、ここだったら200円でおなか一杯カレーが食べられる。『200円しかない、カレーでも食べるか!』ってお客さんに来て欲しいんです」と静かに語られた。その潔さ、見習いたいです。なんか200円で大きなことを学んだ気がする!
 


また

 
同店ではチャレンジカレーなるものもある。その名も「カレーの湖」(超大盛10人前カレー(2000円))と「口内火山」(500円)。「カレーの湖」は、ご飯2.2kg・カレー2.5kg・チキン10グラム×30個・福神漬け40グラム、計約4.5kg10人前相当を15分で食べきれば賞金3000円。「口内火山」は、コブラチリとデスソースを加えた激辛カレーの上に、熱々のイカリングが乗っており、5分以内に食べきれば無料になる。

「社長がこういう試みが好きで始めました。チャレンジした方にはSNSで紹介させていただいています。口内火山はクリアする方が結構いるんですが、カレーの湖はまだ一人もいないですね」とのこと。こういうことをひっそりとやっているところも面白い。
 


いいですね

 
掘れば掘るほどいろいろ出てきそうなお店「POP BAR&Curry川崎2号店」。2017年4月には川崎市幸区鹿島田に新店舗がオープンするそうで「最初のPOPカレーの勢いを取り戻したいです! 年内10店舗という目標を、バーと併設しながら達成していきたいと思います」と今後についてお話してくださった。

これからも街角のPOPな激安200円カレー店として、たくさんの方を満腹にすることでしょう。



取材を終えて



面白いお店だった! こういう変わったお店が増えたら人見知りな私でもよし行くぞ! てなってうれしいです。チャレンジカレーにつきまして、「やって来いよ!」という方は再度投稿お願いします。編集部・小島とかが行くと思います。

―終わり―
 

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  • 去年白楽店につぶれる前に行ってみたが、昼時でも客は2,3人でガラガラだった。カレーの味はジャスコブランド「トップバリュー」のレトルトカレー80円と全く同じ。だとしたら200円でも高いと思えてくる。

  • 200円だったら行ってもいいかも❗

  • 学食に出店したら流行りそう。

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