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おかえり京急デハ230系! 京急ファミリー鉄道フェスタ2017の様子をレポート!

ココがキニナル!

デハ230形の引き継ぎ式が行われる「京急ファミリー鉄道フェスタ2017」の当日の様子がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

工場見学や運転台撮影など、普段は見られない車両の姿を約2万4000人が楽しんだ。「デハ230形236号車両」は川口市立科学館より京急に引き継がれた

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ライター:黒澤 陽二郎

38年ぶりに帰郷! 京急デハ230形とは?



ここまで会場内のレポートをしてきたが、話は少し前に戻る。

2017年5月、埼玉県の「川口市立科学館」で保存・展示されていた車両「京急デハ230形236号車」が38年ぶりに京急のもとに帰って来ることが決まり、同イベントで、デハ230形の「帰郷」を祝う記念式典が行われた。

なぜ長い時を経た今、生まれ故郷である京急に230形が帰ってくるのか。背景や愛された理由などを京急に伺った。
 


総務部広報課の澁谷希(しぶや・のぞみさん)と
 


営業部の芹澤松一(せりざわ・しょういち)さんに聞いた
 

今回、帰ってくる「京急デハ230形」は、1930(昭和5)年に京浜急行電鉄の前身である「湘南電気鉄道」開業時から1978(昭和53)年の引退まで、48年間もの間走り続けた。
 


在りし日の京急デハ230形236号車(京急ホームページより)
(1973.1.21973 田中 利男)
 

デハ230形は走行性に優れた軸受や地下鉄と郊外の双方に適した車両など、当時の最高技術が取り入れられた。軽量化と頑丈さを兼ね備えた車両で、特徴である大きな窓で乗客の目を楽しませた。

引退後の1979(昭和54)年からは川口市にて保存・展示されていたが、老朽化に伴い2016(平成28)年から引き取り先を公募。そこに京急が手を挙げた形で、今回の帰郷が実現した。
 


これから京急OBとともに修復作業を行っていくという
 

芹澤さんは「デハ230形は一時代を築いた名車で、現在主流となっている車両の元祖とも言えます。戦前、戦後と厳しい時代を生き抜いた貴重な車両なので、これからも大切に守っていきたいと思います」と力強く話してくれた。
 


230形へのメッセージ。多くの人に愛されていることが感じ取れた
 

今回のイベントでは、デハ230形の姿を見ることはできなかったが、記念式典には多くの人が駆けつけ、引き継ぎの瞬間を見守った。
 


川口市立科学館の秋場昇(あきば・のぼる)館長(右)から引き継がれた
 

京急デハ230形236号車は修復を施されたのち、2019年秋に建設を予定している、みなとみらい地区の「京急グループ本社ビル(仮称)」1階で保存・展示される予定だ。

式典が終わると、イベントもいよいよ大詰め! 最後に来場者の感想を聞いてみた。
 


5回目の参加という2人
 

京急の「走りの良さ」が好きだという2人。埼玉県出身のがしみやさん(右)は、川口市に展示されていた230形を見に行ったことがあるそうで、地元とのつながりに感慨深くなったそう。
 


イベントを親子3人で楽しんでいたご家族は
 

普段は入ることができない運転席で写真を撮ったり、外を眺められたことが楽しかったそうだ。ほかにも数組お子さん連れのご家族にお話しを聞いたが、やはり運転席に入ることは鉄道好きの子どもたちにとっては憧れのようで、「子どもがずっと離れなかった」など、微笑ましいエピソードばかりだった。



取材を終えて



子ども達に夢を与え、大人達にとっては懐かしさを感じさせてくれるイベントだった。

230形のように、歴史を未来へ繋いでいく今後の京急の取り組みにも注目していきたい。


―終わり―
 

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  •  電車が引退すると第二の人生が地方の鉄道会社へ? または海外の鉄道会社。保存されても保存方法により、落書き?スプレー? 破損? 渋谷のアオガエルも最初の頃はテールライト割れてたり? 

  • 八丁畷で痛ましい出来事があったばかりだし、非常停止ボタンについて多くの人に知ってもらう機会をつくるのは良いこと

  • 僕もそのイベントに行きましたが本当に大勢の人々で賑わっていました。川口市にお礼の手紙を書いたり、展示車両を見たり、色々グッズを買ったりしました。230形は本当に古くからある車両なので横浜でも大事にしたいと思いました。

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