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横浜に根ざした舞台を中心に活動する、五大路子さんを徹底解剖!

ココがキニナル!

横浜に根ざした舞台を中心に活動する、五大路子さんを徹底解剖!

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ライター:大和田 敏子

横浜に根ざし、横浜から発信する「横浜夢座」


 
―「横浜夢座」のお芝居の題材は幅広いですね。

横浜第一号の女優の紅沢葉子さん、歌手の渡辺はま子さん、劇作家で日ノ出町の生まれだった長谷川伸さん、横浜ゆかりの作家、山本周五郎さんといった人たち・・・。これは、かつて元町にあった映画撮影所の話です。撮影所があったこと、知ってますか?・・・これは、大正から昭和にかけて鶴見の遊園地・花月園・・・。 
 


ひとつひとつの舞台についてのエピソードを熱く語られる


―すごいですね。「はまれぽ」も毎日、横浜の情報を発信していますが、知らないことばかりです。どんなふうに舞台を作っていかれるんですか? 

資料で調べたりや本も読みますが、それだけではなくて、関係者の方やその街の方々にお話を聞いて歩きます。「風の吹く街 野毛坂ダウンタウン・ストーリー」の時も、1年間くらい、まるで野毛の住人のようになって、街のおばちゃんたちから「五大さん、また来たの」と声をかけられたりして、野毛の街の人がみんな応援してくれましたね。 
 


2016年1月、横浜夢座第13回公演「風の吹く街」


―「風の吹く街」も観させていただきましたが、戦争の辛い経験を描くだけでなく、人間の力強さを感じるお芝居でした。

敗戦で何もないところで、自分たちで秩序を作って手をつなぎ、立ち上がってきた街の人たちがいた。これこそが横浜のパワーの原点だと感じました。そういうことも、取材のなかで感じ、人と触れ合うなかで教えてもらっています。 
 


戦後を生き抜いてき人々のパワーが伝わる「風の吹く街」。その一場面


そうして知り合った方々とは、長く交流を続けています。2012年に「野毛武蔵屋」の話をやりましたが、今週は、武蔵屋の女将の95歳の誕生日のお祝いで集まるんですよ。 
 


出会った人たちとのつながりひとつひとつを大事にしていきたいです


小学校の同窓生も芝居を観に来てくれますし、中高の書道部や演劇部の仲間は、今でもボランティアで協力してくれているんです。横浜の人の力によって、今、私はここにいて、芝居ができるのも、ご縁とかつながりによることを体感しています。

―テーマや題材はどのように選ぶんですか?

自分の琴線に触れた大事な横浜の宝を、掘り起こすような気持ちでやっています。横浜の地に生きた人が残したモノの欠片を、私の身体を通して伝えたいという想いでしょうか。 
 


まだまだ、この横浜には埋もれている魂がいっぱいあります


今、私たちはその声に耳を傾けなければいけないんじゃないかとすごく思います。横浜じゅうを掘り起こしたいですね。

―「横浜夢座」は、横浜への強い想いに突き動かされているという感じでしょうか。

「横浜夢座」は、プロジェクトチーム、市民ボランティア、夢座倶楽部の3本の柱で、本気でみんなが芝居をやろうという気力で、ここまでやってこれたんです。これほど横浜に根ざして、横浜を愛して、発信している劇団はないと思っています。前に向かって光る、発光体のような存在が「横浜夢座」。ぜひみなさんにも知ってほしい、芝居を観てほしいと思っています。

―プライベートは、どのように過ごされているんですか?

自然にたわむれて育ったからでしょうか、今でも自然が大好きで、オフになると山を歩いています。高い山は無理ですが、横浜には自然がたくさん残っていて、歩くところがたくさんあるんです。
新横浜周辺から篠原城の城跡を歩いたり、鶴見川沿いをずっと歩いていって退屈だから知らない道に入ってみたり、大倉山に上ってみたり、それで帰りは疲れて東横線に乗ったり・・・。帰りの電車の中で、くすくす笑ったりしています。 
 


探検が大好きなんです


最近は、奈良の吉野にも魅せられています。普段、何かに追い立てるように過ごしているので、自然と歴史のある奈良に行くと、ゆっくりしていいんだよと抱きかかえられるような気持ちになりますね。
自然の中を黙々と歩いて知らないお堂に入って仏像の前に座っていると、自然と涙が流れたりします。

―横浜の中で、好きな場所やお店を教えてください。

手前みそで大変恐縮ですが、親族が経営している新横浜の「ラントラクト」は、好きな店です。
カフェ・フレンチレストラン、ジャズバー、占いの部屋など、とてもおもしろい空間です。このお店には、なんと滝があるんですよ。滝がパワースポットにもなっていて、竜神様を祀っている。 
 


疲れてホントに人と会いたくない時、滝のしぶきを浴びに行きます


先日は、友人とバーベキューをしたんですが、緑もあって、月や星が見える神秘的な風景で、「横浜にいるとは思えないね」とみんなで話しました。

―こちらのカフェに併設されている「ROUROU」のブティックにも、時々、いらっしゃると伺いましたが・・・。

今日来ている洋服も、こちらのものですよ。色使いやデザインが可愛くて大好きです。 
 


私が好きな蓮の花がモチーフのものもあるので、気に入っています


―今後の予定について教えてください。

10月に「まぼろしの篠原城」を再演します。
このお芝居は、私の小学4年生ぐらいのころの体験とつながっているんです。
新横浜駅の工事の時に見つかった穴倉から鎧や兜、刀、人骨が見つかったんですね。床にも壁にも油石が敷き詰められた狭い所を歩いていくと、子どもが立てるくらいの空間があった。その黒く冷たい空間、未知の世界に入っていく感覚は忘れることができませんでした。
そして5年前、篠原城の跡が住宅開発されると聞いた時には泣いてしまうほどのショックを受けました。 
 


散歩に行ったり、ローザのセリフを覚えたりする大切な場所だったんです


私の意識の中で、油石が敷き詰められたあの穴倉と篠原城がつながりました。城からに逃げた人たちが、あの穴倉にいたんじゃないかと・・・。
篠原城跡の半分が住宅地になってしまった今、このままでは何もなくなってしまう、やらなくてはという想いにかられました。
地元の人に声をかけて、心に城跡を残そうと調査をして物語を作り上げたんです。チェロと尺八の演奏にも入ってもらって、ここに生きた人の魂を呼び起こそうという気持ちでやっている芝居です。
 


会場の港北公会堂はまさにその地。ここでやることに意味があるんです


オリンピックの年に「横浜夢座」は20周年を迎えるんです。その時に向けて、何か新しいものを調査して、挑戦したいと思っています。 
 


まだまだ、横浜を掘り起こしていきたいですね


生まれた時から野原を駆け回って遊んできて、子どものころから変わらない部分がたくさんあるんでしょうね。母にも「いくつになったの」と驚かれ、「いい加減に落ち着きなさい」と言われるのだけれど、ずっとこのまま皺が増えても遊び続けて、自分の身体から表現することをやり続けていくのだろうと思っています。



取材を終えて


 
パワフルに表情豊かに語る五大さんに圧倒されるインタビューだった。少女のころのままの豊かな想像力を失わず、まっすぐな想いを貫いている、とてもチャーミングな人だ。
 

―終わり―
 
 
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今後の活動紹介

語りの楽劇「まぼろしの篠原城」
2017年10月28日(土)、29日(日)
会場:港北公会堂

没後50年山本周五郎展記念 朗読とトーク
山本周五郎作「おたふく」
2017年11月12日(日)
会場:神奈川近代文学館 展示館2階ホール 

取材協力

横浜夢座HP
http://www.yumeza.com/


ROUROU Cafe HP
http://www.rourou.com/cafe/ 

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  • 人物に対して「解剖」という言葉は不適切ではないでしょうか。(死後)切り刻むってことですよね。

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