別名、横浜のチベット!? ゆるキャラ「せやまる」の故郷を訪ねて、はま旅Vol.35「瀬谷編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第35回は、いよいよ区内完全制覇となる瀬谷駅。マスコットキャラクターや銘菓は、街を盛り上げることができるのか。
ライター:河野 哲弥
謎の正体は、なんとダルマさん!?
相澤山長天寺外観
対応いただいた、三田副住職
「八福神」のもう1人のメンバー。それは、この長天寺で祭られている「達磨大師」でした。
理由を聞くと、もともと「瀬谷仏教会」という組織に所属していたお寺が8ヶ寺あり、同会で何か地元貢献ができないか考えていたそうです。
そこで、健康にもよく、お参りすれば仏心にもかなう「スタンプラリー」を企画。長天寺は臨済宗という禅宗のお寺であるため、禅の祖である「達磨大師」を祭ったらどうかという話になり、「八福神」が成立しました。
御朱印帳のような、スタンプラリー
向かって右が「達磨大師」のお姿
また、こうしたウォーキングコースは、瀬谷区でも整備しているそうです。ちょうどこの長天寺は、「市民の森コース」の途中にあるのだとか。そして、近くを流れる和泉川の源流を見ることができるそうです。ついでなので、源流、見てきちゃいましょう。
現代に残る秘境、「瀬谷市民の森」
「瀬谷市民の森」入り口の様子
左下が入り口、一番奥まで行ってみよう
行く手に現われたのは、踏み入るのをためらってしまうような広大な森でした。
あたり一面はうっそうとしていて、奥の方は日光も遮られています。瀬谷が「横浜のチベット」と呼ばれる理由は、この豊かな大自然のせいなのでしょうか。
とりあえず奥まで行ってみます。山道は次第に細くなり、やがて獣道のようなところを進んでいくと、そこに源流はありました。
鉄パイプの先から流れる湧水
鉄パイプが伸びているということは、おそらく本当の湧水は、この先の地中にあるのでしょう。
それにしても、そのまま飲むのは危険そうな感じがします。駅前へ戻って、大人の喉の潤し方を、実践してみることにしました。
地元の人に瀬谷を語ってもらった
一見、お総菜屋さんのようだが
その奥が「立ち飲み屋」になっている
この「鳥正瀬谷駅前店」は、駅北側のアーケードに新しくできた人気店。店長の森下さんに許可を得た上で、地元の方にインタビューしてみました。
新鮮な焼き鳥が安くて旨いと評判
子どものころから住んでいるというOLさん
左のマツコさんによれば、確かに「横浜のチベット」という言い方はよく耳にするとのこと。でも、それだけ自然が豊かな証拠だと、少し自慢に感じられているようでした。
右の佐藤さんにとって瀬谷は、「一度住んだら離れられない」街だそうです。古くからのなじみの店が多く、使い勝手がいいのがその理由。しかし、そんなお店も次々になくなっているとのこと。それを残念そうに話していました。
確かに今の瀬谷は、そうなのかもしれません。
しかし、東急線と相鉄線の乗り入れや「瀬谷の逸品」など、明るい話題がそろってきました。瀬谷のこれからが楽しみになってきた、今回の「はま旅」でした。
■今回のはま旅「瀬谷」周辺
・「ソフィア洋菓子店」神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-8-13
・「御菓子司 青柳」神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-8-11
・「鳥正瀬谷駅前店」神奈川県横浜市瀬谷区中央1-4
・「相澤山長天寺」神奈川県横浜市瀬谷区相沢4-4-1
― 終わり ―
TKSさん
2016年09月11日 14時17分
皆さんのコメントを拝見すると、横浜には色々な所にチベットがあるんですね。大昔、今の都筑区、港北ニュータウン辺りも横浜のチベットと呼ばれてましたね。でも、何でチベットなんでしょうね(笑)
yuriaさん
2015年03月22日 20時44分
チベット?いつから?昔は港北区がチベットって言われていたけどね。鉄道も走ってなかったし。和泉川の源流部にはミョウガが生えていてよく採っていたな、
狐猫さん
2014年03月29日 11時27分
チベット。。。神奈川県東部で気温が一番低い地域だかららしいです。瀬谷区と旭区などが、冬などに他の地域が雨でも雪になったり、気温が、一年中、アメダスの、横浜、海老名、三浦、辻堂、などの記録に対して数度低かったりするらしいですよ。