川崎駅前のさいか屋跡地に「川崎ゼロゲート(仮称)」が出店へ! さらなる再開発計画も・・・?
ココがキニナル!
川崎の「さいか屋」跡地にパルコが出店とのこと。どんな施設ができるの? さいか屋の再出店は?(TTさん/ココデラさん/よこはまいちばんさん/となりのまささんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
川崎駅東口にパルコの「川崎ゼロゲート(仮称)」が2019年秋にオープン。規模が小さいため、川崎市は将来的に再開発を進めたい考え
ライター:はまれぽ編集部
ゼロゲート後にさらなる開発も?
川崎駅は2018年2月にアトレの増床や北新改札設置、北口通路の新設などを行い、利便性が向上。一方、人の流れが変わったことで南側の利用者が減少した面もあるという。
川崎市まちづくり局拠点整備推進室には、市民から「南側もどうにか活性化させてほしい」との声が寄せられていたそうだ。
整備された川崎駅の北口通路
そのためには、さいか屋の跡地の開発は重要なチャンス。ゼロゲートが出店する場所はあくまでも「MM投資組合」が所有する私有地だが、川崎駅の正面という「地域の顔」といえる立地であることから、川崎市は「ふさわしい施設」の建設をお願いしてきたという。
駅南側のにぎわいを取り戻すには・・・
ところが、近年の工事費の高騰を受けて、所有者は巨額の投資を控えたい意向で、低層の商業施設を建設することが決定。
川崎市としては、それでも現在の駐車場のままよりはいい、ということで、早期の開業が実現した背景がある。
以前のさいか屋。にぎわいには施設の規模も求められる
東口南側エリアの発展を考えた時、「2階建て」の新施設はやはり満足できる規模ではないようだ。
市や周辺事業者などが想定するのは、今回の予定地や周辺の施設を含めた、将来的なさらなる再開発。すでに関係者が集まり、再開発に向けた勉強会を1年前から開催しているという。土地所有者の同意が得られれば、さらに具体的な活用方法が見えてくる可能性もある。
だが、それはあくまで将来的な話。もちろん、来年秋オープンの「川崎ゼロゲート」への期待も大きい。
川崎駅東口では、商業施設「川崎ルフロン」に入居していた大手テナントの丸井川崎店が2018年1月に閉店。さいか屋の閉店に続き、地盤沈下が心配されている。そんな中でパルコブランドの出展は心強い要素だ。
川崎駅の北口通路は西口のラゾーナにも直結
市の担当者は「これまでの同業態の実績でいえば、『ゼロゲート』にはアパレル系のテナントが入居する例が多い。これまで川崎駅周辺のアパレルは西口の『ラゾーナ川崎』一強とも言える状態だったので、東口の活性化につながってほしいと考えています」と話す。
一方、もう一つのキニナル要素が、「さいか屋」のこれから。
さいか屋のビルはすでにないが、駅前の「ホテル日航川崎」の中に小規模ながら移転して営業している。
かつての「川崎の顔」は?
今後、再び広い店舗に移転する可能性はあるのだろうか?
さいか屋グループの経営企画室にお話をうかがうと、「現在は、いまの場所を離れて移転再オープンという話は出ていません。しかし一切やらない、とも決めていない。ニュートラルな状態です」と話す。
とはいえ、現状の川崎店は決して広くないことから、別の場所への出店は「いい話があれば、可能性はあるかも」という段階のようだ。
取材を終えて
これからも変化を迎えることになりそうな川崎駅周辺。「川崎ゼロゲート(仮称)」が暫定的な出店というわけではないものの、その先のさらなる開発を見据える関係者も多いようだ。
さいか屋の復権も含め、地域にとって愛される店舗や施設が増えることが、川崎全体の活性化にもつながるはず。駅周辺の変化にはこれからも注目していきたい。
ー終わりー
ギャグ王さん
2018年04月25日 21時34分
このはまれぽ.comで、今後の開発を初めて知った。面白い!