鶴見川の土手がスパイシーな香り? 都筑区にある「マスコット」ってどんな工場?
ココがキニナル!
鴨居駅より鶴見川上流にある「mascot」という工場が気になります。鶴見川の土手がスパイシーな香り…どんなスパイスを加工しているの?販売先は?(白マントさん/ナチュラルマンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
130種以上のスパイスを充填する工場。20年前はスパイスの粉砕工程も行っており鴨居駅まで匂いがした。人気商品はカレーペーストの「印度の味」
ライター:はまれぽ編集部
まるでスパイス王国!
工場内に入ると、日本ではない国へ来たかと思うほどスパイシーな香りが充満している。どこかで嗅いだことがある、これは何の香りなんだろう・・・。
あ、シナモンだ!
シナモンが置かれているのは、静岡工場から届いたスパイスを保管する倉庫。その隣にはスパイスを充填する工場があり、分厚い壁で仕切られていた。
こちらがスパイスを充填する工場。倉庫とはまた違った香りに包まれている
取材日は目にも鮮やかなスモークパプリカの充填中
燻製されたパプリカの香りが体中に染み入るようだ。
基本的には機械で容器への充填を行うそうだが、1日の稼働時間や必要な本数を考えて手作業で行うことも珍しくないという。
容器のギリギリまでスパイスが入っている
キャップはキャッパーと呼ばれる機械で取り付けており、まるで電動ドリルのよう。
こちらの機械でキャップをしたら、
熱を加えて本締めをして
ラベルを貼る
こちらの工程では、ラベルが斜めになっていて“自分だったら買わない商品”などが市場に出回らないよう、人の目で確認をしている。
皆さん手をとめて、「こんにちは!」と挨拶してくれた
このあと、もう一度人の目を通してダブルチェックされた商品は、6本で1組にパッキングされて商品名と賞味期限を印字。
レーザー光線で印字! これがとてもカッコイイのだ
最後にダンボールへ梱包され、商品を保管している倉庫へと運ばれる。
写真左が境野さん。エレベーターの大きさは一目瞭然!
倉庫には130種以上のスパイスやパウチ商品、業務用の調味料などを保管。数名のスタッフさんが倉庫で注文を確認しながら配送作業を行っていた。
マスコットのロゴにもなっているクローブ(丁子)(410円/1本)
工場で働くスタッフさんについてうかがうと、「この近辺に住んでいる女性スタッフさんが多く、10~20年近く働いてくれている方ばかりです。皆さん本当に商品に愛情を持ってくれているので、お店でマスコットの商品を見つけると綺麗に陳列し直したり、見た目が気になった商品を買い取ったりするほどです(笑)」という。
工場にはこんな貼り紙も
流れるような作業の中にも人の温かさを感じたのは、スタッフさんの商品に対する愛情なのかもしれない。
「炒めたまねぎ(270円/1袋)」は1袋でタマネギ約1個分
「1万本作ろうと、お客さんの元へ届くのは1本。1本1本を大事に愛情をもって仕事をしようと、日々工場のスタッフと共有しています」と境野さん。
また近所でお祭りなどがあると、スパイスを寄贈することもあるのだとか。「地域へ貢献したいという想いをこれからも繋げていきたいです」と話してくれた。
取材を終えて
取材後、「印度の味」でカレーを作ってみたら、家族から、「こんなスパイシーで本格的なカレーを家で作れるんだね~」と絶賛された。
食べ終わった後には汗だくになり、スパイスの力を実感する
少々お値段は張るが、その味と商品に込められた愛情は本物だ。
もしお買い物中にマスコットの商品を見かけたら、「あ、鶴見川沿いの工場で作っているやつだ!」と思い出してほしい。
ー終わりー
取材協力
ヤスマ株式会社 横浜工場
住所/横浜市都筑区佐江戸町443
電話/045-933-4741
https://www.yasuma.co.jp/
MXILEさん
2019年09月29日 18時09分
この近くよく通ってたの気になってました。
駅馬車さん
2018年06月08日 13時33分
印度の味、ってここで作ってたんだ!美味しいって評判だよね。
ナチュラルマンさん
2018年06月07日 01時22分
取材、ありがとうございました!いつも鶴見川をサイクリングするとカレーが食べたくなるのは、この工場のせい!(笑)厳選のスパイスなのは匂いでわかりました。港北区には富士食品工業がありますが、横浜市のスパイス、調味料工場のタイアップ期待したい!(笑)マスコットスパイスのカレーキット、インド風、西欧風のカレーの双方作れて良かった!変な話、本当にマスコットスパイスさん、良い香りだから工場の前で匂いおかずに白米飯食べられたくらいです。これからも頑張って下さい。