馬車道の自転車置き場みたいなところは何屋さん?
ココがキニナル!
馬車道のりそな銀行前に自転車置き場みたいなところがあって、そこに「Bicycle自転車」ってのぼりが立ってたけど、あれは何屋さんなの?((*´`)もも。さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
放置自転車を回収・修理して再利用したレンタサイクルだった!
ライター:内藤 春雄
放置自転車がレンタサイクルに大変身
NPO法人ナイス・ヨコハマ入倉光明理事長
「市内の放置自転車は年間約5万台。これまで、その処理に市は毎年5億円近くもの経費をかけていました。そこで、この放置自転車を再利用して市の予算を削減できないかと考え、8年前にスタートしました。」
スクラップになる自転車を再利用すれば、ムダな税金を投入せずに済む。それに観光客へ便利なサービスも提供できる。まさに一石二鳥の解決策である。
そこで、いまハマチャリが計画しているのが観光客をターゲットとした需要の掘り起こし。そのひとつがホテルとの連携だ。レンタル料金を100円~200円割り引くチケットをホテルに置き、宿泊客に積極的に利用を呼び掛けるのである。ロイヤルパークホテル、新横浜プリンスホテル、ホテルニューグランドなど、すでに市内の10件のホテルと連携したという。
自転車のシェアリングという発想
また、ハマチャリでは市民へ向けての新たな仕組みを考案中とのこと。それは自転車のシェアリングである。商店街の空き店舗を自転車の無人の貸出と返却拠点にし、年間3000円の会費を払えば、誰でもそこから借りられるという仕組みだ。
自転車シェアリングのイメージ図
拠点が商店街なので買ったものを自転車で手軽に持ち帰れるし、返すのも次に商店街に来る時でいい。自転車を所有するのではなく皆で利用しようという発想である。
「商店街の活性化につながり、駅や学校、マンション、病院などに無人の拠点を設ければ、自転車が新たな交通機関になる」
と熱く語る。無人の拠点だから人件費は不要。これなら、じゅうぶん採算にあう。初年度の目標は会員3000人、自転車300台、拠点30カ所。成功すれば同じシステムを全国に広げたいという。
ヨコハマを自転車特区に!
放置自転車を利用することから始まった「ハマチャリ」。今後、シェアリングのシステムが発足すれば、自転車をムリに所有することもなくなり、放置自転車そのものも減少していくことだろう。ハマチャリが目指す新しい交通機関には多くのメリットがあるのだ。
自転車の走行には優しくない道路環境
あとは、より自転車が走行しやすい道路環境の整備だけだ。環境都市ヨコハマを標榜するのであれば、自転車が環境にやさしい新しい交通機関として利用できるよう、まずインフラの整備が必要といえる。
国の基準で専用通行帯を設けにくいのなら、市で自主基準をつくりヨコハマを「自転車特区」にして、より自転車を優先した街づくりを進めてもいいだろう。ハマチャリのめざす社会を共有し、デンマークやオランダのような自転車先進国の仲間入りで世界に誇れる低炭素都市にしたいものである。
― 終わり ―
烏龍茶さん
2016年11月17日 11時58分
baybike導入よりずっと以前から、このような活動をしているNPO法人があったとは知りませんでした。今度馬車道方面へ行く時に、場所を確認して、場合によっては利用してみたいと思います。