横浜土産、どうやって選ぶ? 2018年人気商品ランキングを新横浜で聞いてきた
ココがキニナル!
新横浜駅にあるお土産屋さんのランキングの上位に『横浜赤煉瓦』がいつもランクイン! このお菓子も気になるけど、出張先や旅先に喜ばれる、お薦めな横浜みやげ、気になります(ナチュラルマンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
新横浜のキヨスクで神奈川・横浜土産の人気ランキングを調査! お土産選びに迷ったら、ぜひ参考にしてほしい
ライター:はまれぽ編集部
注目のランキング結果は?
今回のランキングでは、「横浜・神奈川みやげ」のみを対象とし、東京土産などの商品は除外した。なお、すべての情報は2018年1月~12月10日時点の集計結果となる。
実は新横浜駅では改札外の「グランドキヨスク新横浜」と、改札内の「ギフトキヨスク新横浜東乗換」でランキングの結果が異なり、改札外では横浜土産がよく売れて、改札内では東京土産がたくさん売れる傾向にあるのだという。
いったいどうして? という疑問は後ほど解明するとして、まずは改札外の神奈川県お土産ランキングの発表!
※入り数違いなどは商品名で合算
「横浜レンガ通り」が安定の1位!(2018年12月時点)
横浜土産では断トツの売り上げを誇るというウィッシュボンの「横濱レンガ通り」が首位を獲得。横浜のイメージをほうふつとさせる名前もあって定番のお土産になっており、季節商品である「横濱レンガ通りショコラ」(夏季は「レモン」を販売)もランクインする人気ぶりだ。
冬季限定の「横濱レンガ通りショコラ(12個入り1080円)」
それを追随する人気商品が、崎陽軒の「真空パックシウマイ」。シウマイ弁当とは違い道中で食べることはできないが、その分新鮮なシウマイをお土産として持ち帰ることができる。
横浜の歴史を感じるパッケージも人気の秘訣かも?
3位以下も、人気が集中しているのは「横浜らしさ」を感じられるお土産。ありあけの「横濱ハーバー」は複数のテイストがある中で、ダブルマロン(12個入り2138円)が3位にランクイン。
「ありあけのハーバー」のフレーズはハマっ子には常識!
また、人気で品薄になる「クルミッ子」のほか、新横浜駅のキヨスクでしか買えないお土産「よこはまさんぽ」など限定商品もランクイン。鎌倉五郎本店の「半月」は通常のものに加え、期間限定の「干支半月」も登場していた。1月7日までの販売だそうなので、かわいいパッケージは見逃せない。
本当にここでしか買えないんですか?と確認したところ、「間違いない」とのお答えだった
パケ買いしたくなる干支をあしらった「亥年半月」
そんなグランドキヨスク新横浜に対し、駅改札内のギフトキヨスク新横浜東乗換では、ランキングに若干の変動がある。
※入り数違いなどは商品名で合算
トップ3は順位が入れ替わっただけだが、そのほかに改札外とは違う商品もランクイン
ちょっとした買い足しの需要があるのか?
東海キヨスクの担当者によれば、「改札外でお買い物をされる方は、横浜が地元でどこかに向かわれる方や、横浜を観光してきた方が多いです。改札外では『横浜らしいお土産』を求める方が多くなるのではないでしょうか。逆に、改札内の方は横浜に限定せずに広い範囲のお土産を選んでいるのかもしれません」とのお話。
改札内のギフトキヨスク新横浜東乗換は、広さがない分商品がギュッと詰まっている
改札内のキヨスクには、新幹線を乗り換え利用する人も訪れる。神奈川お土産のランキングには記載していないが、実はギフトキヨスク新横浜東乗換でもっとも売れているのは「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」なのだという。東京土産・・・!
地方から来た人などは、広いくくりで「東京土産」を選ぶことも多いようだ
お土産として選ばれやすい商品には、「値段が1000円前後であること」や「入っている個数が多いこと」、「個包装で配りやすいこと」などの条件があるそうで、確かにランキング入りした商品は、その要素を満たしたものが多いようだ。
一方で、「出張などから帰るサラリーマンの方は、ビジネスバッグに入れるため外箱の厚さが薄い商品を選ぶこともあるようです。また、職場で配ることも考えると、パッケージに高級感があるものも人気ですね」とのこと。「横濱ショコラ」はパッケージが薄く、購入後にカバンに詰め替える人を見掛けることが多いそうだ。荷物、増やしたくないもんなあ・・・。
グランドキヨスク新横浜9位の「横濱ショコラ」は、そんな理由で男性人気が高いんだとか
買うたびに頭を悩ませるお土産選びだが、その客層まで考えると実に奥が深い世界のようだ。
横浜土産ひとつとっても数えきれないほどの商品が並んでいるので、値段、数、大きさ、味・・・まで考えると、やっぱり混乱してしまうかも。そんなときにはぜひ、今回のランキングを参考にしてもらいたい!
取材を終えて
グランドキヨスク新横浜では、以前はまれぽでも取材した「みなとねこ スイートポテト編」を限定商品としてプッシュしていた。
かわいらしいパッケージが目印!
実は、横浜土産はなかなか新商品が登場しないのだという。
新横浜で「みなとねこ」をおすすめしている理由を担当者に聞くと、「横浜は東京に比べると新しいお土産が発売されにくく、定番商品が人気になりがちです。ですので、弊社としてもメーカーの新商品は大事にしたいと思い、PRに力を入れています」とのこと。
定番商品がたくさんあるということは選ぶ側にはありがたいように思えるが、何度も同じお菓子を買っていると新商品も欲しくなる。横浜を代表する人気上位のお菓子に対抗するようなお土産の登場にも、期待したいところだ。
ー終わりー
取材協力
東海キヨスク
https://www.kiosk.co.jp/
ナチュラルマンさん
2019年01月02日 23時10分
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。大変遅ればせながら取材ありがとうございました。よこはまいちばんさんの仰有る通り、何故か京都みやげや北海道みやげが埼玉県のメーカーだったりします…今日、明日はUターンラッシュが始まります。本物の横浜みやげを是非、横浜の思い出にと願うばかりです。
よこはまいちばんさん
2018年12月28日 16時43分
記事本文にも取り上げられているが、昨今では「お土産」と言っても単にパッケージだけで選んでいる傾向が強くて残念な結果が多々。地元の業者が拘って製造している土産物ならありがたいが、大量生産で地元とは関係ない業者が製造している商品も多々だし、中には他地域でも中身は一緒で単にパッケージだけをその地域に合わせているダケの商品も多々。少なくとも自分は美味しい・不味い(味覚は人それぞれだから合う合わないが妥当!)に関係なく、やはりその地元業者が昔から造り続けているお菓子そこにありがたさが感じられる。販売する商業施設側も売上が最優先で地元関係なくても利幅が多い商品を扱いがちであり、土産物購入者は誘導されているダケの面も見え隠れするのだが・・・