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瀬谷区の和泉川に望遠カメラを向ける人たち、いったい何を撮っている?

ココがキニナル!

業務用スーパMETORO横浜泉店の近くの川(いずみ川?)に毎朝たくさんの人が望遠カメラを持っている!一体なにを撮っているの?(mimiさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

皆が撮っていたのは奇麗な水の流れる場所にしか生息しない鳥、「カワセミ」だった!

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ライター:ワカバヤシヒロアキ

カワセミの魅力とは?!



寒い中、近辺をウロウロして待っていると、8時を過ぎた頃からチラホラ人が現れ出した。
さらに9時半になると10人以上の人がカメラを持って集まって来ている。
 


皆一斉にカワセミをめがけて撮影


様子を見ていると、どうやら皆、顔見知りのようだ。天気の良い日は毎日来る人、土日は欠かさず来る人など、頻度に多少の差はあるが、「おはようございます」と挨拶を交わしながら集まっていた。

また撮影の仕方も独特で、1羽のカワセミをめがけて皆で撮影している。今年は数羽しかカワセミが確認されていないらしく、1羽飛んでくるたびに「来た来た」と声を掛け合って、飛び立つ瞬間を狙っている。
 


カワセミの移動に合わせて、撮影場所も頻繁に変更


カワセミが飛んで行くと、再び場所を変えて撮影するので、皆さん忙しそうに移動を繰り返している。
気まぐれな野鳥を追うのは大変だが、そこは皆さんベテランなので、ある程度行動の予測ができるらしい。

もうしばらく戻って来ない。オスが来るのを待っているだけ。
など、カワセミの行動を知り尽くしているのだ。
 


藤沢から来ているという堀江さん


堀江さんは、写真を始めて2年ほど。野鳥の他には水中カメラにも凝っているそうだ。

地元の藤沢にもカワセミがいる場所はあるそうだが、ここは鳥との距離も近く撮りやすいという。
ちなみにカメラはレンズと本体を合わせて80万円。なかなかのお値段だ。

写真を撮る邪魔をしてはいけないので、話しかけづらかったが、私が新顔だったこともあり、親切に教えながら話をしてくれる人もいた。その中でも一番興味をひいた話が、カワセミの魅力について。

単に色が奇麗ということだけでなく、カワセミは一年を通じて見せてくれるパフォーマンスが豊富なのだそうだ。
 


交尾をするカワセミ(イメージ画像)
 

口を大きく開けるカワセミ(イメージ画像)


春になると木の実を突っついたり、求愛をしたり、雄同士がケンカをしたり、様々な表情を見せることが、人を惹き付ける要因だと言う。こういった様々な姿を、都市部から割と近い場所で見られる気軽さも良いのだろう。

実際、写真は撮らないが、散歩しながらカワセミを見るのが好きだという人もたくさんいる。
そういう人たちは、カメラのレンズの先を見れば、簡単にカワセミを見つけられるので、便利な場所だと言っていた。

横浜市内では、いたち川や、帷子川の上流付近でもカワセミを見ることができ、旭区にあるこども自然公園内の池などでも確認されている。ここ、和泉川もまた、カワセミが見られる貴重なスポットなのだろう。



カワセミ撮りに挑戦!



ただ眺めているだけでは、つまらない。ということで、私もカワセミ撮りに挑戦してみることに。
皆さんが400mm、500mmの望遠レンズを重ねている中、私のカメラはCanon EOS kiss(レンズ55mm)。
 


これが私のカメラ


かなり非力だが、取り敢えずやってみる。
 


まったくカワセミが判別できない…


やはり川辺の冊から撮ると、55mmレンズではこれが限界。

真ん中あたりにお腹のオレンジ色が小さく写っているのだが、こんな写真では、カワセミ撮りとは言えない。拡大するとボケすぎて何が何だかわからなかった。

しばらく粘っていると、橋の欄干近くにカワセミが来た!
 


少し近付いて撮ることができた
 


拡大すると一応カワセミだと分かる


その後、水に飛び込んだ瞬間も頑張って撮ってみた。
 


撮った写真を拡大したもの、ピンぼけが酷い…


やはり、私の腕とカメラではこれが限界だ。
 


ジョウビタキのメスなら比較的上手く撮れた


やはり、カワセミを奇麗に撮るにはそれなりのカメラでないと難しいようだ。
しかし、シャッターを切っているうちに段々楽しくなり、皆さんに混じってカワセミを追いかけていた。

肉眼で眺めるだけでも楽しかったし、水に勢い良く飛び込む様子を見るのはなかなか迫力があって面白い。カメラを持っていない人でも、バードウォッチングだけでも十分楽しめるのではないだろうか。



取材を終えて



ここでは、写真を撮る人同士も自然と知り合いになっており、皆マナーを守って撮影していた。
 


自分で撮った写真を見せ合うこともコミュニケーションの一つ


電車の写真を撮る人の中には、勝手に線路内に立ち入り電車がストップするという事件も起こっている。川で写真を撮る際も、冊より中には入らないなど、節度を持って撮影を楽しむ必要がある。

この記事を読んで、カワセミに興味を持った方は是非マナーを
守って楽しんでいただきたい


―終わり―
 

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  • カワセミは、意外と人間の近くにいますよ。市内の池がある公園なら、多くの場合、生息しています。都市環境が改善されたとみるか、元々の生息環境が悪化したとみるか、ちょっと微妙ですが。

  • ほかのカワセミ撮影ポイントもそうですが、必ずと言っていいほどカワセミが留まりやすいように、川の中や川岸に木の棒が不自然に刺さっています。この場所も以前行ったとき刺さっていました。調査した方の撮ったカワセミの留まった写真の木もおそらく誰かが刺した物でしょう。この点も調査してほしかったです。ちなみに、オジロビタキの写真とありますが、おそらくジョウビタキのメスだと思います。

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