そして翌日。弁当GETなるか！？

快晴となった翌日。前日と同じようにあざみ野駅からバスに乗り、同じように南水沢で下車し市場内へと入る。いよいよ200円弁当と対面を果たす瞬間が近づいてきた。
　

市場内の雪はほとんど溶けていた

昨日は空だったショーケース。ドキドキしながら近づいてみると、そこにはぎっしりと並べられた弁当の姿が。ついに発見、激安200円弁当！

　

すべての弁当が1個200円
　

丼物も200円の張り紙

多少粗雑な感はあるものの、見た目はコンビニで売っている弁当とそう変わらない。驚いたのはそのバラエティの豊富さ。ざっと見ただけでも、この日は10種類ほどの弁当が陳列されていた。
　

別の場所にも200円弁当

昨日、「売り切れよ～」と無情の宣告を突き付けてきた店員さんとも再会。「今日はいっぱい残ってるわよ～」と満面の笑みを浮かべてくれる。食べ比べ用に3種類の弁当をチョイスしてお会計。200円×3個＝600円。弁当3つ買っても600円。やはり異常な安さだ。
　

今回はこの3種類を食べてみることに

問題なのは弁当の味である。いくら安いといってもその味がまずく、とても食べられたものではなかったとしたら、例え200円であろうと購入する気にはなれないだろう。検証のため、編集部へ購入した弁当を持ち帰り、実食レポートをしてみることにした。
　

取材中も弁当を購入する方を数人見かけた

いざ実食！

特にネーミングがされていなかったので、チョイスした弁当それぞれに名前を付けてみた。
　

勝手に命名「富士弁幕の内（仮）」
　

見た目通りに「豚焼き肉丼」
　

異論なしで命名は「チャーハン」

最初に試してみたのはご飯の上にシャケ、玉子、ハンバーグに揚げ物数種、ポテトサラダが入った「富士弁幕の内（仮）」。
　

よくある弁当の味といったらそれまでだが

食べてみた率直な感想は「ふつう」。取り立てて美味くもなく、まずくもなく至ってふつう。しかしこれが200円となると話は別。このボリュームと味で200円なら大満足である。

お腹も少々ふくれてしまい、今から他の弁当を食べても公平な評価を下せないと判断したので、編集部にいた男性メンバーへ協力を仰ぐことにした。
　

豚焼き肉丼をほおばる編集部の千葉

ご飯の上に焼き肉、そしてマヨネーズがかけられた弁当を食した編集部千葉は「普通に美味い。これで200円なら、近くで買えたとしたら毎日通っちゃいます」と高評価。一口食べてみたが、豚肉に添えられた辛みそがアクセントになっていて、確かに箸が進んだ。
　

チャーハンを食べるのは、はまれぽ編集長の吉田

最後に残ったチャーハンは、現在ダイエット企画に挑戦中の編集長・吉田がテイスティング（試食日はダイエット開始前の3月1日※関連記事）。「味濃いめで美味い。コンビニに売ってたら普通に500円払う！」と大絶賛。自分も一口試してみたが、炒めたご飯と高菜が絶妙にマッチして、今回買った3つの中では一番美味しいと感じた。

まとめ

200円弁当は確かに存在した。その味も値段相応いや、選ぶ種類によっては値段以上の価値が十分あるように感じた。

市場というとヨソモノを受け付けない排他的な雰囲気を何となく想像してしまうが、この店の店員は皆フレンドリーで気さくな方たちばかりだった。興味をひかれた方は、200円片手に是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。



◆川崎市中央卸売市場北部市場

住所：川崎市宮前区水沢1－1－1
電話：044－975－2245
休日：日曜・祝日（平日に休市の場合もあり）

◆富士弁

営業時間：3:00～12:15


―終わり―