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日の出町ストリップ「浜劇」、常連客の連帯感が凄いのはなぜ?

ココがキニナル!

日の出町ストリップ「浜劇」ですが、常連客の連帯感が凄いです。踊り子さんへのリスペクトが皆で訓練でもしてるのかって気がするぐらいなので、調べてもらえませんか。(濱男児さん、恋はタマネギさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「浜劇」常連客の連帯感は踊り子さんへのリスペクトから生まれていた!皆で訓練はしないが、個々で練習をしている!

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ライター:松宮 史佳

タンバリンさんに聞く!



ロビーに戻ると、スタッフの方が常連のタンバリンさん(40代くらい)を紹介してくれる。紳士的なタンバリンさんは「浜劇」歴約10年。「応援しているお姉さん(常連さんは踊り子さんのことをこう呼ぶ)が舞台に出演する時に来る」という。なぜか「いつの間にかストリップにはまっていた」そうだ。

(タンバリン奏者ではない)一般の常連さんによると、「浜劇」では公演の合間に踊り子さんに色紙や差し入れを渡し、公演後にメッセージ付きのサインをもらうなどの交流ができる。つまり、実際に踊り子さんとコミュニケーションを図ることができるので、「はまった」とのこと。
 


ロビーで語らう


お2人にお気に入りの踊り子さんを伺うと、「複数いる」との答え。だが、「名前を言うと、仲間内ではすぐに正体がバレてしまう」という理由から「秘密」。

練習は皆で行わず、「カラオケボックスで個人練習をする」とか。タンバリンを軽快に演奏するのには影の努力があってこそ。一般の常連さんは、曲に合わせて軽快にタンバリンを演奏するタンバリンさんを見て「すごいな」と思うそうだ。
 


タンバリンは踊り子さんにより使い分ける


1公演は10日間続く。そのため、お気に入りのお姉さんを目当てに何日も通っていると、常連客同士で友達になってしまうとか。「同じお姉さんを介して連帯感が生まれる」とタンバリンさん&常連さん。

ここで、業界歴20年のスタッフの方がストリップの応援にはタンバリンを叩いて踊り子さんを応援する「タンバリンさん」のほか、リボンを投げる「リボンさん」がいると教えてくれる。

リボン投げは「多分、浅草ロック座が始まりで20年前にはすでにあった(byスタッフの方)」。昔はリボンではなく紙テープだったが、「紙テープは一度投げると再利用できないのでリボンになった」という。

ちなみに「タンバリンさんとリボンさん2役の人もいる」そうで、お話を伺ったタンバリンさんも2役こなすそうだ。

リボンさんの技を観たい!と思うが、「今日リボンさんはいない」とのこと。終電に急ぐタンバリンさんにお礼を言い、リボンさんの技を体感するため、週末に出直すことに!



驚愕のリボン投げ!



「リボンさんが来るかわからない」とスタッフの方に言われたが、会えることを信じて週末のお昼「浜劇」に参上!すると…

ロビーでリボンを巻いている人を発見!
 


ターバックスのミルクファーマー(泡だて器)を改造したリボン巻き機


シュルルル~と、ものすごい速さでリボンが巻かれていくのを見て驚く。

ストリップ歴10年のリボンさんによると、皆(リボンさんたち)はミルクファーマーのヘッドを外し、“関西在住のストリップファンが1人で作っている!”という軸を付け、リボン巻き機として使用しているそうだ。
…そんな部品を作ってしまうとは!ストリップファンの方ってすごい!

リボン投げは手に9個ほど(人によっては12個)のリボンを持ち、踊り子さんや機材に当たらないように細心の注意を払い投げる。「リスペクトするお姉さんに迷惑がかかってはならない」のだ。

だが、機材に当たり、引っかかってしまうことはよくあるらしい。引っかかると、他の常連さんが「いいから次、投げろよ!」と暗黙の了解でずっとリボンを持っていてくれるとか!…なんだかほほえましい。
 


このようにして手にリボンを持ってスタンバイ


前出のタンバリンさんも言っていたが、「昔は師匠みたいな人がいて、流儀を教わった」とリボンさん。昔は強面の常連さんが多く、初めは応援に入りにくかったとか。自分がリボンを投げる時は「投げていいですか」と先輩のリボンさんに断って投げていたそうだ。

ちなみにリボン投げの練習は自宅などで行わず、「開演前に練習する」という。リボンの色は「踊り子さんがポーズを取る時は白」「オープン(回転式の円形舞台上で局部を見せる)の時はカラー」。
 


決まりはないが、リボンの色は「暗黙の了解で決まっている」


…そろそろ「リボンさんが応援する踊り子さんの出番」ということなので中へ。松宮は客席後方で立ち見、リボンさんは舞台前へ。舞台上にリボンを置き、スタンバイ。お姉さんが踊るのを見ながら、リボンを投げるタイミングを計っている。いつリボン投げが出るかとドキドキ。

と、ここでお姉さんがポーズ!するとすかさずバッとリボンを上に投げ、サッと素早く引くリボンさん。「おお~!」思わず(心の中で)声をあげる松宮。踊り子さんを彩り、パーッと広がるリボンはまさに“華”。華麗な技は糸を操るスパイダーマン、もしくはヨーヨーの世界チャンピオンみたいだった!



取材を終えて



「浜劇」の常連さんは何時間も練習をして舞台に立つ踊り子さんに対して強いリスペクトを持っていると感じた。また「お姉さんの邪魔をしてはいけない」という気持ちが個々の技を磨き、連帯感を強めているのではないだろうか。

写真を撮らせていただいた踊り子のaiさんに「常連さんの連帯感をどう思うか」と伺ったところ、「浜劇のお客さんはあたたかくてフレンドリー。連帯感ある応援はありがたい」と言っていたのが印象的だった。

「浅草ロック座」から広まった連帯感ある応援は代々引き継がれている“ある種の文化”という気がした。


―終わり―
 

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  • ラジオ番組で「ホテル ローヤル」を上梓した直木賞作家の桜木紫乃さんがストリップは美しいもので男性だけのものではない。女性の方も見て欲しいと言ってたのを憶いだしました。わたくしは行ったことないんで行ってみたくなりました。

  • リボン投げを初めて見たのは10数年前の川崎ロックだったのですが、その時は従業員が盛り上げるためにやってると思っていたので、客が自主的にやってると聞いて驚いた記憶があります。リボンさん、タンバリンさん、地方遠征する追っかけさんに限らずストリップを支えてくれる全ての人に感謝します。ありがとうございます。m(_ _)m

  • この記事を読んでから、浅草のロック座に行って、初めてリボン投げを観ました。踊り子さんに当たらない、投げる分だけリボンを用意する、ひいきの踊り子さんが出るたびに、それぞれの投げ手が投げる、など、このれぽの予習のおかげで興味深く見られました。

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