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山手駅前の大和町商店街に焼鳥屋が多いのはなぜ?

ココがキニナル!

山手駅の大和町商店街はなぜあんなに焼鳥屋が多いのでしょうか?(京ちゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

山手駅前の商店通りは「通称」大和町商店街。地元民に愛される数軒の焼鳥屋が繁盛したのをきっかけに2000年代前半に増えはじめた

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ライター:クドー・シュンサク

焼鳥屋激戦区を代表する「鳥京」さんと「だいわ」さんの味

(つづき)

そんな話をしていると「まきみ(1本170円)」と「ひざなんこつ(230円)」のおすすめ串が到着した。
 


かぐわしき焼鳥(写真上がまきみ)と冷酒の画ヂカラ
 

だいたいのことは忘れて賞賛の味を堪能
 

とどめはサービスで出していただいた「はつもと(170円)」


悦楽のひと時。すべての焼鳥に、やわらかな食感とほどよい弾力がある。「仕込みと焼きの妙がなせる技」と理屈を並べるのも意味がないほどの美味しさだった。そして神奈川の地酒「隆」がジワーっとしみる味で飲みやすかった。

腰をいれて呑みたいところだが・・・もう一軒ご紹介すべく「鳥京」さんにお礼を言い、店をあとにする。

お次は、「だいわ」さん。マルトクリーニングさんも「だいわ」は老舗として有名だ、と言っていたので、もしかすると「だいわ」が初代の焼鳥屋の繁盛店となったのではないか、と期待しながら引き戸を開ける。
 


地元の方から名店の呼び声高い「だいわ」
 

「パタリロ」の作者「魔夜 峰央(まや みねお)」さんをはじめ、著名人のサインも多い


取材の旨を伝え入店。近くにいた地元の方にお話を聞くと、ここ「だいわ」さんは、やはり商店街で繁盛した焼鳥屋の先駆者といわれており、その味は評判に評判を重ね著名人たちも訪れるとのこと。噂では、ジュリーこと沢田研二も愛する味だという。ここでもおすすめの串を3種類を注文。
 


まずは生ビールで仕切り直し。お通しはコクのある春雨サラダ

揚げぎんなんは「串が焼けるまでお食べになってください」と店員の方からの粋なはからい。そしてぎんなん、うまい。ふっくら香ばしい。

 

ぎんなんのうまさに、酒がすすむ。純米酒「音(おと/500円)」を注文
 

串到着。まずは「いかのくち(150円)」
 

続いて「ボンボチ(150円)」


じっくり焼かれた串の2品は香りがとっても良く、鮮やかに酒と魅かれ合う。
 


店員さんおすすめの「笹祝(純米吟醸、メニューに載っていない!)」をおかわり


そうしていると「だいわ」一押しの逸品が運ばれてきた。
 


「フルーツトマトチーズ豚バラ巻き(250円)」はお好みでタバスコをかけて


サッポロビールの「大人の料理、繁盛店の逸品」としてJR京浜東北線車内の映像広告でも放送された、というこの逸品。プチトマトではなくフルーツトマトを使っているので甘味と香りの奥行きが深い。

丹念に作られた品をカジュアルにいただく。焼鳥屋の醍醐味を、太く心地よく感じさせてくれる店だった。

3代目となるべくお店に立つ、という青根大祐(あおねだいすけ)さんにお話を伺うと「うちの祖父は21年前まで青果店を営んでいましたが、ある日“焼鳥屋をやるぞ!”と言い出し、商売をはじめました。確かにJR京浜東北線の車内広告映像に出たことでお客さんは増えましたね」と言っていた。
 


帰りたくなくなる

 

取材を終えて



地元民でにぎわう「鳥京」さんや「だいわ」さんなどの名店に加勢すべく、次々に「大和町商店街」に参入していった焼鳥屋。

夜のとばりが下りた頃、静かに灯る赤ちょうちんのあかりは、穏やかにやわらかで、静かに強く、商店街の中で光っていた。
 


―終わり―
 


鳥京
神奈川県横浜市中区麦田町4-98
045-621-6111

だいわ
神奈川県横浜市中区大和町2丁目33
045-622-8696

 

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  • お店に入って食事をするときは帽子を脱ぎなさい

  • 元町には「鈴音」の鶏卵工場がありましたね。山手駅前に限らず石川町や関内にも焼き鳥店は多いけど、やっぱり地元に鶏の専門業者がいたってのも大きいんじゃないかな。

  •  川崎市ですが、武蔵新城駅周辺にも焼き鳥屋は多いですよ。持ち帰りの焼き鳥専門店も数軒あります。

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