港町横浜とはひと味違う雰囲気を味わえる街、はま旅Vol.113「西横浜」編
ココがキニナル!
横浜市全駅全下車の「はま旅」第113回は相鉄線西横浜へ。商店街に囲まれ、港町横浜とはまた違う温かさとゆっくりとした時間に包まれた街を、地元の幼馴染みの案内で旅する。
ライター:永田 ミナミ
旅の締めにはピッタリの・・・
さて、そのまま水道道を直進していくと、やがて旧東海道と交差する。そして右方向を眺めると、通りの先に道路を覆うように無数のピンク色の三角形がはためいている。まあお馴染みの場所だが、ここまで来れば行くしかないだろう。旅の終わりを締めくくるにはうってつけの横浜のアメ横である。
やすさ・・・来やすさ・・・
にぎわう商店街を歩きはじめると、幼馴染みが「最高に美味しい焼き鳥店がある」と言い出した。旅の終わりを締めくくるにはうってつけだ。記者が返事をするより先に、我々の足はすでにそこに向かっていた。
そしてすぐに着いた焼鳥ムック。写真左が店長の井上さん
すっかり常連な友人がくつろぎはじめるのを尻目にお話を伺うと、開店5年目だという。焼き鳥のほかにモツ煮込みがオススメだということなので、焼き鳥をお任せで4本(塩)と煮込み(450円)、そしてワイン(480円)を注文して、アウトドア席に着いた。
左からナンコツ(コショウ多め)、モモニンニク、トリモツ(食道)、セセリで460円
暮れなずむ松原商店街と浅めの被写界深度
間もなく煮込みが登場
ナンコツは関節部分だけを使っているのでコリコリしていて最高の歯応え。強めのコショウが抜群に味を引き立てる。モモニンニクも肉の弾力と大粒なニンニクがいいバランスだ。心地よく歩き疲れた体にニンニクがしみ渡る。煮込みはまろやかな味付けで、味がよく染みたモツはとてもやわらかかった。
焼鳥ムックは、横浜FCを応援しています
これからの季節は外のドラム缶テーブルが最高だが、店内にはカウンターもあるので寒い季節や雨の日も美味しい焼き鳥が食べられる。
ちなみに、焼鳥ムック松原商店街店では現在アルバイトを募集中とのこと。条件は、時給900円(研修中850円)で土日中心で働ける方。興味がある方はぜひお問い合わせを。
取材を終えて
松原商店街をあとにした我々は、喧噪を離れ西横浜駅へと戻った。
歩きながら、幼馴染みなりの西横浜観を聞くことができた。藤棚商店街も藤棚一番街も松原商店街も近い。そうかと思えば横浜も自転車に乗ればすぐだから、近く閉店・移転するという東急ハンズにしか売っていないものだってすぐに手に入る。公園も多いし野毛山も近い。引っ越してきた時はそれまで知っていた「港町横浜」というイメージとはだいぶ違うと思ったが、結局ここがいちばん住みやすいそうだ。
話は尽きず、横浜駅に移動して西口の店で夜まで話したが、その中で聞いた「私に言わせればね、横浜西口からこっちはもう西横浜よ」という言葉が心に残った。
駅の両側に藤棚商店街と松原商店街を擁する西横浜駅周辺は、これからの季節、夕涼みがてらのんびりと散歩するにはとてもいい街だ。
駅前の掲示板では、のげやまくんも元気そうだった
■今週のはま旅「西横浜」周辺
(Googleマップより)
・「沖縄物産店ニライカナイ」西区藤棚町1-102-1
・「龍興楼」西区藤棚町1-85
・「焼鳥ムック 松原商店街店」保土ヶ谷区宮田町1-5-1
―終わり―
のんべえさん
2016年02月04日 00時13分
西横浜駅前は全然変わりませんね。
ジム氏さん
2013年05月31日 19時33分
西横浜人として今や閑散としてしまった藤棚、西前商店街を応援したいのは山々ですが生鮮食品の価格…ついでに鮮度を考慮するとやっぱり松原商店街を利用してしまいます。なので松原商店街を西横浜の案内に入れてもらえて少し嬉しいです♪
きいちさん
2013年05月31日 17時46分
最近シャッターが多くなった藤棚・西前の商店街をもっとクローズアップしてほしかったですねぇ~松原は西横っていうよりも、天王町だもの。私がキニナルで投稿した「峠の茶屋」が再登場したのは嬉しかったです