赤レンガ倉庫近くに大量に積まれていた謎の荷台の正体は?
ココがキニナル!
赤レンガ倉庫の近くにある倉庫に、すごい数のパレットが積んであります。あれなに!?海岸通り、日本郵船歴史博物館のあたりだと思うんだけど。以前は普通の倉庫だったと思うのでキニナル!(もぎゃさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
旧日本郵船倉庫を改修した「Bank ART StudioNYK」という、横浜市が推進するクリエイティブシティ事業のプロジェクトの拠点。パレットは川俣正氏の作品。
ライター:橘 アリー
建物の中の様子は?
引き続き、建物の中を見せていただくことができた。建物は3階建てで、1階はホールのほか書籍の販売などを行っている。アーティストたちの制作スペースは2階と3階だ。
1階では、ここで制作出版された本が売られている
海側には、カフェもある
カフェ横の扉から外へ出ると、赤レンガ倉庫・ベイブリッジ・みなとみらい方面が見える
さまざまなイベントのパンフレットも置かれている
エレベーターもあるが、壁に貼られたポスターを見ながら階段を2階へ上ると・・・
そこには、素敵な作品が(飯島剛哉〈ごうや〉さんの作品とのこと)
2階は、床がフローリング張りで壁は白く、柔らかで明るい雰囲気の空間になっている。飯島さんはご不在だったが、何名かのアーティストの方が作品の制作中であった。
アジアの形を探っているという、宮間夕子さん
宮間さんは、「内に秘められた生命エネルギーがむきだされた時に解き放される強力な力」と対話しながら、作品と向き合っているそうである。
関本幸治さんのスペース。制作中の関本さん(右)
関本幸治さんは、「人の心の微震」をテーマに、何もないところから被写体を作ることで生み出される世界を、過去の写真作品群とともに展示している。
フランシス真悟さん
フランシスさんは、作品のなかで「ここの水辺に近い環境を生かして、水と地域との関係性を、色や光を使って絵画として表現している」そうである。この夏の間に、中区にある「横浜ギャルリー パリ」で新作展を行う予定だそうだ。
あまり制作の邪魔をしてはいけないので、撮影は手短にして3階へ行くことに。
3階は、2階とは打って変わって薄暗い雰囲気
コンクリートの質感をそのままにした空間で、さまざまな作品が制作されている
佐藤大輔さんと山口俊郎さんのスペースの様子
ひでひこさんの、自由に泳ぐ魚をモチーフにした作品
取材を終えて
「Bank ART StudioNYK」では、イベントなどで貸切になっている場合を除く営業時間内であれば、無料で作品を見ることができる。機会があったら、現代美術に触れてみてはいかがだろうか。
―終わり―
Bank ART StudioNYK
所在地/中区海岸通3-9
電話/045-663-2812
営業時間/11:30~23:00(ショップは17:30まで、カフェは17:30以降はパブ営業)