川の水で水割りとハイボールを作って飲む！

今回は、まだまだ終わらない！　次に川の水を持って向かった先は以前、「成人記念の初bar、まず頼むなら何？」でお邪魔した「Bar DayCocktail」。
　

「Bar DayCocktail」
　

「Bar DayCocktail」バーテンダー佐藤健太郎さん

ヨコハマカクテルコンペティションでグランプリを獲得したすごい人にもかかわらず、「僕もすごく興味があります」と快く協力してくださった佐藤さん。
　

数々の賞を受賞

しかも、「川の水カクテルを作ってください」という編集部の無茶なお願いに対して、「水の本来の味を確かめるなら、水割りやハイボールがよいのでは」と素晴らしい提案をしてくださった。
早速、ご厚意に甘えて佐藤さんにまず、4つの川のティスティングをしてもらった。
　

川の水を飲む姿もきまっている

プロのバーテンダーの評価は・・・

・帷子川は柔らかい
・境川は土っぽい
・鶴見川は硬くて強烈で塩気がある
・大岡川が一番水割りに合うのでは

という評価。
果たしてどの川の水が、おいしい水割り＆ハイボールに変身するのか、期待を抱きつつさっそく川の水でウィスキーの水割りを作ってもらうことに。

本日、ウィスキーの水割りに使用するのは、「CHIVAS　REGAL（シーバスリーガル）ミズナラ スペシャル・エディション」というスコットランドのウイスキー「スコッチ」で、日本人の味覚を研究して日本人の好みに合わせたウイスキー。「ミズナラ」と いう木の樽を使用した10月に発売されたばかりなんだそう。
　

「CHIVAS　REGAL（シーバスリーガル）」

普段ウイスキーの水割りを作るときのウイスキーと水との対比は1：2～2.5で、ウィスキーの味が楽しめる適量なのだが、今回は水の味を存分に楽しむということで1：3の割合で作っていただく。

せっかくなので、家庭でも簡単においしく水割りを作る方法を、某酒類メーカーが推薦するという作り方で作っていただく。

氷の表面に霜があると味が薄くなってしまうので、氷をボウルに移しさっと洗い霜を落とす。
次に、カクテルグラスに氷をたくさん入れて、かき混ぜてグラスを冷やす。
　

みるみるグラスが冷えていく
　

ウイスキーを入れて
　

ウイスキーと水を入れてかき混ぜる

ちなみにウイスキーを入れてから13回半、水を入れてから3回半かき混ぜるとおいしくできあがるそうだ。
　

ウィスキーの水割りのでき上がり

続いて最近はやりの、手軽に炭酸水が作れるソーダスパークルを使って、川の水でソーダ水を作り、ハイボールを作っていただく。
　

ソーダスパークル
　　

炭酸水になった川の水
　　

ハイボール

4つの川の水で作った、ウィスキーの水割り、炭酸水、ハイボールを飲む。
　　

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思い思いにそれぞれ飲んだところで感想をまとめてみた。

ウィスキーの水割り
・境川割り・・・全然飲める、おいしい、味がまとまっている
・大岡川割り・・・味が全然違う、塩味が聞いている、しょっぱい
・帷子川割り・・・普通な感じ、ちょっとしょっぱい、なんかもの足りない
・鶴見川割り・・・水の味にコーティングされてウイスキーの味が死んでいる、お茶とうどんに比べると飲める、鶴見川は鶴見川

炭酸水
・境川ソーダ・・・土の味がする
・大岡川ソーダ・・・常温時と比べると臭いがきつい
・帷子川ソーダ・・・臭いが若干ある、ちょっと酸味がある
・鶴見川ソーダ・・・まずい！　飲めない！　炭酸水にすることによって臭いがきつくなる

ハイボール
・境川ハイボール・・・苦みがましてる、甘みがない
・大岡川ハイボール・・・甘みがあるのでウイスキーが引き立つ
・帷子川ハイボール・・・飲めるんだけど酸っぱい
・鶴見川ハイボール・・・舌触りが最悪、鶴見川の味がもろに残っている
　

川の水とプロの技術がコラボして結成されたオーケストラ

水割りで味が変わったのは、意外にもノーマークだった境川。炭酸水ではどれも酸味がきつくなり、ハイボールにすると大岡川は甘みがあっておいしいという結果に！

佐藤さんの評価は帷子川はどれもまともだが、境川がウイスキーの甘みを引き立てたことで水割りとしておもしろい味になった、というものだった。

最後にお店で作っているおいしいウイスキーの水割りと、ハイボールをいただこう。
　

バーテンダーがよく使用している「富士ミネラルウォーター」
　

同じくバーテンダーの評価が高い「プレミアムソーダ」
　

川の水は一滴も飲まず、お店の水割りを堪能する伊東

店に出すとして、値段をつけるなら、一番まともな帷子（かたびら）川で480円だそうだ。
佐藤さんは「水って本当に大事ですね～」としみじみ。

ちなみに「Bar DayCocktail」でいただけるおいしい「水割り」と「ハイボール」は700円～とのこと。
　

取材を終えて

世話になった3種の神器「バケツ」「ロープ」「スーパーデリオス」ともしばしの別れか

再び、川の水を飲むという企画だったが色々な菌がいるので本当に危険。絶対に真似をしないでほしい。

本日で3周年を迎えたはまれぽ.com。これからも編集部員が体を張って調査をしていくので、ぜひやってほしい企画を投稿していただきたい。
　

―終わり―