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Oh!クールジャパン!関内にある「光る茶室」で、ライター井上がお茶の世界を体感!

ココがキニナル!

関内に存在するという「光る茶室」が気になる。(だいさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

光る茶室はマンションの一室にあり、「茶道の異端児」が創意工夫を凝らして生み出した、唯一無二の空間だった。

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ライター:井上 こん

SHUHALLY、海を渡る



2012(平成24)年と2013(平成25)年には、外務省や文科省が主管する国際交流イベント“ジャパンウィーク”への参加打診を受け、スペインやポーランドで茶会を開催。

ほかにも、ベルギーで行われた国際会議やパリで行われたアニメイベントの場で茶の湯を披露。
古い新しいにこだわらず、その国の色を考えて時には現代美術の要素を取り入れたポップな茶器をチョイスすることも。


 

ジャパンウィークでの様子


海外での反応を聞くと、「スペインではバレンシアの小学校でお茶を教えたのですが、明るくて開放的な国民性でした。『やってみたい人は?』と尋ねると全員が『はーい!』みたいな。ポーランドは親日国家で現地には茶道教室がいくつかあります。こちらでは真面目で規律正しい国民性を感じました」

来年はスイスと韓国で、茶会を予定している。
 


茶庭、そこに漂うはかすかなモダニズム



茶庭に目を向けてみる。
自然崇拝に基づいて生み出された屋内から屋外への連続性は、目にする機会が減ったとはいえ、日本人のアイデンティティにごく自然に組み込まれているのではないかと思う。

相変わらずのもみじの訴求力には抗えないが、空間を見渡して気がつくのは、日本庭園のそれを忠実に踏襲するばかりではなく、かすかなモダニズムを漂わせる庵主の遊び心。

堺や京都といった大都会で盛んであった茶の湯。
人々は都会にいながらにしてその喧騒を忘れられる、山奥にある小屋のような空間を茶室と呼んだ。これは「市中の山居」ともいわれる。あえて都会的なマンションの中に茶室を造ることが、現代における「市中の山居」であると松村氏は考える。
 


庭石や草木に混じるは現代アートの作品
 

老緑、苔色、古茶。夜でこそ映える色たち
 

足元にある庭石に見えるものは・・・
 

庵主が大ファンだという金理有(キムリユ)氏の作品が展示され
 

FUGAHUM(フガハム)というブランドとファッションコラボ
 

2010年度には茶室「文彩庵」(裏千家16代坐忘斎御家元命名)として
 

グッドデザイン賞受賞

 


取材を終えて



不思議な空間だった。

伝統文化を啓蒙するとき、頑迷固陋(がんめいころう)な姿勢は時としてその本質を曇らせる。例えば、茶室には「写し」という過去の茶室を模倣する手法もあるため、いにしえの茶室がいくつも再現されてきたが、いかなる技術を以てしても経年そのものは表現できない。

そこで松村氏は、身近な素材のガラスや金属、現代アートや光る畳を取り入れることで、価値の転換を図った。同氏は機微な演出を用いることで、茶道への「削ぎ落とし」と「融合」の作業をやってのけ、いかなる茶道も到達したことのない地点へ昇華させたように思う。

まさに、茶道界の異端児。
 


SHUHALLYは茶道の間口を広げる良質なプロジェクトだと思う



―終わり―
 
SHUHALLY
アクセス/横浜市中区扇町1-3-18 松文ビル ル・ジャルダン横濱関内506
電話番号/045-263-8869
HP/http://www.shuhally.jp/

※体験講座は1回3000円(その他、基礎コースや上級コースも)
 

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  • 茶道界の異端児の方のアタマの中はどうなってらっしゃるのか。どんどんお智慧が繰り出してくるようで何とも羨ましいし、愉しい。記事の写真から茶の匂いが溢れてくるようでした。

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