懐かしさと新しさが同居する街。はま旅Vol.31「新高島・高島町編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第31回は、古さと新しさ、二つの顔を持つ「新高島・高島町」。コアな「懐かしのスポット」や最近アツい「裏横」をご紹介します!
ライター:松宮 史佳
立ち飲み&1人飲みドキドキ初体験!
店内に女性客は松宮1人。やや緊張しながらキッチン前の席へ。
「初めて」と言いながらもカウンター前の特等席へ
松宮の向かいには建設企業に勤める40代から50代らしき4人組、そして後方には40代と30代の先輩・後輩コンビ。
梅酒を飲みながら、つい聞き耳を立てる。すると、「ハゲの最新治療」を語る40代&50代の4人組。その中の1人が「若い時は肌を焼くと赤くなったが、今はシミに…」というと、「寂しいから止めません?」「ハゲの話だけにしときましょう!」と口々に言われているのを見て、思わず笑ってしまう。
かと思えば、40代&30代の先輩・後輩コンビは40代の先輩が飲み過ぎて足をカクカクさせながら、「新人が3年で伸びないのは会社のせいだ」と言うと、後輩は「そーかなー?会社に3年も育ててもらおうなんて、今時甘いですよ」と仕事について真面目に語り合う。ここはまさにサラリーマンの縮図。ディープな世界が広がっている。
自分もつい、それぞれのグループの会話に参加したくなってしまう。しかし、ライターなのに、かなりの人見知りである松宮は「心の中でのみ」参加。
ここで「牛すじ煮込み」が来る。柔らかく煮込んだ牛すじとにんじん、こんにゃく、長ネギ、皮付きのゴボウは味がしみていておいしい!これはお酒が進む。
煮込んでとろ~りとろとろ「牛すじ煮込み」(480円)
次にボリューム感たっぷりの「つくね」が来る。
松宮の大・大・大好物「つくね」(150円)
プラスして「本日のおすすめメニュー」からカキフライを注文。やっぱり揚げ立てはたまらない!
大好物がいくつあるのか?大・大・大好物の「カキフライ」(300円)
…実はお店に入ってからずっと、マスターとお話をしたいと思っているのだが、なかなか話しかけられず。
お酒だけはすすんでいく。2杯目のマンゴーサワー(400円)
少しお店に慣れてきた(ような気がする)。しかし、寡黙な雰囲気のマスターにお話を伺いたいと思いながらも、なかなかできず。黙々と食べ、飲み続ける。
一人、ひたすら飲んでいると、40&50代の4人組は千鳥足で退場。気がつくと、先輩・後輩コンビもいなくなり、店内は落ち着いた雰囲気に。
思い切ってマスターに話しかける。
すると、二人とも「人見知り」だったという共通点が判明し、意気投合。暫しマスターと語り合う。
マスターによると、毎日来ている常連さんや1人で来てサクッと帰る人も多いとのこと。
とっても気さくでやさしいマスター!
その後、高島町を愛する仲良し3人組に出会い、ハイボールを2杯もご馳走になってマスターも交えて談笑。
左から高島町にお勤めの石原さん・洞内さん・本村さん・酔っ払い
立ち飲みのよさは、テーブル席があるお店よりも、お店の人のみならず、「お客さん同士の距離が近いこと」ではないだろうか。初めはどうなることかと思ったが、最後に「ホッとできる空間や場所」に出会えた楽しい旅になった。
酔っ払い、ついに岐路に着く@市営地下鉄高島町駅
”狭間ならではのおもしろさ”がある新高島・高島町
高島町エリアは横浜駅のような喧騒がなく、みなとみらいのような派手さはない。
しかし、「人との距離」が近く、居心地がよかった。また、昔をしのばせるような場所がありつつも、「裏横浜」として開発が進む地域なのでこれからも注目したい!
■今回のはま旅「新高島・高島町」周辺
・「日産ギャラリーカフェ」横浜市西区高島町1丁目1-1 日産グローバル本社ギャラリー1階
・「SOBAR屋BOSWAIN」横浜市西区高島2丁目10-24 1F
・「こちら西区高島 裏横浜炭焼所」横浜市西区高島2丁目6-38 岩井本社ビル 1F
― 終わり ―
ushinさん
2012年10月07日 01時41分
工作員の私は、セキチュー裏踏切を、角材や鉄パイプ担いでよく通過します。日曜大工的に。ところで、裏横は実際にそう呼ばれているんだ・・・町名、高島通のエリアはちょっと裏道に入ると寂れたようでシャレた店があるので、裏原みたいだと思って何年も前からそう呼んでました。
ねこ2号さん
2011年10月29日 17時14分
「みつびしどっく踏切」ですね。