地産地消の精神を持った「神奈川大学」へ

今回、最後に向かったのは神奈川大学。
白楽駅、東白楽駅からアクセスできる神奈川区内の私立大学だ。
　

オシャレな食堂
　

こちらは2階席

席数は850にもおよぶ神奈川大学の食堂「カルフール」。キャンパス内で最も大きくメインとなる食堂だ。
メニューも豊富で、日替わりは不定期のものも含めると200種類にもおよぶそうだ。

なお、放送で訪れたのは16時半頃。
日も落ちていたので食堂は空いているかと思いきや、席が半数近く埋まっていた。
　

食堂ではすっかりお馴染みの、料理を受け取るカウンター

一般の人の利用も多いそうで、夕方頃になると子供連れのお母さんが来るなども日常茶飯事だという。
近隣の人にとっては食堂のみならず、キャンパス自体が散歩コースになっているそうだ。
　

お話を伺った、店長の小坂さん

ここでは、神奈川区内の農家から直接仕入れた野菜を使うなど、地産地消の考えを持って食堂を運営している。残念ながら現在は冬期のため、農家からは仕入れられないそうだが、三崎マグロを使った丼など、県内のものを使った料理を積極的に出しているそうだ。
　

三崎マグロ丼（600円）
　

三崎マグロの煮込み丼（450円）

マグロ丼は、刺身が新鮮そのもので非常に美味しい。煮込み丼は、刺身にはしないマグロの部位を使ったもの。マグロを十分に煮込んだ上、ご飯が見えないほど丼に乗っている。たれの味付けも絶妙で、凝縮されたマグロの味をしっかり味わうことができる。
　

ホズミンも口に運ぶ前から顔がほころんでいた

その日の仕入れ状況にもよるため必ずメニューにあるという確証は無いが、こうした料理が食堂で味わえるのは驚きだ。いわゆる学食のメニューの域を超えているようにも思う。
　

一番人気は唐揚げ

ちなみにここで一番人気なのは唐揚げ。バラ売りで1個60円から注文できるため、どんな料理にも合わせられることが人気を呼んでいる。1個がとても大きく、一口では食べられない大きさ。

安くてボリュームのあるものは学生にとって欠かせないのだろう。
　

ちょっと遅いお昼ご飯の、沢田さん（左）と花谷さん（右）

実際に食べていた学生も「いつも美味しくいただいてます。奇麗な食堂も満足です」との意見。
さすが私立大の食堂と言うべきなのだろうか、メニューも豊富で広くオシャレな食堂には圧巻だ。

美味しいのはどの大学？

今回は3つの大学の食堂を訪れたが、私ワカバヤシ、一緒に調査してくれたDJホズミン、そして編集部の千葉氏の意見は、「神奈川大学のメニューが一番美味しかった」で満場一致。

ただ、どの食堂も安くてボリュームがあって、美味しいことは間違いない。
毎日たくさん訪れる学生が、その証拠だと言えるだろう。

いずれも、一般の方にも開放されている食堂。是非一度訪れてみてほしい。
なお、どこもピーク時はお昼どきなので、その時間外を狙ってみてはいかがだろうか。


―終わり―


横浜市立大学「八景シーガル食堂」
住所：金沢区瀬戸22-2
営業時間：10:00-19:00
http://www.yokohama-cu.ac.jp/

横浜国立大学「シェルシュ」
住所：保土ケ谷区常盤台79-1
営業時間：10:00-19:30
http://www.ynu.ac.jp/

神奈川大学「カルフール」
住所：神奈川区六角橋3-27-1
営業時間：8:15-19:45
http://www.kanagawa-u.ac.jp/

※ただし大学に入学試験期間中や、長期休暇期間などは変更あり
※大学食堂内や個人への取材および撮影は許可を頂いております