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【震災れぽ17】中華街には人が戻ってきたか?

ココがキニナル!

震災から2週間経ちましたが、中華街の様子はどうですか?人は戻ってきましたか?

はまれぽ調査結果!

まだまだ半分以下ですが、徐々に客足は戻りつつあります。

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ライター:はまれぽ編集部

震災以来、めっきり人がいなくなってしまった横浜中華街。

3月18日掲載の『【震災れぽ8】中華街に人がいなくなった?』でもお伝えした通り、震災直後の中華街は平時の1~2割程度の人出しかなく、ひどい有様だった。

しかし、今ではガソリンや食料品の不足も解消しつつあり、横浜も少しずつ落ち着いてきた。では、中華街の様子はどうであろうか?また、20日の日曜日に行われた「媽祖祭」の賑わいはどうだったのだろうか?



少しずつ戻ってきた客足



3月24日夕方、まずは前回ひとりもいなかった「媽祖廟」へ。
 


参拝者は1組のみ。あまり変わりはないようだ


案内係の方に、「媽祖祭」の様子について尋ねると、「人の入りは昨年の半分以下でした」とのこと。
なお、今週も参拝者が少ないため、17時で閉門しているそうだ。

続いて、中華街大通りを歩いてみる。
 


少しは戻ってきた…かな?


ほんの少しだが人が増えたという印象だ。

先週は3~4割の店が閉まっていたが、この日はほとんどの店が開いている。
それに伴い、客引きの店員や、甘栗屋台も復活しているようだ。
 


市場通り


関帝廟通り


下の写真は、中華街大通りから一本入った路地にある「山東(さんとん)」。

小さい店だが、中華街では珍しい山東料理を提供し、もちもちした水餃子が評判で、連日行列ができる人気店。しかし、並ぶ人はいない。
 


水餃子で有名な「山東」


この店にも人がいないなんて…と考えながら店の前を通過しようとすると、「どうぞ~すぐ入れるよ~」と中からオヤジさんが出てきた。話を聞いてみると、「先週よりはましだけど、いつもの半分くらいかな」という。
 


「山東」のオヤジさん



休日の様子は?

では、普段はもっとも混み合う休日の様子はどうだろうか?
2日後の26日19時に再び中華街を訪れてみた。
 


少しずつ
 

少しずつ
 

少しずつ戻ってきている。


本来の人出には遠く及ばないが、暗く活気が全くなかった震災直後と比べると賑わいを取り戻しつつあるように感じた。



復活はまだまだ先か

今回も何軒かのお店の人達に話を聞いていくと、

「先週とあんまり変わらないね」
「少しだけ増えたかな」
「普段の3~4割だと思う」
「いつもの半分もいないね」

と、様々だが、総じて言えるのは「平時の半分以下」ということだ。

普段は県外や海外からの観光客が多い街だけに、鉄道がほぼ平常に戻っても、観光バスがまったく来なくなったり、原発の不安から外国人が観光を相次いでキャンセルするなどの影響が大きいようだ。

こういう状況だけに、中華街に観光客が戻ってくるのはまだまだ先になるだろう。
しかし、観光客が来るのを待っていたのでは、中華街に活気が戻るのは遅くなってしまう。
少しでも早く活気を取り戻すために、今こそ市民の力が必要だと思う。

はまれぽとしても中華街でランチをするなど、できる限りのことを行っていきたい。
皆さんも、こんな時だからこそ、ぜひ中華街に足を運んでいただきたい。


― 終わり ―
 

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