ユッケ食中毒事件で死者を出した店舗の現状は?
ココがキニナル!
先日、はまれぽで「焼肉酒家えびす 横浜上白根店」の状況が掲載されてましたが、死者を出した店舗の状況はどうなってるのでしょうか?(うるまいさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
死者を出した「砺波(となみ)店」は閉店中(5月14日時点)。現地では保健所立ち合いで家宅捜査していた。
ライター:はまれぽ編集部
富山県や福井県などで発生した焼き肉チェーン店「焼肉酒家(ざかや)えびす」の集団食中毒により、4人が死亡、その他100人以上が発症するという大惨事となったのは記憶に新しい。なお、患者が出たのは計6店舗で、判明している利用日は4月17~26日とのこと。
先日、「焼肉酒家(ざかや)えびす」の横浜上白根店の状況を掲載したが、それでは他の店舗の状況はどうなのだろうか?そこで我々は5月14日、今回の事件で死者と5人の重症者を出した富山県砺波市にある「焼肉酒家えびす砺波(となみ)店」へ向かった。
死者を出した「焼肉酒家えびす砺波店」の状況は
午前11時。現地へ到着すると店の前には多くの報道陣が詰めかけていた。
周りの人に伺ったところ、店内ではすでに捜査員による家宅捜査が行われているようだ。
店舗前にはすでに多くの報道陣が
マスク・帽子・白衣の姿で捜査中の捜査員
同店舗は外から店内が見えないように幕が下ろされている。わずかな隙間から中の様子を覗いてみたところ、店内では従業員、富山県警、保健所の捜査員が7人~8人ほどで、調味料からテーブルの上までくまなく捜査していた。
その後、張り込みを続けるがなかなか動きがない。12時を回り到着から4時間ほどたった午後2時半頃、駐車場に佐川急便が入ってきた。何やら急いだ様子でえびす裏口へ走っていく。
黒い袋を受け取り走る佐川急便
佐川急便は裏口から黒い横幅30センチほどある袋のようなものを受け取り、報道陣を避けるかのように全速力で荷物を持って行った。合同調査のため何かの捜査結果を他県に送ったのだろうか。
更に1時間後、再度現場に動きがあらわれる。
捜査員と店長と思われる人物が現れ、店舗の裏口にある下水道までくまなく捜査の手を入れていた。
下水の捜査をする捜査員一同と立ち会う店長と思われる人物
店内に人がいなくなり、ふと裏口付近に目をやったところ、従業員と思われる人物が空を眺めながら一息ついていた。
従業員と思われる人物
この数日でどれほどの苦労があったのだろうか?そして、この人の将来は一体どうなってしまうのだろう。
はたまたこの人物も今回のような事実を隠す立場だったのだろうか。
間もなくして、保健所の所員が押収品を持ち帰って行った。
青い箱の中身が本日の押収品らしい
撤収する保健所職員たち
その更に1時間後、捜査終了を告げるかのように富山県警が出てきた。
横浜上白根店の時と同様いくつかの段ボールを抱え出てきた。
この段ボールの中身はなんなのだろうか
取材を終えて
今回、死者を出した「焼肉酒家えびす砺波店」では、3人の死亡者を出した。
しかし一歩間違えれば、それは横浜にある2店舗だったのかもしれない。
先日、フーズフォーラス社の勘坂社長の土下座会見があったが、この事件によって被害にあった人々へ具体的にどのような対応をしているのだろうか?また今後、どのようにこの罪を償っていくのだろうか?我々は本社に直撃し、勘坂社長に話を伺っていく所存だ。
―終わり―
- 前へ
- 1
- 次へ