横浜市営バスにしがみついた男のその後は?
ココがキニナル!
8月末に走行中の横浜市営バスにつかまった男がいましたが、その後どうなったのでしょうか? キニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
10月8日、市内に住む少年を道路交通法違反の疑いで横浜家庭裁判所に書類送検。市も今後の抑止力に期待を寄せている。
ライター:はまれぽ編集部
少年を書類送検
走行中の横浜市営バス車外の取っ手にしがみついたとして、鶴見警察署は10月8日(火)、鶴見区内に住む大工の少年(17)を道路交通法違反(危険行為)の疑いで、横浜家庭裁判所に書類送検した。
調べに対して少年は「お金がなかったが、友人のところに行きたかった」などと容疑を認める供述をしているという。
8月31日(土)に「鶴見区内で走行中の横浜市営バスに男性が捕まっている」という画像が簡易投稿サイト「ツイッター」にアップされ、話題となっていた。
問題となった画像(インターネットより転載)
横浜市交通局によると、少年は8月31日午前11時10分ごろ、鶴見駅西口発・新横浜駅行きの横浜市営バス41系統「岸谷公園入口」の停留場付近で、走行中のバスの後部バンパーに足をかけたまま取っ手にしがみつく危険行為をした。走行中のバス乗務員がバックミラーに人影が写っているのを確認。停車して確認したが、バスにつかまっている人は見つからなかったため、運転を再開した。
同停留場は、鶴見駅を出発して6つ目。道幅も狭くカーブが続くため、バスは時速15~20kmで走行し、およそ200メートル離れた次の停留所である「岸谷2丁目」まで運行を続けた。当時は乗客数名が乗っていたが、けがや大きな遅延はなかったという。
画像を見た同局は「重大な事故につながりかねない大変危険な行為」として鶴見警察署に相談。同局自動車本部運輸課の晝間正実(ひるままさみ)課長も「法律に照らし合わせて厳正に対処したい」と話していた。
問題発覚後、対応してくれた晝間課長
書類送検後、晝間課長は「適正な手続きを取ってくれた捜査機関に感謝したい」と感謝の言葉を述べると同時に、「今後、同様のことはないと思うが、一定の抑止力になったのではないか」と話した。
取材を終えて
今回は少年による犯行であるため、実名報道はできないが、れっきとした違法行為である。未成年とはいえ、定職を持っている社会人の行動とは到底思えない。
最近は誰でも簡単に画像の発信ができるため、インターネット上で多くの「不適切な画像」が見受けられる。飲食店内で裸になった集団や、衣料品店で店員に土下座させたなどの疑いで逮捕されるケースも相次いでいる。
衣料品店の社員に土下座をさせたという「不適切画像」
(※インターネットより転載、画像の一部加工)
人に迷惑を掛ければ償うことはもちろんだが、なぜそれ以前に「これをしたら周囲に迷惑をかける」ということが考えられないのだろうか。「この画像を投稿したら話題になるかもしれない」という、ゆがんだ自己顕示欲が発端だとしたら、その考えは早急に捨てたほうがいい。
今回の少年には考える、反省する時間は充分にある。社会に生きる一員として、最低限守らねばならないルールがあるということを、もう一度考え直してほしいと、強く願う。
―終わり―
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みうけんさん
2013年10月10日 23時54分
おバカ。
雲葉 @since1992さん
2013年10月10日 10時51分
この少年はお金を持ってた(持ってたけど払いたくなかった)のか、持ってなかったのか、報道によってまちまちです。東京新聞は、最初は前者で続報では後者のニュアンス、神奈川新聞は「お金を使いたくなかった」と前者のように感じられます。この記事はどの報道を基にして書かれたものでしょうか。瑣末なことですけど。
rerereさん
2013年10月10日 05時51分
大工の少年(17)が「お金がなかったが、友人のところに行きたかった」ってのがなんとも哀愁というか…… こういう若者にたいして ●違法だから警察が法律で対処する社会、 ●危ないから近隣の大人が「馬鹿野郎!」ってげんこつして躾ける社会、 どちらを我々は望むんだろう。