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ハマ弁が1食6000円!? 「横浜らしい中学昼食」の行方とは

ハマ弁が1食6000円!? 「横浜らしい中学昼食」の行方とは

ココがキニナル!

2016年度のハマ弁の市費負担が一食当たり6000円を超えていた、という報道がありました。調査お願いします。(LA-CL3さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

ハマ弁の数が少なくても一定の市費を支払うという契約の影響で、1食当たりの負担が大きくなった。今後、市の対策で喫食率が上がるかがカギ

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ライター:はまれぽ編集部

横浜市が2016(平成28)年7月から公立中学校昼食として提供しているハマ弁

このハマ弁に使われている公費が、1食約6000円に上ることが分かり、波紋が広がっている。

 


満を持して導入されたはずのハマ弁
 

この「ハマ弁の価格」は3月20日に開かれた横浜市会の予算特別委員会で明らかになった、2016年度の数字。ハマ弁は運営費の一部を市費で負担することになっており、ハマ弁がスタートした同年の負担額は約3億円だった。

一方で、当初想定したほどハマ弁の利用者の数が増えなかったため、注文数は1年間で約4万8000食にとどまった。計算すると、「1食あたり約6300円が掛かっている」ということになる。
 


配膳費用なども掛かるため、原価では計算できない面も

 
本来は提供した給食の数に応じて横浜市の負担が生じるはずだが、「喫食率20%」を目指す横浜市は、発注数に関係なく一定の公費を補助する契約を結んでいるそう。そのため、約2%に届かないという低い喫食率によって、1食当たりの公費負担が大きくなることにつながったようだ。

横浜市は常に当面の目標である「喫食率20%分の公費」を払っていることになるため、ハマ弁の注文数が一年間に1食でも同じ額を支払うことになり、その場合は「1食3億円」の弁当になってしまう。
 


メニューはおいしそうだけど・・・(ハマ弁公式HPより)

 
翌2017(平成29)年度はこうした数字は多少改善し、「1食当たりの市費」は2000円ほどになる見通しのようだ。



今後の改善策は



横浜市は2018年4月から、ハマ弁の価格(生徒の負担)を値下げ。ごはん・おかず・汁物の3点セットの場合は390円から300円に、牛乳もついたフルセットは470円から340円にした。
 


利用する生徒にとってはありがたいかも
 

林市長はこれにより、喫食率3割を目指すとしている。その目標が達成できれば、「1食当たりの市費」は大幅に下がるはずだ。一方で、値下げによって一食当たりの市費負担が増える可能性もある。どちらにせよ、利用数が増やしていく必要がある。

また、ハマ弁は横浜DeNAベイスターズの若手選手が住む「青星寮」とコラボした名物カレーを提供するなど、価格面以外でも魅力向上を目指している。こうした取り組みが功を奏するかは、ふたを開けてみなければ分からない。
 


市内小学校給食にも導入している「青星寮カレー」(過去記事より)
 

2016年度にハマ弁に使われた市費は約3億円だが、給食センターなどを整備した場合には、10億円初期投資が必要になる場合もあるなど、一概に「給食よりも非効率」とは言えない。今回の「1食6000円」の数字は衝撃的だが、喫食率の上昇が見られれば初年度だけの驚きで終わる可能性も残されている。

一方で、横浜市が見送ってきた給食提供を上回る市費を負担し続けることになれば、ハマ弁導入の決定そのものが批判を浴びることになる。問題となるのは、市民の貴重な税金をどのように使い、横浜の子どもたちを育てていくかという、市の姿勢や方向性そのものだ。

「横浜らしい中学昼食」がどのような経緯をたどることになるのか。市や教育委員会の対応も含め、今後も取材を進めていく。


ー終わりー
 
 

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  • 給食無し、昼食時間は15分。誤魔化し政策のハマ弁は使い勝手が悪く、生徒と保護者双方に受け入れられていない。こんな有り様では横浜市の市長、市会議員、職員は食育や子育て支援を語る資格ありませんよ。一方、敬老パスには年間予算110億円以上投入。カネの使いみちが次世代への投資ではなく、高齢者偏重ということです。現役労働世帯の方々は、他自治体へのふるさと納税で自己利益の防衛を図ったほうがよろしいかと思われます。

  • 喫食率が上がらないのは当たり前。他都市で行ってきた注文型配達弁当事業はどれも低喫食率の末、やめる羽目に。昨年から全校で給食を始めた川崎もしかり。全国9割の中学校では給食が行われているのだから、横浜ができないとする理由は理由になりません。学校給食法や食育基本法でも学校給食の推進が求められているのだから、これ以上、子どもたちの教育を受ける権利を侵害しないでほしい。

  • ハマ弁はマズい。マズいという事を子どもたちも分かっているので、ハマ弁を食べている子は周囲からバカにされるぐらい。 そして価格が高い。注文が1ヶ月前でないと間に合わない。 さらに言うなら、就学支援制度の対象にならない。小学校給食は就学支援制度の対象になるので、給食費が免除されている。もちろん、中学校でも給食がある自治体は就学支援制度のおかけで給食費免除されるのに。 今どきホカ弁のノリ弁だって300円。横浜市、どうなってるの?

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