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中華街も初参戦! 一味違う2018年「横浜運河パレード」見どころは?

中華街も初参戦! 一味違う2018年「横浜運河パレード」見どころは?

ココがキニナル!

2018年の横浜運河パレードはどんなイベントになるの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

初の世代交代を迎えた濱橋会が主催する今年の運河パレードでは、新たな挑戦や取り組みも! 横浜の水辺を見つめなおす機会になりそう

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ライター:はまれぽ編集部

はまれぽでも過去にその様子をお伝えしてきた、横浜の運河をにぎやかに彩る「運河パレード」。今年は11月10日に、横浜の運河を舞台に開催される。

昨年2017(平成29)年は残念ながら悪天候のため、イベントの一部が中止になってしまった。
 


運河から地域を元気にするパレード!(写真は2015年の様子)

 
そんな苦節の年を乗り越え、今年のパレードは一味違う! そんな第6回の「運河パレード」の見どころを濱橋会副理事長の川井喜和(かわい・よしかず)さんにうかがうことができた。
 


伊勢佐木町のお茶屋さん「川本屋商店」の店主でもある

 
「濱橋会」は、大岡川から堀川でつながる横浜の各地域が連携し、場所や世代を超えて交流することを目的とした組織。「川を通じてつながり、地域と地域、まちとまちがつながることを目指しています」と川井さんは話す。

2012(平成24)年に活動を始めた濱橋会だが、「53歳定年制」を掲げて2018(平成30)年6月に理事などのメンバーが初の世代交代し、川井さんらが就任した。今回の運河パレードは、若返りを果たした濱橋会による第1回目のイベントなのだ。
 


運河を船で一巡りできるうえ、各地域でお祭りを開催!

 
運河パレードには、川沿いの歴史を知る「ヒストリバー」というコンセプトがあるが、さらに川井さんは「今年のテーマは『防災』『地域間連携』『水上交通』。運河パレードでは初挑戦の取り組みもあり、地域主体で挑戦しています」と気合十分。

そんな運河パレード、どんなイベントになるのだろう?



運河パレードの見どころは?

運河パレードでは、エンジンで動く動力船17隻や水上バイク5艇に加え、カヤックやSUP(リンク)などの非動力船が連なる船団が、運河と海を一回りするのが最大の見どころ。
 


いつもは静かな運河にさまざまな船が登場(2015年の様子)

 
それに加え、運河が巡る横浜の各地域で同時多発的にイベントが行われ、その場所ならではの催しを楽しむことができるのも大きな魅力になっている。川を辿れば自然とあちこちで地域を知ることできるという、運河パレードのテーマの一つ「地域間連携」を体現した催しだ。

パレードが出発し、オープニングイベントが催される本会場となるのは、京急日ノ出町駅近くの「横浜日ノ出桟橋」。こちらではオープニングに先立つ午前9時から、横浜中央卸売市場の本場(神奈川区)から船で輸送した魚や野菜、加工品を販売する朝市を開催。
かつて運河が輸送に使われていた時代と同じように、モノを運ぶ水上交通として活用するのだ。
 


新鮮な食材が運河を通ってやってくる

 
さらに、鶴見区生麦にあるキリンビール工場から、工場直送の「樽生ビール」と「工場長」を運ぶ船が登場! 川を使って荷物と人を同時に運ぶ「貨客混載」まで実現。このビールによる乾杯で、メインイベントである船団によるパレードがスタートすることになる。

日ノ出桟橋では、地域の店舗などが出店する「食の市」や音楽ライブも開催。今年からは横浜中華街発展会も参加し、さらに横浜らしいグルメが楽しめるお祭りになりそうだ。
 


工場のビールが水上交通で直送!

 
また、当日は各地にある桟橋が拠点となり、それぞれでイベントを開催。既存の桟橋だけでなく、普段は立ち入ることができない場所に仮設の桟橋が設置されるのも注目ポイントだ。

今回初めて桟橋が設置されるのが、南区三吉橋の仮設桟橋。
 


三吉橋からすぐの場所には「三吉演芸場」がある

 
仮設桟橋の目の前にある日本一短い商店街として知られる三吉橋商店街では、三吉演芸場にゆかりある故桂歌丸氏の歌丸一門による三番弟子「桂歌若」氏らによる路上落語が行われる。
 


歴史ある商店街だが、シャッターも目立つ三吉橋

 
これまでの運河パレードでは南区に桟橋がなく、メイン会場のある中区中心のイベントだった。新たな仮設桟橋ができることで、これまでは船団が通過するだけだった南区にもパレードの活気が広がることになる。

同じく仮設の桟橋を設置する石川町会場。こちらの桟橋には、なんと遠く千葉県富津市から名産品を運んだ船が到着。午前10時から富津名産品を扱うマルシェが行われる。

「50年ほど前までは、石川町と富津は船でつながっていました。そのため、このあたりには富津出身の人が住んでいたりするようですよ」と川井さん。運河が紡いできた歴史の一端を、イベントで体感することができる。
 


この辺りに仮設桟橋が登場予定!

 
さらに、石川町裏通りでは「裏フェス」が同時開催。元町のフードフェアにも引けを取らない規模で開催されるこのイベントも、運河パレードとともに楽しむことができる。
 


大勢の人が楽しむ裏フェスの様子(過去記事より)

 
日本丸メモリアルパークも、水上交通が発着する拠点の一つに。
こちらでは食の市などのイベントは行われないものの、濱橋会が地元企業や地域の小学校とともに進める「大岡川を徹底的にきれいにするプロジェクト」の成果発表などが行われている。運河を水上交通として利用していくためには、水質改善は避けては通れない課題だ。
 


川がきれいになれば、より運河の活用も広がるはず!

 
三吉橋会場とともに、南区から参戦するのが蒔田公園会場。ここは船着き場となる桟橋はないものの、食の市や音楽ライブを実施する会場となっている。もちろん、公園に隣接する運河では船団が通過する予定なので、地域のグルメを楽しみながら、橋からパレードを楽しむことができそうだ。
 


大きな広場を持つ蒔田公園
 


吉田新田が埋め立てられる前は、蒔田公園付近が大岡川の「河口」だった

 


運河パレードを楽しむには

当日は蒔田公園を除く会場間を、誰でも乗船可能な「水上交通」として4隻の船が運行。
乗客は無料で会場となっている各桟橋に向かうことができる。いつもは桟橋がない場所にも仮設の桟橋を用意するので、普段の横浜とは違う光景を見るチャンスかも。
 


新しい発見がある交通手段になりそうだ

 
各会場でイベントが同時進行する関係上、会場間の移動は大きなポイント。水上交通を利用するのはもちろんのこと、本番当日は会場付近に「ベイバイク」の臨時ポートが用意される予定なので、陸上の移動手段として重宝できそうだ。
 


自転車で川沿いをすいすい走るという選択肢も

 
各拠点ではさまざまな催しを計画しているが、それらの運河を巡る船団パレードも、メインイベントとして見逃せない。各拠点を通過する目安時間は公式ホームページやパンフレットなどに記載されているので、お祭りを楽しみながら手を振ろう。
 


今年はどんなパレードに?(写真は2015年の様子)

 
過去のパレードでは、サンバダンサーが乗り込んだ船団のイメージが強いパレードだが、今年は船に乗らず、陸上でイベントを盛り上げるという。

「今年のパレードは『吉田新田豊穣祭』をテーマに、各地域の法被を着た参加者が賑わいを競い合います」と川井さん。
運河がつらぬく各地域は、もともとそれぞれの「村」であり、ライバル同士だった歴史も。パレードではそんな歴史を踏まえ、地元小学校の児童たちによるお囃子隊なども登場し、運河と周辺の風習も踏まえた催しになるようだ。
 


電源が使用できない船上での演奏には、お囃子がぴったり!(写真はフリー画像)

 


防災の観点で、水上交通実用化へ

また、防災の面では救助艇「ゆめはま」などを導入して3部隊合同の「水難救助デモンストレーション」を日ノ出桟橋で実施。運河に落ちておぼれている人を助けるという想定で、水上交通のリスクにも対応できる体制を整えるのが目的だ。
 


横浜市消防局の救助艇も動員!(消防局HPより)

 
水上交通は災害時に道路が寸断され鉄道が運休になったとしても、ヒトやモノを運ぶことができる可能性を秘めている。水難救助訓練は今後の水上交通復活に向けた安全対策という意味も持っている。

また、黄金町近くの大岡川桜桟橋では、防災訓練でコラボレーション。金沢区の南部市場から水上交通を使って防災グッズを輸送し、炊き出し訓練や放水訓練も実施する。
 


2014(平成26)年の訓練で行われた
炊き出しの様子

 


観光だけでなく、地域に身近な存在に

かつては吉田新田という埋め立てられた土地を巡り、ヒトやモノを運んでいた横浜の運河。
だが、今ではゴミが浮き、水底にはヘドロがたまるなど、良い環境にあるとはいえない。
運河パレードを通して地域を見つめなおすことは、こうした水辺環境のあり方を考えなおす機会にもなりそうだ。
 


水質の悪化は、水辺から目を背ける人を増やすことにもつながってしまう

 
水上交通は2020年の東京五輪を控え、交通機関として、また観光客誘致のために国や行政からも注目されている分野。
だが、運河パレードを開催する濱橋会からは、単なる観光目的ではなく、運河に寄り添って暮らしてきた地域の人々にとって、役立つものにしていこうという想いが感じられる。地域から発信する取り組みだからこそ、これからも水辺で生活していく上で水上交通をどのように活用していくのかという、真摯な思いが込められているのだ。

「運河が通るそれぞれの地域は、かつては別々の村で、仲が悪かったり外のものを認めないという時代もありました。横浜らしい文化を守りながら、いかに横と横がつながっていくかが、これから大事になっていくのだと思います」と川井さん。
 


川を通して、新たな地域連携が始まる

 
若い世代が一歩を踏み出す運河パレードは、2018年11月10日に開催予定。

川を通して横浜の地域が結ばれることで、どのような新しい価値が生まれるのか。はまれぽ編集部でも当日の様子をレポートする予定なので、お楽しみに!


ー終わりー


運河パレード公式HP
https://hamabridge.jimdo.com/
※船団パレードや各イベントの開催時間は公式HPをご参照ください
 

この記事どうだった?

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  • 先日キニナルに投稿した大岡川のアカエイもイベントと一緒に調査してください。

  • 大岡川はまだしも、中村川の方は高速が上にあるわ、両側は切り立った垂直コンクリ壁だわ、で、昔のそうではなかった世代がいなくなったら、そこに川と言うか、運河がある事すら忘れる人が増えるんじゃない?

    こう言う催しに参加すれば、少しは意見が変わるかも、だけど、此の時期は忙しくて、結局は行けないんだよね。

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