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8月24日未明の大爆発! 相模原市の米軍施設で火災発生、現場の様子は!?

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相模原市の米軍施設「相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)」で火災! いったい何が起きた?(はまれぽ編集部のキニナル)

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8月24日未明、在日米軍施設「相模総合補給廠」で火災が発生。相模原市消防局などによると、金属製のボンベが爆発したとみられる。けが人はいない

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ライター:はまれぽ編集部

未明の爆発



2015(平成27)年8月24日未明、相模原市の在日米軍施設「相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)」で大きな爆発が発生。敷地内の建物1棟が全焼した。相模原市消防局などによると、けが人はなかった。
 


激しく燃える現場(24日午前1時過ぎ。近隣住民提供)
 

「相模総合補給廠」はJR横浜線相模原駅から矢部駅の北側にある在日米軍施設で、旧日本軍の兵器生産工場として使われていた。
 


立ち入りは制限されている
 

相模総合補給廠の広さは約214ha(214万平方メートル、横浜スタジアム約82個分)で、戦後は米陸軍が接収。2008(平成20)年に日米合同委員会で約17haを相模原市に返還することで合意した。

2014(平成26)年9月30日に返還が実現し、相模原市は都市公園として整備し、2018年度からスポーツ・レクリエーション施設として活用することを目指している。
 


整備する施設のイメージ(提供:相模原市)
 

相模原駅、矢部駅との位置関係と整備イメージ
 

30年以上、相模総合補給廠の目の前に住んでいる80代男性と70代女性の夫婦は「一度“ドン”という大きい音がして、その後で何度も何度も“パン、パン”と鳴った。今までに経験がないような音と振動だった」と振り返った。
 


爆発の恐怖を語る男性
 

過去に補給廠で働いていた経験がある60代女性は「火が上がっていたところは重火器の修理庫がある方向。基本的に火の気がないはずなのに、なぜ」と不安げな表情だった。

別の40代男性によると「衝撃で窓が揺れていた。火薬のような臭いもしたし、家のベランダに火の粉が飛んできた。不安で寝られなかった」と目をこすりながら話してくれた。
 


線路をはさんですぐに民家が立ち並ぶ現場(24日午前8時過ぎ)
 

相模原市消防局指令課によると、同日午前0時44分、市と米軍の消防相互援助協約に基づき、基地から火災発生の連絡が同課にあり、市消防局から消防車13台、総勢51人が出動。

午前7時9分に鎮火したが、鉄筋コンクリート造波板(なみいた)トタンぶきの平屋約900平方メートルを全焼した。建物には酸素ボンベや消火器、エアコンの冷却器などがあったという。

基地問題を管轄する相模原市渉外部渉外課では「現状では米軍から具体的な説明はない。市も含め、国などに対しても早急に詳細な説明をするよう強く求めていく」と話していた。
 


市も事実関係を確認中
 

相模総合補給廠の近くに住む20代の女性は「最近、世界中で爆発事故が相次いでいるので、正直言って怖い。私がこういうのもなんだが、基地はあってほしくない」と話す。

一方で、50代男性は「長くここに住んでいるけど、こういうことは初めて。正直言って不安だが、だからといって、すぐに『基地があるからよくない』という感じにはなれない」と複雑な表情だった。



取材を終えて



けが人がいなかったのが不幸中の幸いだが、世界情勢だけでなく、国内政治も不安定な中で在日米軍に対する感情は必ずしも好ましいものばかりでない。

これまでの関係を壊し、悪化させないためにも早急な事実関係の解明と説明がなされることを期待したい。


―終わり―
 

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